パレスチナ：イスラエル首相発言に「宣戦布告だ」と反発

http://mainichi.jp/select/world/news/20110525k0000e030047000c.html
パレスチナ：イスラエル首相発言に「宣戦布告だ」と反発

　【エルサレム花岡洋二】強硬姿勢を堅持したネタニヤフ・イスラエル首相の米連邦議会演説を受け、パレスチナ自治政府のナビル・シャース議長顧問は２４日、「パレスチナに対する宣戦布告だ」と反発した。議長顧問は「国際的な舞台での戦い、国家を樹立する戦いを継続する」と述べ、国連総会で９月に国家承認決議の採択を求める方針に変わりないことを明らかにした。

　自治政府のアッバス議長はこれまで、「和平交渉が再開されれば総会決議を求めない」と表明してきており、ネタニヤフ首相が交渉再開に道を開く和平案を提示するかどうか注目されていた。アッバス議長は２５日、パレスチナ解放機構（ＰＬＯ）の幹部会を開き、対応を協議する。

毎日新聞　2011年5月25日　11時52分