ポロシェンコ大統領が就任=東部で戦闘、対ロ関係課題-ウクライナ
【モスクワ時事】ウクライナのポロシェンコ新大統領が7日、就任し、東部の親ロシア派に対し(1)恩赦(2)ロシア送還(3)対話-を約束して武装解除 を呼び掛けた。また「親ロ派には正統な(対話の)相手が必要だ。武装勢力とは対話しない」と述べ、東部の前倒し地方選を提案した。欧州連合(EU)加盟要 求デモの末、2月に親ロシア派のヤヌコビッチ前政権が崩壊して約3カ月半。親EU派の新政権が正式に発足することになる。任期は5年。
東部で4月にロシアが事実上支援して新ロ派が武装蜂起し、ウクライナ軍・治安部隊との戦闘で少なくとも200人近くが死亡する中、新政権は発足後直ちに暴力停止と対話に挑むことになる。3月に南部クリミア半島を編入したロシアとの関係再構築も課題だ。
ポロシェンコ氏は7日午前、首都キエフにある最高会議(議会)で就任宣誓し、午後に大統領府に初登庁。夜は各国外交団を歓迎行事に招待した。
就任式には欧米など約20カ国の首脳級が出席。米国はバイデン副大統領を送り、新政権を全面支援する姿勢を鮮明にした。ロシアは召還していた駐ウクライナ大使を復帰させて出席。日本政府は牧野京夫外務政務官を派遣した。(2014/06/07-17:44)
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