これからも路の途中

市民ランナーの日々の出来事

野辺山完走記2018⑥(ゴールまで)

2018年05月24日 04時56分34秒 | 日記
最後にドラマが待っていた。
と、筆の勢いに任せて書いてしまって、期待させてしまいましたが
大したドラマではありません。(申し訳ないです)

でも、書きます。


96.7キロの最終エイド特性のスイーツを食べ
「もう歩いても完走」
を確信しながら、給水して
最後のストレッチを軽くする余裕もあり
では、
と1歩踏み出すと
「ずきん!」
と、きました。
左ひざ もうほとんど持病
でも、約束が違うだろ。
お前は歩いている時に痛むはず。

もう何年になるだろう。
(おおげさか。1・2年)

ランニング後に「歩く」とひざが痛くて
左足をよく引きずって歩いていた。

同じ痛みが「走り出し」で来た。

しかたがない 歩くか。
歩いても十分完走だ。
残りをキロ12分で歩いても10分前にはゴールにつける。

4年ぶりの完走だ。それで満足しようじゃないか。

そう言い聞かせて、歩き始める。

すると、歩いている人に抜かされていく。
足の痛みに耐えるように、ゆっくりと走っていく人に抜かされていく。

「うーん。これが私の野辺山だろうか?」
と、歩いている自分は考え始める。

あの外国人の方との会話を思い出す。
「ハウ フィール ディス コース? (どうですか?野辺山のコースは?)」
「ベリィ タフ バット ビューティフ」

そうだな。この美しい景色を感じられるのもあと数分だ。

60キロ前後だったかな?
途中でスケッチブックメッセージを出してくれていた女性を思い出す。
お顔は思い出せないけど、
メッセージは印象的に思い出す。

「要は メンタル」

そうだ、要はメンタルだ。

走ろう!

走ろうと思い、踏み出すと
「おや?」

痛くなくなってる。
走れる 走れる

ゆっくり ゆっくりと走り始めた。

ゆっくりゆっくり進んでいる皆様と一緒に
ゆっくり ゆっくりと

すると、びゅん
と言う感じで黄色いTシャツのお兄さんが走り抜けた。
何やら闘争心がかきたてられる。
「よし ついていこう」
「よし 追いつこう」
「よし 追い抜こう」

と、ペースを上げていく。
あれ?走れるじゃん!

「要はメンタル」
なんだな。

黄色いTシャツのお兄さんを交わし
それでも前を追う。

歩いている人はごぼう抜き。
98キロを過ぎても走っている人がターゲット。

すると、黄色いTシャツのお兄さん
さらに抜き返してくる。

あと1キロ

ロングスパートでかわす。

前にピンクの女性 緑の男性。
この2人をターゲットにしてラストスパート。
自分の足がどういう状態なのか?
考えずにラストスパート。

ピンクの女性を抜かす。
緑の男性も上げる
追いつかない。
追いつかない。
最終カーブを曲がる。

えっ!

ゴールが近い。
あっそうか。
途中、50キロのエイドの辺りで遠回りさせられたことを思い出す。
その分、ここでゴールが手前になっているのか。
おれにあと200mくれれば・・・。

ゴールの直前は、ハイタッチの嵐。
ハイタッチしながら、もう抜かせない。

「ゴーーール」

緑のお兄さんには届かなかったけど、
最後、上げてゴールして満足感の残るレースとなった。

次回 最終回。
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
完走 (うめさん)
2018-05-24 06:53:28
完走おめでとうございます。🎉
さすが、ひでちゃんです。
今度、完走メダルをアップしてください
返信する
うめさんへ (ひでちゃん)
2018-05-24 17:28:22
かしこまりました。
近日アップします。
返信する

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