ハッピーライフ デザイン

幸せな人生をデザインしてゆく「羅針盤」ブログです

『スマートエイジング』! 幸福人生デザインの実践手法

2019-11-25 18:08:19 | コラム

全ての人間は、生きている限り、毎年1歳ずつ歳をとります。
今20歳の若者も、40年後には60歳になりますし、今64歳の私自身も、あと10年後には74歳になります。

一年という時間単位を基準に、人間は「加齢」してゆきます。

「エイジング」とは「加齢」ということです。
つまり「エイジング」は生きてゆくことであり、『スマートエイジング』の意味は、スマート(=格好よく=生き生きと=幸せ)に人生時間を送ってゆく事を意味します。

社会では、60歳を超えると(今の時代は70歳くらいにシフトはしていますが)、組織勤めに区切りをつける「定年」となり、現役世代から卒業し「老齢期」に入るようなイメージがあります。

「老齢年金」「老人ホーム」...
「老」は人間の宿命ですが、「老齢者」という意識と「高齢者」と呼ばれる意識は異なるものと思います。「老」をマネジメントして「高齢者」として社会と繋がる機会を創り出すことが大切です。

「スマートエイジング」(徳間書店刊 2018/2)の著者である村田裕之東北大学特任教授は、『人生100年時代を生き抜く10の秘訣』との副題で、『老』のマネジメント手法と『ライフシフト』の実践手法について提言されています。

週末に、この本を読みながら気付いたことがあります。
私が取り組んでいる「一般社団法人日本ライフシフト協会」、HLD LabやOver60Clubの活動は、リンダグラットン教授の「ライフシフト」に著されている「マルチステージ人生の理念」を意識に置きつつ、「スマートエイジング」の実践が大切!との思いです。

健康であるべき!

ウェル・ビーングでありたい!

ワクワクして人生を送りたい!

との想いを実践してゆくプラクティカルな手法である「秘訣」を解いている内容は、とても刺激を受けました。


ローマ教皇の愛のオーラ

2019-11-24 12:43:22 | コラム
『フランシスコ ローマ教皇』が来日されました。

前回のローマ法王来日は、「ヨハネ・パウロ2世』が広島を訪れた1981年2月ですから、38年の年月が経ちました。

ローマ教皇フランシスコは、今回、広島と長崎を、そして東日本大震災被災地を訪れるとのことです。
世界平和と人類幸福を希求される姿に世界が注目しています。

私は、1979年から1983年までの間、広島で仕事をしていたので、当時 ヨハネパウロ2世が、広島幟町教会の世界平和記念聖堂に来られた時の事と、日本語でのスピーチが脳裏に焼き付いています。

私事ですが、その年、世界平和記念聖堂で結婚式を挙げた事もあり、38年の歳月に感慨を覚えます。

世界には13億人のカソリック教徒がいると言われています。
世界には、キリスト教を始め、イスラム教や仏教等「信仰」を生きる拠り所とされる人々が沢山います。信仰の自由は尊く、信心は人生を支えてくれる心の礎です。

宗派は色々あれど、共通する「信仰の原点」は「愛」です。 「愛」には様々な形がありますが、「人類愛」こそが人間社会にとって最も大切なものではないでしょうか。

世界を見渡すと、思惑や思想の違いから様々な揉め事や紛争が起きています。
隣国との関係や、香港で起きている事が報道される都度、人間社会の難しさを感じます。

人間の「集団意識」は複雑です。

人類同士の人間愛の濃度が薄められていきます。

ナショナリズムや利己的な意識を持つことは、「人間の性」であり、理想郷の実現は簡単ではありません。

フランシスコ教皇の世界行脚が人類の「人間愛」濃度を高めることを願いつつ、そして、唯一の被爆国である日本に、ローマ教皇が再訪される意味を感じている日曜日の朝です。

今日の午後には、広島で核廃絶の演説をされる予定とのこと。

【知遊人の読書コラム】

2019-11-23 09:58:59 | コラム





ニューヨーク大学スターン経営大学院のスコット・ギャロウェイ教授の新刊です。

『HAPPINESS』!

「人間」の生き方をカジュアルに伝えています。

読了して感じたこと、それは、ギャロウェイ教授は、理論を「教える」のではなく、自身の人生経験を「ロールモデル」化して、聴き手の意識創発、つまり「気付きの機会」を「授ける」講義スタイルが人気を博している理由なのでは!
との感想です。

かつて「劣等生」だった教授が語る「人生講義」は、崇高でアカデミズムに溢れた高名教授の「学術講義」とは、一味違う魅力を学生や聴講者が感じるのでしょうね。

教育も実業も、時代テーマは「人類・人生幸福追求」へ、これこそがSDGsの理念!

とひとりゴチている土曜日の朝です^_^

【ライフシフトシリーズ】 シニア世代『プロフェッショナル顧問』への道

2019-11-22 10:19:47 | コラム

顧問斡旋会社がたいへんな勢いで成長しています。

私自身4社程お付き合いをしていますが、経験談に基づき雑感を綴ってみました。

「顧問」というと、組織社会を卒業(定年)したベテランの市場と思われています。(必ずしもそうではありませんが...)

その役割は、専門知識、経験識などなどをベースとした「アドバイザー」や「相談役」、「メンター」や「トレーナー」「カウンセラー」、そして「コンサルタント」や「参謀」などなど、立ち位置によりそのミッションは様々です。

知見や経験価値を買ってもらう営業を「顧問斡旋会社」は行っています。

一例ですが、「雇用すると年俸2000万円以上の優秀なシニア人材を30万円/月でご活用いただけます」といった具合。

企業側は『新卒採用した人材を育成し一人前にする期間コストを考えると、即戦力として30万円/月は高くない』と考えて案件が成立します。
顧問斡旋会社には多くのシニアが登録しており、そのデータベースからマッチングを行うビジネスモデルです。
シニア人材にとっても、定年後に社会繋がりを持てるのは良いことですし、これからどんどんと、このようなマッチングニーズは高まってくると思います。

ただ杞憂される現実もあります。
市場では、顧問=人脈紹介が顧問斡旋会社の主業務の一つとなっていること。
そのスキームは、斡旋会社の営業経費+紹介料が反映されて、顧問料配分割合は、概ね、顧問1 : 斡旋会社2 のようなケースもあります。

そして、『私は〇〇会社の社長を知っている』....が価値を生む「顧客紹介支援」が顧問業のように思われている現実。

1人の人脈が枯渇すると乗り換え!
こうした「人脈切売消費モデル」は、本来の顧問価値を活用することにはなりません。
 

顧問先の企業が持つサービス価値やプロダクトの価値を、紹介する企業等に「紹介」するだけでなく、価値創造の提案を行う事が本来の顧問価値です。
紹介先とのアポ取りだけを担う「顧問」と、価値創造提案までできる「プロフェッショナル顧問」

サラリーマン人生、最終コーナーに差し掛かる頃にはなると、ネット広告に出てくる「顧問登録」サービスに目がゆくものです。
私の経験では「登録」をしてから、具体的な話を受けるようになるには相応の時間がかかります。

その間、『プロフェッショナル顧問』への道をいかに作り上げて行けるのかを考え、学んでおくことも必要です。
例えば、「人脈」の価値認識と磨き方々を意識しておくこと。

「人脈」には以下のようなカテゴリー(私流ですが..) があります。

名刺脈
知人脈
友人脈
恩人脈
心愛脈

と言った段階です。
要は、

単に、どこかで『名刺交換した』レベル。
お互いに、顔も覚えていないケースも多々ありますよね。
でも「SANSAN」のCMにもあるように、きっかけ作りの価値はあります。

次の段階は、
『私はあの人を知っている』のレベルです。
昔の友達、遊び友達、飲み友達、等々、仕事繋がりだけではなく、人生時間の中で繋がっている人たちです。

そして、もう少し濃い関係による
『恩義を感じている繋がり』レベル。
師弟関係やお世話になった(した)人との繋がりです。

最後に、
『全幅の信頼とかけがえのない繋がり』
愛や情、そして心からの信頼関係による繋がり。相互尊敬の関係ともいえます。

私は、こうした「人脈」を適正にセルフマネジメントをして、新たな『社会価値創造』に転嫁してゆくことが『プロフェッショナル顧問』のミッション!と考えて行動しています。

HLD Labでは、私の経験談を交え『プロフェッショナル顧問』を目指されている方々への養成プログラムを用意して、シニア世代のライフシフトを応援しています。

ウェル・ビーング社会創造に必要なジェネラル・プロデューサーの役割とは!

2019-11-21 13:27:22 | コラム

昨日は、地元茅ヶ崎のチガラボでワーケーションネットワークの活動に参加しました。

今『ワーケーション』が花盛りです。

特に、自治体の熱気はうなぎ上りで、11/18(月)には300名以上の自治体と関係者が秋葉原に集まり、第二回ワーケーショ協議会が開催。私も参加しました。

地方創生の切り札として『ワーケーション』を社会に浸透させてゆこうもする動きは大賛成です。
地方には都市部には無い自然や、人情味ある地域コミュニティ、そして、何よりも「人間らしく暮らせる時間」を共有できる「気」が流れています。

それらは、私たち人間に与えられている『幸福社会共創資産』とも言えます。

でも、今の時点では、地方自治体、企業等の雇用側、従業員や職員等被雇用者側、そしてサービサーの四者が、其々の想いや思惑で『ワーケーション』がとらえられており、要は「同床異夢」状態の印象を拭いきれません。

同様の印象を持つのは私だけでは無いと思います。

7/18の決起集会、そして11/18のワーケーショフェスタに集まられた推進派の皆さんの熱意を、社会に届けてゆくのに必要な事があります。
『ワーケーション』のPRと並行して、日本社会に「働く」とは!の再定義と意識醸成をしてゆ事が重要です。
また、「ワーケーション」が適用可能と思われる職種は限定されます。
現場仕事をされている方々は、その場に居る事が必要であり、いまの時点ではテレワーク接客等は現実的ではありません。

仕事は色々!そして働き方も色々!

日本固有の労働法規に遵法しながら、「働く」とはを再定義し、合理的で『Happy LivingWork 』つまり、ライフ&ワークハーモナイゼーションの「働き方」をデザインできるジェネラル・プロデューサー(GP)が必要です。

GPの役割と機能は、関係者間の意識や思惑調整をしながら、『共通善』としての働き暮らす人たちの「人生幸福創造」と、「企業価値や社会価値創造」の両輪価値をバランスさせながら音頭を取ってゆくことが求められます。

HLD Lab はこの役割を担ってゆきたいと思っています。