朝夕はめっきり秋らしくなってきました。
紅葉の便りが届き始める季節の移ろいに、時の短さを感じます。
今日は、プロフェッショナル・ナレッジアクティビスト を目指す「セルフ・プロモーション」術を紹介します。
私達は、企業や行政組織など「組織社会」で仕事をしている限り、社会や職場の人達から様々な影響を受けています。
日本の社会では、「人間関係」という人付き合いも大切な仕事の一要素です。
家族や親しい友達ではない人との「間柄」距離感と処世術を上手く演出しながら、自己力を高めプロフェッショナルとなるか!
が今日のテーマです。
様々な人たちの思惑や想いが渦巻いている「職場」では、常に他者への気遣いや自己抑制を強いられています。
特に、日本の伝統ともいえる「おもてなし」文化を支える職場では「感情労働」なる自分の気持ちを抑圧させたワークスタイルが当たり前となっています。
モンスター上司のハラスメントに耐え、「お客様は神様」の仕事環境下では、ストレスも溜まり精神的にネガティブな影響を受けることも多々あると思います。
まぁ、社会生活をすれば、どの職場でも程度の差こそあれ、多かれ少なかれ誰もが経験していると思います。
こうした後ろ向きの時間は面白いものではありませんよね。
発想を変えてみましょう!
職場を自分自身の人間力向上とプロフェッショナルの技を身に付ける「鍛錬場」とポジティブに捉え、組織社会は「自己力」を高めてくれる「学びの場」との発想転換の努力をしてみる事です。
直ぐには難しいかもしれませんね。
でも、少しずつでもよいので意識を変えてみる努力を続けてみて下さい。
そうしていると、自分自身の成長を客観視かつ自律的にデザインしてゆく事が出来るようになります。
結果、自信もつき、豊かな気持ちと誇りを持って働けるプロフェッショナルに変貌する事も出来ると思います。
では、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか。あくまで一例ですが.....
貴方が働いている職場や、パートナー先で、プロと思う人や、人生を充実して豊かに生きていると思う有名人の行動や振舞い、考え方等を真似てみる事です!
貴方の身近にも「あの人はプロだ!」と思われる人や、「あの人の生き方は恰好いい」と思う人が居ると思います。
仕事が出来る人、そして生き方が恰好いい人達には共通点があります。それは、
生き方に信念と拘りのある人。
働く喜びを知っている人。
人へのおもいやりがある人。
何時も前向きに生きている人。
そして
失敗の経験がある人。
見栄っ張りの人。
最後の二つは少し説明が必要ですね。
機械的に完璧な人(など実際には居ませんが..)は人間味がなく魅力を感じられないものです。
失敗を経験し、見栄を張り、誇りを胸に秘めながら精一杯頑張る生き様は魅力的です。
失敗は辛いものですが、失敗から学ぶべき多くの事は、人を成長させ人間力を高めてくれます。
人は、誰しも様々な事情を抱えて生きていますが、どんなに大変な事情を抱えていても、平然と生きているように見せているものです。
「見栄を張る」という術も社会で生き残るためには重要です。
自分が真似て見たいと思う人も、今を見ると成功者であり、恰好いい生き方をしていますが、彼らもまた、色々な事情や歴史を背負って生きて来た人です。
仕事のスタイルを真似るという意味は、ライフスタイルや心のマネジメントスタイルを観察し真似る事です。
仕事術改善に繋がってきます。
日常のなかで、手本とする人の日々の言動や振舞いを観察しながら、心の中で、自分を被せシミュレーションしてみて下さい。
そして、自分が出来る範囲で真似を続けて見て下さい。
何かが変わってくると思います。
「セルフ・プロモーション」の第一歩です。
これもエイジレス・ライフデザインの心得です。