ＮＡＳＡ、対ロ協力凍結＝宇宙ステーションは継続

ＮＡＳＡ、対ロ協力凍結＝宇宙ステーションは継続

 

　【ワシントン時事】米航空宇宙局（ＮＡＳＡ）は２日、ロシアによるウクライナの主権・領土侵害が続いているとして、ロシアとの協力の大部分を凍結すると発表した。国際宇宙ステーション（ＩＳＳ）をめぐる協力は継続する。
　スペースシャトルの退役後、ＮＡＳＡは有人宇宙飛行の手段を持たず、ＩＳＳへの人員輸送はロシアに頼っている。ＮＡＳＡは声明で「有人宇宙飛行再開計画に集中して取り組んでいる」と説明し、予算面で議会の協力を求めた。
　３月９日から若田光一さん（５０）が船長を務めている現在のＩＳＳには、ＮＡＳＡの乗員が２人、ロシア人の乗員が３人滞在している。（2014/04/03-10:04）