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IAEA:シリア「原子炉」 米欧が安保理付託も視野に

2011年05月26日 | 国際
http://mainichi.jp/select/world/news/20110525k0000e030092000c.html
IAEA:シリア「原子炉」 米欧が安保理付託も視野に

 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関(IAEA、本部ウィーン)の天野之弥事務局長が24日、理事国に対して、シリアがかつて秘密裏に原子炉を建設していた疑いが濃厚と報告したことを受け、米欧は国連安保理への付託も視野に6月のIAEA定例理事会でシリアに対する圧力を一層強める構えだ。ただし、現在進行形のイランの核兵器開発疑惑と異なり、シリアの場合、イスラエル軍の空爆で既に阻止されていることから、安保理付託決議よりも緩い非難決議などに落ちつく可能性もある。

 毎日新聞が入手した非公開の事務局長報告によると、07年9月にイスラエル軍に空爆、破壊されたと言われるシリア東部デリゾールの施設について、IAEAは衛星写真などの分析によって、施設の特徴が北朝鮮・寧辺の黒鉛減速炉に類似していたと評価。シリア当局が追加的な壁や屋根で施設の構造を隠蔽(いんぺい)しようとしていたことも確認した。

 その上で報告書は「破壊された施設は原子炉だった可能性が非常に高い」と指摘し、「保障措置(査察)協定などに基づき、(IAEAへ)申告されるべきだった」と結論づけた。

 シリアによる保障措置協定違反の疑いが強まる中、ウィーンの西側外交筋の間では6月6日から始まる定例理事会で国連安保理への付託決議を目指す動きも出ている。IAEAは08年6月の現地査察以来、シリアの拒否に遭い、追加査察や情報収集を実施できない状況が続いており、米欧側には「IAEAの信頼を損ねかねない事態」との危機感があるためだ。アラブ諸国は「イスラエル軍の空爆非難」で足並みをそろえている。

 一方、天野氏は24日、イランの核開発に関する報告書も理事国へ配布した。これによると、07年2月以降に製造された濃縮度5%未満の低濃縮ウランは4・1トン余に増加した。濃縮を進めることで原爆2~3個分の原料になり得る量とみられている。濃縮度約20%のウランも約57キロに増えた。IAEAは2月以降、未申告の核関連活動に関する追加的な情報を入手し、分析しているという。

毎日新聞 2011年5月25日 15時29分


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