全ての人間は、生きている限り、毎年1歳ずつ歳をとります。
今20歳の若者も、40年後には60歳になりますし、今64歳の私自身も、あと10年後には74歳になります。
一年という時間単位を基準に、人間は「加齢」してゆきます。
「エイジング」とは「加齢」ということです。
つまり「エイジング」は生きてゆくことであり、『スマートエイジング』の意味は、スマート(=格好よく=生き生きと=幸せ)に人生時間を送ってゆく事を意味します。
社会では、60歳を超えると(今の時代は70歳くらいにシフトはしていますが)、組織勤めに区切りをつける「定年」となり、現役世代から卒業し「老齢期」に入るようなイメージがあります。
「老齢年金」「老人ホーム」...
「老」は人間の宿命ですが、「老齢者」という意識と「高齢者」と呼ばれる意識は異なるものと思います。「老」をマネジメントして「高齢者」として社会と繋がる機会を創り出すことが大切です。
「スマートエイジング」(徳間書店刊 2018/2)の著者である村田裕之東北大学特任教授は、『人生100年時代を生き抜く10の秘訣』との副題で、『老』のマネジメント手法と『ライフシフト』の実践手法について提言されています。
週末に、この本を読みながら気付いたことがあります。
私が取り組んでいる「一般社団法人日本ライフシフト協会」、HLD LabやOver60Clubの活動は、リンダグラットン教授の「ライフシフト」に著されている「マルチステージ人生の理念」を意識に置きつつ、「スマートエイジング」の実践が大切!との思いです。
健康であるべき!
ウェル・ビーングでありたい!
ワクワクして人生を送りたい!
との想いを実践してゆくプラクティカルな手法である「秘訣」を解いている内容は、とても刺激を受けました。