「エイジレス・ライフデザイン」の心得ノート その96
リタ・エメット女史が提唱するタイムマネジメント術である「エメットの法則」!
一見当たり前の事ですが、どうも法則があるようです。
『仕事を先延ばしにすることは、片付けることの倍の時間とエネルギーを要する。』
『先延ばしにする原因の1つは、完璧さに対するこだわりである。』
要は、どのような面倒くさい仕事でも、後回しにしてしまうと、結果、倍以上の時間がかかるもの。やるのは「今でしょ!」の教訓ですね。
そして、先延ばしにしてしまう原因は、「今は忙しいから、後でじっくりと完璧にやろう」と思ってしまう人間心理です。
仕事に限らず「タイムマネジメント」は暮らしの中で、とても大切な事です。
1日24時間の中で、睡眠時間を7時間(個々人の生活リズムによりますが) とすると、起きて活動する時間は、17時間しかありません。
食事に1時間、通勤・通学に1日2時間(リモートの場合はこの時間が少なくなりますが)費やすと、仕事や勉強や社会活動に割り当てられる時間は、正味14時間が、何らかの付加価値創造や社会貢献等に費やせる時間です。
日本社会での一般的な労働時間(企業や団体等の組織日本束縛される時間)は8時間と考えると、仕事以外の自分時間は、6時間となります。
仕事を早く終わらせて自分時間を確保するには「エメットの法則」は有用です。
どのような仕事でも先延ばしせずに片付けてゆく意識が、日常仕事の生産性を上げると共に、自分時間を確保する事を可能にします。
私は、仕事には「考える段階」「作業・取組の段階」「結果を示す段階」そして「振り返りの段階」があると考えています。タイムマネジメントの意識はどの過程でも重要ですが、「エメットの法則」が最も機能する段階は、「作業・取組の段階」と「結果を出す段階」だと思います。
そして、これらの段階をより短時間で対処出来れば、「考える時間」や「振り返りの時間」により多くの時間を割り当てる事が可能になり、価値創造活動に繋がる時間を創り出す事が出来ます。
リモートワークが一般的になると、通勤時間が節約できる反面、時間割のメリハリがなくなってくるので、工夫が必要です。
ニューノーマルに合わせた意識で「タイムマネジメント」をしてゆく事も、これからのニューライフスタイルとなりますね。