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一宮市三岸節子記念美術館

2020-09-14 08:08:00 | 音楽・美術・映画・TV
昨日午前中、一宮市三岸節子記念美術館にはじめて行きました。
このごろFacebook広告で何度も目にしていたからです。
もともと尾西市三岸節子記念美術館だったのが、平成の大合併後、変更されました。

車で40分ほどで着きました。
敷地内にある駐車場は障がい者専用。
一般用は、道路を挟んだ隣地にあります。
そこを見逃したので、美術館をぐるっと回ろうとしたら、道路がだんだん狭くなって通れなくなりました。
今後、行かれるかたはご注意ください。

思ったより、大きな建物です。




入口に立つ優しそうなおば様の像が、三岸(みぎし)節子画伯です。




現在、特別展「墨は流すもの-丸木位里の宇宙-」が2階の展示室で開催されています。






丸木位里は、妻である丸木俊との合作「原爆の図」でしか知りません。
暗い絵が多いのかな、と思ったらその通り。
位里は日本画家で、墨を多用しています。
風景画などが多く抽象画っぽい作品がほとんどです。
私のような素人好みの綺麗な絵ではありません。
一方、俊は女子美術専門学校(現・女子美術大学)に学んだ洋画家でした。
「原爆の図」は15部からなる連作絵画ですが、そのうち1点が展示されています。

1階の常設展は、もちろん三岸節子の作品がほとんどです。
なかには、夫であった三岸好太郎や交流のあった画家たちの作品もありました。
節子も女子美術学校卒です。
丸木位里の作品を見た後だったので、明るい色彩に救われた感じがしました。
花などの静物画や外国旅行をもとにした風景画が主です。
本人は、人物画は相手に気を使うので苦手だったそうです。
しかし、数少ないという人物画が数点展示されていました。
週刊朝日の表紙を飾った3点は素敵です。
モデルの一人、浜村美智子は「バナナ・ボート」で売れた歌手だということがすぐ分かりました。

この美術館は、節子の生家跡に建てられました。
平成10年、節子が93歳のときに開館しました。
その1年後に、彼女は亡くなりました。
生家は織物工場を経営していたので、その鋸屋根を連想させる建物です。
当時をしのばせる土蔵展示室もあります。







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