〔諸国漫遊@見聞ログ〕 写真する山旅人

写真付きで日記や趣味を書く自遊人ブログ

20150526 ふるさと歩道から ▲猿倉山〔345m〕~ ▲御前山〔559m〕~ ▲小佐波御前山〔754m 富山県〕を歩く

2015-05-26 | 〔2015北陸~中部エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
今日は▲金剛堂山を考えたが、東俣峠への林道が未開通とのことで、岐阜県への繋ぎとして、R41号線の近くにある里山三座が並ぶ▲猿倉山~▲御前山~▲小佐波御前山に決めた。

ここは、御前山林道やふるさと歩道として整備が行き届いているようです。

歩き出して直ぐに着く▲猿倉山には強風を利用して風力発電を行っている「風の城」たる展望台があり、

田植えの終わった富山平野が箱庭の様に一望できます。




〈▲猿倉山の展望台からの富山平野のパノラマ〉






〈水田の模様が見事です〉





今日は小さな花々には、日差しが少し強すぎるようです。











このあたりで、飲料水を忘れてきたことに気付きました(*_*)。
ハードな登山ではないので、少しのジュース類で飲みつないでいくしかありません(;_;)/~~~なあ。

続く▲御前山にも、ほどなくたどり着きました。


〈▲御前山の山頂休憩所は、アートの館?となっていました〉








最後の▲小佐波御前山へは、少し登りが続きます。

途中で、獅子の鼻という岩峰の展望台が二~三ヶ所あり、寄ってみました。


〈岩峰からは、これから向かう岐阜県側の山々や神通川が見えます〉


岩峰の近くには、花が少しありました。


こんな岩場が三ヵ所ほどあります。



神通川越しに岐阜県側の山々が望めます。

そうしているうちに▲小佐波御前山に到着しました。

昼食後、奥に進むと広場があり、その奥にはきれいな避難小屋がありました。

そこに立山連峰パノラマ展望台との案内書とクマ注意のチラシがあり、行ってみました。


〈肉眼でなんとか見えても、カメラでは無理であります〉




残念ながら今日は日射しが強すぎるようで、はっきりとは見えませんでした。

下山は、道を変え涼しい山中を辿ってみました。

こちらの道付近の樹林が、なかなかいい雰囲気でありました。







〈これは正しくクマちゃんの爪痕であります(・・;)〉












そして、今日もこちらでカモシカを見かけました。

〈愛想良く振り向いてくれました、パチリ!〉





道ははっきりとしていますがGPSでは道の表示がなくなり、無事駐車場までたどり着けるのか、少しヒヤヒヤしながらも何とか戻って来れました。






〈ヒメシャガの群落地もありました〉






〈これは菖蒲でしょうか?〉





最後は▲猿倉山をトラバースしながらも、土地改良区の用水路管理道を辿って、何とか駐車場が見える所に出てこれました。

今日は一日快晴で暑く、手前で買った自販機のコーラを一気に飲み干してしまいました。

明日からは、岐阜県に進む予定であります。













20150525 ブナの急登から眺望絶佳の残雪パノラマの山頂に飛び出す▲大辻山〔1361m 富山県〕を再訪

2015-05-25 | 〔2015北陸~中部エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
今日は、▲大辻山の前衛に立つ▲七姫山を予定していたが、ネット情報を見ても登山道が分かりにくく、沢の渡渉もあるようなので、不安にかられ昨年同時期に登ってはいるが、ガスって自慢の展望が全くなかった▲大辻山を再訪することにした。

登山口までの途中の展望台で立山方面を見て、今日の期待が高まった。

〈全く日本でないような感じである〉









そうして、昨年と同じ場所に停めて登った。ここは花が少なく、ブナ林の急登が二時間続く男道の感じがする。








〈なんかラクダが踊っているようです〉













しかも、登っている間はほとんど展望がなく、汗だくになって山頂に登り詰め顔をあげると、ハッと息を飲むような眺望絶佳の大パノラマ絵巻が表れるのである。

一気に感動が高まるこんな見せ方の登山道も面白いものです。

〈▲大辻山の山頂です〉





〈山頂で広がるパノラマ風景〉





〈真ん中のでっかい残雪の山が▲大日岳〉






〈▲大日岳と右に立山連峰の山々〉






〈▲大日岳が左側に▲剣岳、右側に▲立山を引き連れています〉






〈空が高い!〉






〈左側には、残雪の毛勝三山〉






〈右側には、でっかい▲鍬崎山があります〉






〈吹く風が何とも心地よい!〉






〈立山連峰の面々、右側下へ流れるは雪融けを押し出す称名滝〉






〈いつまで見てても飽きません!〉






特に新雪や残雪の時期が素晴らしいのは言うまでもないでしょう。

まるでヒマラヤのような異国の雰囲気すら漂っていると思った。

今日は、男女の単独者三名と一家五人組に出会った。

手軽に登れる立山連峰の展望台としては、ここが一番のような気がするのである。

今度は、登り口を変えるか、新雪紅葉の時期にぜひとも再訪してみたい。

今日のパノラマを記憶に留めながら、ゆっくり下山しました。


〈新緑も目に染みます〉























20150524 カモシカもやって来る手軽で展望抜群の静かな里山 ▲塔倉山〔西峰726m 富山県〕を歩く

2015-05-24 | 〔2015北陸~中部エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
今日も天気良く、日曜日なので予定外ではあるが、展望が良く、静かで手軽に登れる里山の▲塔倉山に決めた。

山麓を走っていると、道の上の方にカモシカがこちらをじっと見ているのに気がついた。

〈ちゃんとカメラ目線でバッチリです〉




一時間足らずで到着した里山▲塔倉山の山頂からの眺望は素晴らしく、残雪の名峰が並んで見えるのである。











〈既成の山頂標識は無いようです〉





〈展望案内の看板もあります〉






特に▲大日岳と▲鍬崎山が大きい。その▲大日岳を挟んで左側に劔岳や毛勝三山と右側に立山連峰、▲鍬崎山の右側には▲黒部五郎岳、そして目の前に黒々とした去年登った▲大辻山とパノラミックである。

〈左側から剣岳と残雪の大日岳、右にもう残雪のない大辻山〉






〈左側の剣岳は岩峰なので、雪が着きません〉






〈鍬崎山がでっかく見えます〉





綺麗に描かれた展望図の看板も立ててくれている。


しかしこれだけマイナーな山なので、今日こそは誰も来ないだろうと思っていたら、一時間ほどしてから次々と三組十人の登山者がやって来た。

日曜日ということもあり、手軽さが女子や子供連れに人気なのかも知れない。

ここは双耳峰であり、東峰(730m)の方が高いが、展望も広さも三角点のある西峰(726m)の方が優っている。

今日も最初に登って、下りるのは最後となりました。何せ山頂に四時間半いたことになります。

下山間際になんと朝方に見かけたカモシカが?、山頂にまでやって来たのには驚きました。

バリバリと音がしたのに人が来るでもなく、またクマかとヒヤヒヤしたが、まさか朝のカモシカ(確証はありませんが?)とは、慌ててカメラで撮影しました。

〈またもや見つめあってパチリ!〉





下山後、地元の山菜採りにやって来ていた親子らしき二人連れが通りかかり、しばらく世間話をしました。

カモシカは、ある程度距離を保っていれば、慌てて逃げることはないらしい。

このあたり、やはりクマもいるらしいが、慣れているようで恐れる様子は全くない。

その他、いろんな情報をしゃべってくれました。


なお、明日も立山方面を展望するこのあたりの山を予定しているので、今夜はここの近くの広場で車中泊としました。

〈夕日に染まる散居村の様子〉









久々に車中で自炊し、溜まっていたブログの整理をしました。

20150523 急登のブナ林から好展望の ▲高落陽山〔1122m 富山県〕に登り、春の花園「縄ヶ池」を周回する

2015-05-23 | 〔2015北陸~中部エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
今日から富山県に入ることにしたが、土曜日なのでややマイナーな▲高落陽山に決めた。

明日は、▲金剛堂山でトレラン大会、黒部でもマラソン大会と行事が予定されているようである。

と言うことは、もう▲金剛堂山は登れると言うことである。

林道沿いの登山口駐車場に着くと年配の方(68才)が準備中であり、確認のため声をかけたら、地元の方でいろいろ詳しく話してもらった。

この山は、ブナ林の急登が山頂まで続いた。かなり立派なブナが多く撮影に忙しかった。





〈スミレはあちこちで咲いています〉





〈ツバキも目立ちます〉







〈ヒメシャガでしょうか〉









〈ショウジョウバカマも咲いています〉





山頂では、駐車場で話した年配の方がいた。ガイドさんのように、いろいろ詳しく話してもらった。


〈白山連峰の残雪が目立ちます〉





〈正面の▲金剛堂山の残雪はもう少ないようです〉





下の「縄ヶ池」では、まだ水芭蕉が咲いているとのことで、その方と同じ様に周回することにした。

土曜日ということで、山頂には次々と登山者がやって来た。

ここから南では、展望の良い岐阜県の▲天蓋山を勧められました。

立山方面は左側の木々に隠れるが、右手に白山が大きく、今回予定している▲金剛堂山が正面に見えるのである。

なお、ここの標高は1122mということで、「いい夫婦」連れの登山者が多いらしい。

ここは稜線にもブナが多く、ギラギラ太陽は遮られ、緑風は爽やかで涼しく、目にも優しい。



〈奇形ブナもたくさんあります〉









〈ブナ原生林のパノラマです〉








縄ヶ池への下山口で▲高清水山から降りてくる年配の方とバッタリ出会い、一緒に縄ヶ池へ下山し、水芭蕉を観賞した。

〈下山途中から縄ヶ池を見おろします〉






花は水芭蕉だけでなく、色んな花々が咲きだして、春の花園になっていた。











〈ここの真打ち登場です〉







〈左側にここの管理人さん、右側に今日のガイドをしてもらった年配のオジサン、ありがとうネ!〉





最後まで花がいっぱいでした。








こちらはクルマで近くまで来れるので、カメラの持った観光客が多く来ていた。

ここの駐車場からは、富山の散居村がちょうど正面に見える。




その後は、車道を歩いて最初の駐車場まで帰った。

やはり舗装路を一時間歩くと、足に芯が入り足裏が痛くなる。

それでも歩いていると、乗りますか?と声を掛けられるなど、みんな優しい。

その後は井波町の道の駅で温泉(¥550)に入り、そのまま車中泊としました。

20150522 「花とブナと展望」を静かに楽しむ▲鈴ヶ岳〔1175m 石川県〕~ ▲加賀大日山〔1368m 〕を往復縦走

2015-05-22 | 〔2015北陸~中部エリア〕(春)山歩記@見聞ログ
今日の予定は、▲大嵐山〔石川県〕であったが、昨日地元の役場に聞くと林道工事のために通行止めとのこと、再び鯖江の方の話によりカタクリが見頃の▲鈴ヶ岳〔石川県〕に急遽変更することにした。

歩き出すとまもなく、咲き出しのサンカヨウの群落を始め、いろんな花々が咲き出していた。













花園の近くでは、小屋や水場もあり整備充分のようです。

この後、ブナ林の急登が続きますが、今度はブナの写真撮影のため、たびたび立ち止まって休憩となります。











〈ブナ林をかき分けて登山道を進んで行きます〉




こうしているうちにたどり着いた▲鈴ヶ岳山頂からは、残雪の白山連峰の全景が絵葉書のようであります。
やや春霞なのが残念ですが、今の時期では致し方ありません。





昨年は同じ時期に、もう一段近い前衛峰の▲鳴谷山から真正面に残雪の白山連峰を眺めました。

しばらくして年配の方が一人でやって来たが、余り話すことなく帰っていったようです。

昼食後、せっかくなので隣にでっかくそびえる▲加賀大日山に往復縦走して帰ることにしました。

▲鈴ヶ岳山頂からすぐ先に最高点があり、ここからの眺望が正に抜群であります。


行く手に大きくそびえる残雪模様の▲加賀大日山が立派である。

しばらく下ると、その名もカタクリ小屋があり、加賀大日山頂上近くまでカタクリロードとなって咲き乱れていた。














最後は苦しい登りの末、▲加賀大日山山頂に到着した。





ここの山頂も白山連峰が間近に迫り、右側手前には一昨年の秋の越前山行の際、道端の草むらからクマに唸られUターンして帰ったという因縁の場所がある▲越前甲山からこちらへの縦走路が見えるのである。

〈この縦走路でヒヤッとしたシーンが思い出されます〉




その奥には、昨日登った▲銀杏峰や福井県の最高峰である▲部子山、百名山の▲荒島岳や▲経ヶ岳にどっしりとした▲能郷白山など名山が目白押しに見えるのである。

その後、二人連れの男性高齢者がヘトヘトになってやって来て、楽しそうに山談義が始まった。

今日会ったのは結局三人だけで静かな山歩きだった。そうして今日も最後に下山することになりました。




まだまだ撮っています。










最後は途中の水場に助けられ、疲れて帰った。

近くの粟津温泉総湯(¥410)に入浴後、小松市の国道8号線沿いの新しい道の駅木場潟で車中泊としました。