ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

まだまだ元気!

2020-09-10 07:53:00 | 日記



65歳の『意味』を感じた日!

2020-09-10 07:51:00 | 日記


市役所から『介護保険被保険者証』が届きました。

要介護の申請やホーム利用時に保険負担をしてくれる制度です。
昭和一桁生まれの80-90歳台の高齢者層には不可欠な保険証です。

でも、私のように65歳を迎え高齢者とみなされ、被保険者となり保険料を支払うことになる現実。

まだまだ活動出来る!元気!
と思うものの、社会から見られる65歳の意味は、介護や支援といったセイフティネット制度に該当する年齢となったということなのですが、少し違和感を覚えました。

今日は「高齢者」や「老齢」について考えてみたいと思います。

以下、日本老年学会ワーキンググループの提言を紹介します。
2017-1-5

-Quote-

わが国を含む多くの国で、高齢者は暦年齢 65 歳以上と定義されています。
し かし、この定義には医学的・生物学的に明確な根拠はありません。

わが国にお いては、近年、個人差はあるものの、この高齢者の定義が現状に合わない状況 が生じています。高齢者、特に前期高齢者の人々は、まだまだ若く活動的な人 が多く、高齢者扱いをすることに対する躊躇、されることに対する違和感は多 くの人が感じるところです。

このようなことから、日本老年学会、日本老年医学会では、2013 年に高齢者 の定義を再検討する合同ワーキンググループを立ち上げ、高齢者の定義につい ていろいろな角度から議論を重ねてまいりました。近年の高齢者の心身の健康 に関する種々のデータを検討した結果、現在の高齢者においては 10~20 年前と 比較して加齢に伴う身体的機能変化の出現が 5~10 年遅延しており、「若返り」 現象がみられています。

従来、高齢者とされてきた 65 歳以上の人でも、特に 65 ~74 歳の前期高齢者においては、心身の健康が保たれており、活発な社会活動 が可能な人が大多数を占めています。また、各種の意識調査の結果によります と、社会一般においても 65 歳以上を高齢者とすることに否定的な意見が強くな っており、内閣府の調査でも、70 歳以上あるいは 75 歳以上を高齢者と考える意 見が多い結果となっています。

これらを踏まえ、本ワーキンググループとしては、65 歳以上の人を以下のよ うに区分することを提言したいと思います。

65~74 歳 准高齢者 准高齢期 
75~89 歳 高齢者 高齢期 
90 歳~ 超高齢者 超高齢期
(pre-old)
(old)
(oldest-old, super-old)

この定義は主として先進国の高齢化事情を念頭においていますが、平均寿命 の延伸と「若返り」現象が世界的にひろがるようになれば、全世界的に通用す る概念であると考えています。

一方、従来の超高齢者(oldest-old, super-old)に ついては、世界的な平均寿命の延伸にともない、平均寿命を超えた 90 歳以上と するのが妥当と考えます。

高齢者の定義と区分を再検討することの意義は、(1) 従来の定義による高齢者 を、社会の支え手でありモチベーションを持った存在と捉えなおすこと、(2) 迫りつつある超高齢社会を明るく活力あるものにすることです。ただ、高齢者の 身体能力の改善傾向が今後も続くかどうかは保証されておらず、あらためて、 次世代への健康づくりの啓発が必要と考えています。

われわれの提言が、明るく生産的な健康長寿社会を構築するという、国民の 願いの実現に貢献できることを期待しております。
なお、本提言に関する詳細な報告書を後日発表する予定です。

-Unquote-

さて、人間誰もが生きている限り毎年1歳ずつ暦歳をとり、いつかは65歳となります。
私の場合は、今その時を迎えました。
そして思った事は
『介護保険証』をもらうのはまだ先で良いのでは!との実感です。
『制度』を変える事は膨大なエネルギーが必要となりますが、蓋をするのではなく、「人間の実態」に合わせた制度運用を考えてゆく事も重要ではないでしょうか。

学会提言の『准高齢者』期間のこれから10年を、ゆっくりマイペースでポタリングしてゆきたいと思います。