ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

「幸福」の在り方と多様性!

2017-10-16 18:42:28 | 日記


急に寒くなったてきました!


今日は「幸福」を軸とした「働き方改革」について、幾つかの情報と雑感を共有させていただきます。


毎年、「世界幸福度ランキング」が公表されています。

私達が一番馴染みのあるランキング調査は、国連の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」が公表している、国別の「世界幸福度ランキング」です。

「世界幸福度ランキング2017」は、マーケティングリサーチ会社のギャラップが2014~16年の3年間に、各国のおよそ約3000名を対象に行ったアンケート調査「Gallup World Poll」のうち、「ウェルビーイング(身体的・精神的・社会的に良好な状態)」に関する回答に基づいて、SDSNが主観的幸福度の統計分析を行ったものです。

国連の調査手法は、世界幸福度を「ウェルビーング」という「国民の主観」によって評価するものです。

GDPなどの客観的な経済的指標ではなく、「人間の心理的な主観的幸福度」こそが重要と判断です。
具体的には、アンケート調査の質問の中で、人生に「幸せ」を感じる度合いと「不幸せ」を感じる度合いを6指標によって分析しているのが特徴です。

6指標とは、以下の通り。

①1人当たり実質国内総生産(GDP)②社会的支援の有無(困った時、いつでも助けてくれる親族や友人がいるか?)③健康寿命(健康を最優先しているか?)」④人生選択の自由度(自分の生き方を自由に選択し、満足しているか?)⑤寛容さ(過去1カ月間に慈善事業に寄付した金額はいくらか?)⑥汚職(政府やビジネス界の汚職はないか?)

この方式での調査結果、
1位 ノルウエー
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 スイス
5位 フィンランド
6位 オランダ
...
51位 日本
と言う結果です。

(参考サイト)

http://wrs.search.yahoo.co.jp/FOR=RxWhKAxV3ii4cqNMbrCeTnXqCSdPJGaYGN8NSo21ad1ExNYpLMI.aQaQZ5sY7jqSyuCp2eS3GKd7cdN1Fb3xUeJ58YiD7HmAI9n1QtVVEnZNlNNQKJduhqfuq0w74uHVTVV9TXlELbg7DmfttipMVZR5qMvJ0n2c9RsfuhBD_W9ma5.fU.hQa3PxU5rin3pQFd2QiT9PaYvxa0jJsmmNHCXxpDJhi3KyIZdJ1ytOCFfsYYDCe9VkqJVYHpamSUJSevZsSNC34A--/_ylt=A2RAyg67899Z118Ahybjm_B7;_ylu=X3oDMTBtdHJ2NDZ0BHBvcwM2BHNlYwNzcgRzbGsDdGl0bGU-/SIG=12p7o05cp/EXP=1507949947/**http%3A//m.huffingtonpost.jp/2017/03/21/world-happiness_n_15505470.html

一方、毎年年末に「世界幸福度調査」(米国の世論調査会社ギャラップ・インターナショナルとWINによる共同調査)では興味ある結果となっています。
この調査は、純粋幸福度(「幸福を感じている人の比率」-「不幸を感じている人の比率」)の統計結果で、調査対象国は66カ国です。

順位は以下のとおり。

1位 フィジー
2位 フィリピン
2位 中国
4位 ベトナム
...
21位 ノルウェー
....
25位 日本

「幸福」の単位は様々です。

個人の幸福
家族の幸福
チームの幸福
組織の幸福
地域の幸福
民族の幸福
国の幸福
国家の幸福
人類の幸福

また「幸福」の形も様々です。

幸福働
幸福生活
幸福な暮らし
幸福な人生
幸福な社会
幸福な国
幸福な世界

そして「幸福」の感じ方も様々である事を統計結果は示しています。

今、
行動経済学
幸福経済学
の学問領域が注目されています。

私も今一度「幸福」について考えてゆきたいと思っています。
「幸福場つくり」は壮大な取組となりそうです^ ^

心の経済学でノーベル賞!

2017-10-15 18:04:17 | 日記
2017年のノーベル経済学賞は米シカゴ大学のリチャード・セイラー教授(72)でした。

授賞理由は「心理学」を「経済学」に反映させたこと!

つまり人の「心」を組み込んだ経済学を体系化した功績が評価されての受賞ということです。

人間は、そもそもが「怠惰」な生き物ですが、チョットしたきっかけや「気付き」を、さり気なく「刺激」してあげると、自立的に活動をし始めるものです。
セイラー教授が提唱する「ナッジ(nudge=小さな誘導)」(noodge:厄介者、小言を言う迷惑者の意. ではありません!) もそうしたものですよね。

行動経済学は、「場」つくり理論のベース知識として私も勉強しているのですが、セイラー教授の功績が世に広まってゆく事は大歓迎です。同氏の『実践 行動経済学』はお薦め本です!

同氏の理論は、米国や英国、日本でも政策や企業のマーケティングに応用され始めているようですが、「場」つくり科学にも応用が出来るものです。
「場」にnudgeを仕込んで組織風土や働き方を変えるのは総務プロの役目です。

人類の幸福作りに貢献する『場創り学』を体系化して『ノーベル幸福経済学賞』なる賞が創設される未来を、つらつらと通勤電車で夢想している朝です^ ^

これからの社会では「複雑系人間心理学」を企業経営だけでなく、政治、教育、公共サービス全ての領域で先取りしてゆくことが「幸福社会」実現の必須条件となると思います。

全ての経済活動の基盤は「人のこころ 」にあります。
今更ながら、人間の幸福を探求することが如何に大切かを考えさせられるノーベル賞でした。

おめでとうございます㊗️