深度計予備回路

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よごれた モモシキ

2010-11-28 09:15:38 | ガンダム
予告どうり、百式をこしらえてみました。

目標は「汚い金色」

どう考えても玩具になるカラーリングを工夫して、前回のリックデイアスの横に並べてみる・・
・・そんな感じの話。

結論から言えば、「まぁ、コレくらいならなんとか有りか」って具合です。
基本塗装から、ウエザリングまで、あたしにしては、大分思案したほうでしょうか。


キットの方ですが、「メッキ代払ってメッキ剥がす手間かける」なんて、正直アリエナイので、
「黄色い成型色」で、リリースされてる良心作、「百式 バリュート装備」を、買い物ついでに入手。

内容は、必ずしも最新でないのですが、出来上がりは、非常にカッコウイイ。
バンダイのキットに関して、このあたりの心配は一切してません。

それなりに、パーティングラインの処理が発生する「いまとなっては古い構造」なんですが、
メッキしたパーツ群を、限りなく綺麗に組み立てる工夫が成されてるわけで、
アンダーゲートしかり、丁寧な分割しかり、同時期のキットよりは頭一つ出てる内容かと思います。

当初の予定では、「普通に」表面処理しながら組み上げ、丁寧にサフやって、メタリックしようかとおもってました。

でも、この黄色いパーツ、メッキ前提なのか、なんかコートしてるのか、表面が凄く綺麗なんですよ。
これにサンダーあてるのは、非常に勿体無いので、ランナーのまま、いけるとこまで塗装してみる事にしました。

問題の金色は、当初、「最新の金色ラッカー」で、茶金に近い色合いを出そうかとおもっとりまして・・・
いろいろ吹き比べて、粒子が細かいメタルカラーを採用。

一旦、ランナー状態のパーツ全体に、金色を、吹き付けてみました。

ただし、この塗料は、食いつきも悪く、べたつき、すぐに擦り切れて地が出てしまいます。

そもそも、百式の金色、別に富山で箔押ししてるわけじゃなくて、ビーム兵器にちょっぴり抵抗する
「コーティング」らしく、いうなれば「最終的に金色調に見える」だけっぽい。

このあたり、「本金で特殊コートされた」ナイトオブゴールドと、かなり考え方が違いそう。

要は、「メタリックイエロー」とか、「メタリックオレンジ」といったかんじに、
反射層に保護コートした、擬似金色のほうが、いっそリアルかもしれない・・・・・・

「メッキは有りなん??」っていう、話もありますが、実際、謎テクなので、
ひょっとすると、「メッキがいちばんイメージどうり」なのかもしれませんが、個人的に「模型としてX」だと思います。

えーと、実作業にもどります。

本金のイメージだったら、「クリアー」で、コートすればいいんですが、これだと、吹きムラで、芸ができないんで、
「あーーもう、メタリックイエローに、すっか!アニメでもクリームイエローだしさぁ」

といったわけで、ゴールドの下地に、クリアーイエローをかぶしていきます。

下地が、シルバーじゃなくて、ゴールドなので、少々赤っぽくなるんですが、こっちのほうが、多少重そうにみえるので良し。

先述の通り、ランナー状態で吹けるとこまで吹いたら、フレーム側を組み上げ、
金以外の部分を、「いつもどうりに」塗り上げます。

「ボディはメタリックじゃないの?」とか、おもいますが、それやると、「もう薄っぺらくて見れない」状態になるってか、
「このコントラストが面白い」ので、金色以外は、意識して、フラットにします。
<本当は、コックピットと、エンジンがある本体をコートすべきだよな・・・・・・

そんころには、クリヤーも乾いてるんで、ぼちぼちと切り出します。

背中に背負ってる、どっから火が出るのかわからないブースターは、張り合わせ作業が発生するし、
一体成型だけど、金型の継ぎ目が目立つ手首パーツとかも、サボるとあとで、目につきそうなんで、
めんどくさがらず、研ぎなおしますよ<どーせ吹き残しを仕上げなおすのでね

以上が済んだら、楽しい全体の組み立て。

フラットと、グロスのコンビネーションが、目に新しい。

この状態で、「出来上がり」っていうのは、たやすいんですが、「綺麗な百式」は他所にまかすことにして、
「汚くしましょうそうしましょう」

まず、ハゲチョロ・・

ダークアイアンで、一旦全体に入れたんですが、グロスのパーツに、メタルカラーは、しっかり定着しないようで、
「剥げが剥げる」といった、不思議な状態になってきた・・・

しかたないので、「しっかり艶を消した黒」で、入れなおします・・・・・

この状態で、「箔押しおした具足が、ちりちり剥げてる」みたいな、なんとも言えない、戦国の香りが良い感じ。

さらに、パステルで、洗い、エナメルで溶いてドライブラシするんだけど、やぱし、グロスにはノリがわるいよ・・・
<フラットカラーの部分はどんどん渋くなる・・・・

ほんじゃぁ、「剥げる>露出した下地コートが垂れる>金色を汚す」ことにして、ブラウンで、激しく煤吹き。
さらに、ドライブラシすると、その部分に上手に定着するので、良い感じに、汚れてきました。

よし!これでいいぞ!!!!!

実際、都合二回大気圏突入して、雪山いったり、水に漬かったりと、
百式は、めちゃくちゃに酷使されてるわけで、番組終盤では、「かなり汚かった」んじゃないかなとw
<当然貴重な水で洗浄とかしないだろうし・・・・・

とにかく、一件落着にする・・・・・そんなかんじの話・・・・
<こにだの迷彩に引き続き、金色とかも、数十年ぶりかも・・・・




   
・・・・・え?バリュートユニット???  作りますよ、勿体無いし!