myminicity

ネットゲームを始めました アクセスに応じて町が発展します ので 皆さんのぞいて下さい
今では相当変わってますけど

The Clash - Revolution Rock

メルトダウン

ウクライナ兵30人死亡=親ロ派のロケット弾で

2014年07月12日 | 国際 ヨーロッパ

ウクライナ兵30人死亡=親ロ派のロケット弾で

 

 【モスクワ時事】ウクライナ東部ルガンスク州のロシアとの国境近くで11日、ウクライナ軍が親ロシア派のロケットランチャー「BM21グラード」の攻撃を受け、内務省によると兵士約30人が死亡した。インタファクス通信が伝えた。親ロ派も情報を確認した。
 ポロシェンコ政権は6月30日で停戦を延長せず、東部2州で親ロ派に対して空爆を含む掃討作戦を本格化。親ロ派も徹底抗戦の構えで、今回の攻撃により、ウクライナ軍に対して一回の戦闘としては停戦後最大の被害が出たとみられる。(2014/07/11-23:12)


ウクライナ政府がクリミア電撃戦の準備-マスコミ

2014年07月12日 | 国際 ヨーロッパ

1 7月 2014, 21:23

ウクライナ政府がクリミア電撃戦の準備-マスコミ

ウクライナ政府は、ドネツク州とルガンスク州で実施している作戦と並行して、クリミアで軍事行動を行う準備を秘密裏に開始した。ロシアの「独立新聞」が、ロシア国防省筋の情報として伝えた。

   伝えられたところによると、ウクライナのヘルソン州で、35歳未満の男性兵役義務者の総動員が宣言された。
   ウクライナのマスコミは、ウクライナの国境付近に軍隊や武器が集結していることについて、「クリミア半島との一時的な境界線の強化」だと報道している。
   情報筋によると、ウクライナ政府は「ウクライナ南部・東部における軍部隊の活動結果を待たずに、クリミア半島で地元住民とクリミア・タタール人を巻き込む武力紛争を開始する意向」だという。
   クリミア・タタール民族のリーダー、ムスタファ・ジェミレフ氏は最近マスコミに、ウクライナ政府が「ヘルソン州をクリミア自治共和国へ合併してウクライナに組み込む計画」を策定していると伝えた。
   これより先、クリミア・タタール民族の国民議会は、クリミアの行政機関からクリミア・タタールの代表者を召喚する決定を下した。
   ロシアの軍事専門家たちは、クリミア・タタールの戦闘員が、「右派セクター」の大隊と一緒に、ロシアからのクリミア分離のために戦う地元住民を装って、積極的に戦闘行為に参加するのではないかと危惧している。
   専門家たちは、ウクライナ政府が米国と北大西洋条約機構(NATO)の助けを借りて、このような恐ろしいシナリオを実行しようとしている一定の前提があると指摘している。
   ソブインフォより
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_11/274522655/


ウクライナ軍兵士ら30人死亡の恐れ、親ロシア派攻撃で

2014年07月12日 | 国際 ヨーロッパ

ウクライナ軍兵士ら30人死亡の恐れ、親ロシア派攻撃で

2014年 07月 12日 01:39 JST
 
 

[キエフ/ドネツク(ウクライナ) 11日 ロイター] - ウクライナとロシアの国境検問所で11日、親ロシア派のロケット攻撃があり、ウクライナ軍兵士や国境警備隊員ら30人が死亡した恐れがある。アバコフ内相の補佐官、シキリャク氏が記者団に明らかにした。

政府軍に対する親ロシア派の攻撃では、軍が6月30日に停戦を終わらせて以降で最悪となる可能性がある。

ポロシェンコ大統領は、情勢を協議するため緊急会議を招集した。

軍は11日、前日夜に実施した東部の親ロシア派掃討作戦で、軍兵士少なくも4人が死亡、12人が負傷したことを明らかにしている。

また軍によると、親ロシア派がバスを攻撃し、鉱山労働者ら少なくとも5人が死亡、5人がけがを負った。

軍報道官は、ロシアとの国境付近で実施した空爆により、過去数日間で親ロシア派武装勢力少なくとも50人が死亡したと表明していた。

*内容を追加して再送します。


親ロ派との協議模索=東部の市街戦回避で-ウクライナ

2014年07月09日 | 国際 ヨーロッパ

親ロ派との協議模索=東部の市街戦回避で-ウクライナ

 

 【モスクワ時事】ウクライナのポロシェンコ大統領が、親ロシア派武装勢力が逃げ込んだ東部ドネツクなどの完全包囲を進める一方、市民の犠牲を回避するため、親ロ派との協議を模索していることが8日、分かった。ルキヤンチェンコ・ドネツク市長が明らかにした。
  報道によると、市長は7日、市街戦の恐れがあることを踏まえ、キエフで大統領と会談。両者はドネツクに残る市民90万人以上の避難は不可能だとし、空爆や 砲撃は行わないことを確認した。その上で大統領は、市民の安全のため、州北部スビャトゴルスクで親ロ派およびロシアと協議することを提案したという。 (2014/07/08-20:56)


ウクライナ大統領「制圧作戦に転機」 戦闘拡散の恐れも

2014年07月07日 | 国際 ヨーロッパ

ウクライナ大統領「制圧作戦に転機」 戦闘拡散の恐れも

ウィーン=喜田尚

2014年7月6日23時18分

 ウクライナの ポロシェンコ大統領は5日夜、同国東部で親ロシア派武装勢力が軍事的な拠点にしていたドネツク州スラビャンスクを軍が奪還したことについて、制圧作戦に 「転機が訪れた」とする声明を出した。一方、親ロシア派側は勢力を州都ドネツクなどに再配置したことを示唆。戦闘が周辺に拡散する恐れも出てきた。

 ポロシェンコ氏は、スラビャンスクの制圧で「人質が解放され、大量の武器が押収された」と強調。同市での制圧作戦の成功は「完全な勝利ではないが、大きな象徴的な意味を持っている」と述べた。また、さらに周辺地域でも制圧作戦を続けるとした。

 一方、「ドネツク人民共和国軍の総司令官」を名乗り、スラビャンスクを拠点としていた親ロシア派幹部ストレルコフ氏はロシアのテレビの取材に答え、同市と同様に親ロシア派が街全体を掌握していた近隣のクラマトルスクからも撤退したことを明らかにした。

 武装勢力側の死者数などは明らかにしなかったが、「スラビャンスク脱出に際し人員の8~9割、武器の9割を維持することに成功した」と述べた。「防衛には大都市の方が向いている」とも述べた。7日には「ドネツク人民共和国の中央軍事評議会」を設立し、隣接するルガンスク州を含め、東部の親ロシア派武装勢力全体の軍事戦略を協議する考えを示した。

 ドネツク州内では、6日未明も軍と武装勢力の散発的な衝突が続いた模様だ。州政府によると、市内でも銃撃音が聞こえたという。ウクライナ軍幹部は6日、「都市の空爆や居住地区での無秩序な銃撃は誰も考えていない」と述べ、ドネツク市住民が恐れる軍による「総攻撃」説を否定した。

 ロシアは、ポロシェンコ氏が停戦の延期を拒否し、制圧作戦を再開した1日以降、住民に多数の死者が出ていると強く批判している。(ウィーン=喜田尚)


ルガンスク ロシアとの国境地域でウクライナ親衛隊が後方攪乱作戦準備

2014年07月07日 | 国際 ヨーロッパ
10:41
ルガンスク ロシアとの国境地域でウクライナ親衛隊が後方攪乱作戦準備

   ウクライナ東部、ロシアとの国境地域の村々で、ウクライナ国家親衛隊が、後方攪乱作戦を準備している。自ら独立を宣言したルガンスク人民共和国の公式サイトが伝えた。

   それによると、ゲオルギー・リボン(オレンジと黒の縞模様のリボン)をつけた義勇兵の軍服を着たウクライナ国家親衛隊のグループが、義勇兵に対する住民の 信頼を損なわせるため、住民居住区を迫撃砲で攻撃する計画を立てている。また「ザリャー」大隊参謀部は「彼らは、そうした罪をロシア軍のせいにしようとす る可能性もある」と指摘した。

   リア-ノーヴォスチ
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_07/274341117/


ウクライナ:東部奪還へ作戦継続 政府、制圧に言及

2014年07月07日 | 国際 ヨーロッパ

毎日新聞 2014年07月07日 12時14分(最終更新 07月07日 14時37分)

親露派武装集団を排除した後、市民にソーセージを配る政府軍の兵士=ウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクで2014年7月6日、AP
親露派武装集団を排除した後、市民にソーセージを配る政府軍の兵士=ウクライナ東部ドネツク州スラビャンスクで2014年7月6日、AP

 【モスクワ田中洋之】ウクライナのポロシェンコ大統領は6日、親ロシア派武装集団の拠点だった東部ドネツク州スラビャンスクを政府軍が奪回したことを受け、「ドネツク、ルガンスク州の解放作戦を継続する」とツイッターに書き込み、親露派の完全制圧を目指す考えを示した。

 一方、全欧安保協力機構(OSCE)によると、ウクライナとロシアの代表を含む連絡グループの協議が6日にキエフで開かれ、ウクライナ危機の平和的解決のため具体的な方策を早急にとる必要性で一致したが、停戦に関する合意はなかった。

 ウクライナ国家安全保障国防会議は6日、ドネツク州で政府軍がスラビャンスクに続き、クラマトルスク、 ドルシコフカ、コンスタンチノフカを親露派から奪回したと発表した。政府軍が制圧地域を着実に広げている模様だ。ポロシェンコ大統領はスラビャンスクなど でインフラ再建や住民への食料・水の供給など人道支援を始めるよう指示した。また政府軍はルガンスク州で親露派拠点への空爆を続行した。

 スラビャンスクなどから撤退した親露派は州都ドネツクに人員や武器を移し、勢力を再編成している。親露 派指導者のグバレフ氏は6日、「我々はパルチザン戦争で抵抗する」と述べ、政府軍に徹底抗戦する構えを強調した。これに対し、国家安全保障国防会議のコワ リ副書記(前国防相)は同日、両州都のドネツクとルガンスクを政府軍が完全に封鎖して親露派を武装解除させる方針を明らかにした。


ウクライナ軍、親ロシア派拠点のスリャビャンスクを奪還

2014年07月06日 | 国際 ヨーロッパ

ウクライナ軍、親ロシア派拠点のスリャビャンスクを奪還

2014年07月06日 11:01 発信地:ドネツク/ウクライナ

 

1/2 ウクライナ軍、親ロシア派拠点のスリャビャンスクを奪還

×ウクライナ東部で、国旗を掲げた装甲兵員輸送車でヒマワリ畑を通り、スリャビャンスク(Slavyansk)近くのニコラエフカ(Nickolayevka)に向かう同国軍の兵士ら(2014年7月5日撮影)。(c)AFP/GENYA SAVILOV

写真拡大
【メディア・報道関係・法人の方】写真購入のお問合せはこちら

関連写真

【7月6日 AFP】ウクライナ軍は5日、同国東部の親ロシア派武装勢力が拠点としていたスリャビャンスク(Slavyansk)を奪還し、国旗を掲げた。大規模な砲撃によって市内の大半が壊滅的な被害を受けたものの、ウクライナ政府にとっては武装勢力との戦いにおける最大の勝利となった。

 スリャビャンスク(Slavyansk) の市長を名乗る人物はAFPに対し、武装勢力はラストベルト地域(旧式の産業工場を抱える斜陽化した重工業地域)にある人口およそ12万人のスリャビャン スクを放棄し、すでに逃走したことを認めた。また、電話取材に応じた地元住民は、バリケードの周辺ではこれまで迷彩服を着て武装した男たちが警備にあたっ ていたが、同日早朝から誰もいない状態が続いていると語った。

 動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」に投稿された映像には、青空の下、青と黄色のウクライナ国旗がはためく中、ヘルメットをかぶった兵士らがバリケードで囲まれたスリャビャンスク市庁舎の建物から数十筒の擲(てき)弾発射筒(グレネードランチャー)を運び出す様子が写っていた。

 4月初めに武装勢力に制圧された国内最大規模の武器貯蔵施設があるスリャビャンスクを奪還したことは、ウクライナ政権にとって武装勢力との戦いの大きな転機になる。本格的な内戦にはなっていないものの3か月近くに及ぶ戦闘は、国の存亡そのものを脅かしてきた。

 ウクライナ暫定政権のアルセン・アワコフ(Arsen Avakov)内相 は、武装勢力の撤退はイーゴリ・ストレルコフ(Igor Strelkov)司令官の指揮によるものだったとの見解を示している。暫定政府は、ストレルコフ司令官はロシア軍参謀本部情報総局(GRU)の大佐だとみている。

 欧米諸国は、ロシア政府が武装勢力に対して秘密裏に、資金や武器を提供していると主張している。ウクライナで新たに誕生した欧米寄りの指導部を不 安定化させ、ロシア系住民の多い東部地域を今後も掌握し続けることが目的だという。だがストレルコフ司令官とロシア政府はいずれも、GRUの関与を否定し ている。

 ウクライナのペトロ・ポロシェンコ(Petro Poroshenko) 大統領はスリャビャンスクの奪還を受けてただちにコメントを発表。攻撃を続けて「都市部に潜入しているテロリストら」を一掃すると明言した。 (c)AFP/Stephane ORJOLLET with Dmitry ZAKS in Kiev and Nicolas MILETITCH in Moscow


ウクライナ軍 スラヴャンスク郊外への砲撃再開

2014年07月06日 | 国際 ヨーロッパ
09:40
ウクライナ軍 スラヴャンスク郊外への砲撃再開

  ウクライナ軍は、5日朝、義勇軍の主要部隊が撤退したスラヴァンスク市の郊外への砲撃を再び開始した。現地の住民達が伝えた。

  またクラスヌイ・リマン市の郊外に対する砲撃も再開された。

  義勇軍スポークスマンが先に伝えたところでは、スラヴャンスクとクラマトルスクには「反テロ作戦」を展開するウクライナ軍に抵抗するため、少数の義勇兵守備隊が残っている。

  5日、ウクライナ軍と治安部隊は、ポロシェンコ大統領に「義勇兵が基地を置いていたスラヴャンスクを自らのコントロール下に置いた」と報告した。

   リア-ノーヴォスチ
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_06/surabyansuku-hougeki/


ウクライナ軍、親ロ派の「要塞」市制圧 ロシアは批判

2014年07月06日 | 国際 ヨーロッパ

ウクライナ軍、親ロ派の「要塞」市制圧 ロシアは批判

ウィーン=喜田尚

2014年7月5日21時20分

 ウクライナ軍は5日、親ロシア派武装勢力が掌握し、主要な拠点の一つとしていた同国東部ドネツク州スラビャンスクを制圧した。軍は制圧作戦を再開した1日から攻勢を強めており、5日にも予定される停戦交渉に大きく影響しそうだ。

 現地からの目撃情報などによると、武装勢力は5日未明から近接する別の都市へ移動を始めた。大統領府によると、市を包囲した軍が装甲車両で脱出を図る武装勢力を砲撃し、戦車1台を含む車両5台を破壊した。その後、軍はポロシェンコ大統領から指示を受け、市役所の屋上にウクライナ国旗を掲げた。

 親ロシア派は4月から東部ドネツク、ルガンスク両州の各地で政府関連庁舎を占拠しているが、東部全体の交通の要所に当たるスラビャンスクでは、早 くから武装勢力が市全体を要塞(ようさい)化。軍が制圧作戦を始めて以来、住民を巻き込んで激しい戦闘が続いてきた。これまでに約13万の人口の半数以上 が市を脱出し、避難民になったとされる。

 停戦交渉では、元ウクライナ大統領やロシアの駐ウクライナ大使などの連絡グループが、親ロシア派幹部と停戦条件の合意を目指す。ポロシェンコ氏は4日、議会各派代表に「一方的な停戦は今後、一切しない」と述べ、停戦は、親ロシア派の妥協が前提であることを強調した。

 ロシア外務省は4日の声明で、攻撃は政治解決を目指した2日の独仏、ロシア、ウクライナ4外相の合意違反だと強く批判した。(ウィーン=喜田尚)


大統領、作戦継続を宣言=親ロ派と停戦拒否-ウクライナ

2014年07月06日 | 国際 ヨーロッパ

大統領、作戦継続を宣言=親ロ派と停戦拒否-ウクライナ

 

 【モスクワ時事】ウクライナ東部ドネツク州北部の重要拠点スラビャンスクから親ロシア派武装勢力が撤退したのを受け、ポロシェンコ大統領は5日、国民向けに声明を出し、対テロ軍事作戦を継続すると宣言した。ロシアなどが求めていた停戦を明確に拒否した形だ。
 ポロシェンコ政権は6月30日に停戦を延長せず、軍事作戦を強化した。当初、今月5日にロシアと欧州安保協力機構(OSCE)の仲介の下、ウクライナと親ロ派の停戦などをめぐる交渉が予定されていたが、実現は極めて困難となった。(2014/07/06-09:09)


ウクライナ東部拠点から撤退=停戦終了で軍が攻勢-親ロ派

2014年07月06日 | 国際 ヨーロッパ

ウクライナ東部拠点から撤退=停戦終了で軍が攻勢-親ロ派

 

 【モスクワ時事】ウクライナ東部ドネツク州の親ロシア派「ドネツク人民共和国」は5日、軍の攻勢を受け、4月から支配を続けた州北部の拠点スラビャンスクから武装勢力を撤退させたと明らかにした。ロシアのテレビが伝えた。
 ポロシェンコ大統領の命令に従い、奪還されたスラビャンスクの行政庁舎にはウクライナ国旗が掲げられた。政権は6月30日に停戦を延長せず、対テロ軍事作戦を再開・本格化させていた。
  5日にはロシアと欧州安保協力機構(OSCE)の仲介の下、ウクライナと親ロ派が停戦などをめぐる交渉を予定していたが、インタファクス通信によると延期 される見通し。大統領は東部の制圧を加速させた上で交渉を有利に運びたい考えとみられるが、親ロ派とロシアの反発は必至だ。
 親ロ派寄りの報道を続けるロシアのテレビは、ドネツク人民共和国の情報として「スラビャンスクは軍が制圧し、親ロ派は5日早朝に撤退を余儀なくされた」と伝えた。ただ、親ロ派は隣町などに拠点を移したとされ、抵抗を続けるもようだ。(2014/07/05-23:27)


旧ソ連を歩いて:(6)地元評論家が読み解くウクライナ情勢

2014年07月04日 | 国際 ヨーロッパ

2014年07月03日

ウクライナ最高会議(国会)での就任式を終え、記者団に手を振るポロシェンコ大統領=キエフで2014年6月7日、真野森作撮影
ウクライナ最高会議(国会)での就任式を終え、記者団に手を振るポロシェンコ大統領=キエフで2014年6月7日、真野森作撮影

 選挙で大勝したポロシェンコ新大統領の誕生を経ても、情勢安定化が見通せないウクライナ。キエフの政治 評論家とモスクワの軍事評論家に現状と今後の展開を読み解いてもらった。政権内部の「戦争派」と「現実主義派」、困難な政府軍の勝利−−。複雑な構図が浮 き彫りとなった。

   ◇

■ウクライナの政治評論家、ミハイル・ポグレビンスキー氏

=政治研究紛争問題キエフセンター所長。キエフ市議を経て、歴代政権で内政顧問などを務める。6月20日に書面で質問に答えた。

 −−ウクライナ情勢の今後は?

 可能性の幅はとても狭い。敵対の日々が続いており、東部や南部をウクライナ領にとどめたまま平和を取り戻す可能性は低くなりつつある。

 現政権は明確に二つの党派に割れている。「戦争派」と「現実主義派」だ。現実主義派は、東部・南部の反 乱者たち(親露派勢力)やロシアとの合意が不可避だと理解している。だが、西部や中部、キエフを中心に社会で広い支持を有する戦争派が優位を占めている。 緊張を加熱させ、戦争へと導いているメディアも戦争派を支持している。さらに、米国など国際レベルでも支持を得ている。

 こうした条件において、ポロシェンコ大統領らに代表される現実主義派が取り得るどんな譲歩も、戦争派と彼らの支持者によって子細に検討される。背信やテロリズムへの譲歩ではないか、と。

 この結果として、政権は、お互いが本質的な譲歩を行う平和的解決案を反乱者たちへ提示できないでいる。 ポロシェンコ氏の平和構築プランは希望を与える内容も多少は含むが、極めて不明瞭だ。さらに紛争の両者間に信頼が欠けており、国際的な仲裁者が必要だ。  軍事対立が早期に解決する公算は今のところ極めて小さい。大統領が世論を抑えて戦争派への支持を弱めることに成功するという、ほのかな希望はある。だが、 今のところ、彼はそのために十分な努力をしていない。

 戦闘における質的な変化を想定することもできる。例えば、ウクライナ軍が優勢になるとか。だが、これは紛争終結を意味しない。単にゲリラ戦など異なる形になるだけだ。

ポロシェンコ大統領の就任式に参加したバイデン米副大統領。米国から持ち込んだ専用リムジンの最後部座席から記者たちを眺めていた=キエフで2014年6月7日、真野森作撮影
ポロシェンコ大統領の就任式に参加したバイデン米副大統領。米国から持ち込んだ専用リムジンの最後部座席から記者たちを眺めていた=キエフで2014年6月7日、真野森作撮影

 −−ポロシェンコ氏は「良き大統領」として、5年間の任期を全うできるだろうか?

 任期を務めあげるチャンスはさほど大きくない。彼の前には二つの大きな障害物がある。長引く戦闘と経済危機だ。戦闘が数カ月や数年にわたって長引けば、それは敗北に等しい。平和を実現させるべくポロシェンコ氏に投票した人々も、彼に勝利を期待した人々も失望させる。

 一方、深刻な経済情勢は国の社会状況に悪影響を及ぼし、反政府的なムードを促進していくだろう。それは、クーデターという結果になるかもしれない。彼の政治的ライバルたちも抜かりはしないだろう。

 もし、彼が両方の課題を解決したならば……。対立する両者が共に「勝利」と言い得るような和平を達成 し、経済成長の芽生えを与えられたならば……。その暁には彼は良き大統領となる。明白なのは、ロシアと前向きな関係を構築しなければ、彼にチャンスは一切 ないということだ。

   ◇

■モスクワの軍事評論家、アレクサンドル・ゴルツ氏

=旧ソ連国防省機関紙「クラスナヤ・ズベズダ(赤い星)」の記者と解説者、主要週刊誌「イトーギ(総括)」の軍事・政治解説者などを歴任。インタビューは6月20日に実施した。

 −−ウクライナ情勢の今後は?

 これは大きな問題だ。この数カ月、みんな予測に失敗している。我々の分析は論理的な根拠に基づいていたが、ロシアの政策は非合理的な要素に基づいていた。それは誇りや劣等感などの感情だ。今、東部の情勢は非常に変わりやすい状態にある。

 未知の要素が三つある。第1に、ウクライナ軍が十分な軍事力や軍事資源を有しているかはっきりしない。 第2は、武装集団の戦闘継続の意思だ。第3には、ロシアの立ち位置だ。ロシアは国境沿いに軍部隊を派遣しているが、理由は不明だ。東部侵略にはとても足り ない。おそらく心理的プレッシャーが目的だろう。未知の要素があるため、今後しばらくの展開を予想するのは難しい。

 ウクライナの政権側は、(ポロシェンコ大統領の)平和構築プランを実現する前に軍事面で可能な限りの優位を確保しようと望んでいる。だが、これは致命的な誤りだ。第二次大戦以降、このようなタイプの紛争を勝ち得た者はいない。

 −−ロシアの立ち位置をどう見るか?

 プーチン大統領は、ロシアにとっての真の脅威は(2003年以降グルジア、ウクライナ、キルギスの旧ソ 連諸国で起きた)「カラー革命」だと信じている。プーチン氏の目標はウクライナ国内に無秩序状態を保ち、ロシア国民と旧ソ連諸国民に見せつけることだ。 「見よ。全てのカラー革命は内戦に終わるのだ」と。これが戦略的目標なのだと思う。

 −−ロシアは無秩序状態を保つために、武装集団を支援しているのか?

 間違いない。多くの人間が義勇兵と称してロシアから現地入りしている。ただ、東部の武装集団に加わったロシア人は、クリミアを制圧した武装勢力と は明らかに異なる。クリミアに関しては専門家は即座に「軍事のプロフェッショナルだ」と判断した。行動や武器の扱いから明白だった。今回参加している人々 は軍務経験者の可能性は高いが、プロではない。

 武装集団側の重火器の量は限られている。対空ミサイルを保有しているのは明らかで、これらがロシアから入ってきた可能性は極めて高いが、限定的だ。そして、こうした兵器には特別な訓練が必要で、扱えるのは限られた人々だけだ。

ドネツク中心部での親露派集会で演説に臨む指導者のプシリン氏(奥)。自動小銃で武装した民兵が何人も警護に立っていた=ウクライナ東部ドネツクで2014年5月24日、真野森作撮影
ドネツク中心部での親露派集会で演説に臨む指導者のプシリン氏(奥)。自動小銃で武装した民兵が何人も警護に立っていた=ウクライナ東部ドネツクで2014年5月24日、真野森作撮影

 −−それでも、ウクライナ軍が勝利するのは難しいのか?

 間違いない。武器の質ではなく、作戦の出発点が問題だからだ。こうした市街戦では武装集団は必ず一般市民を「人間の盾」に用いる。そのため、軍部隊は全火力を投じることができなくなる。流血の惨事が起きれば容易に非難の的となりうるからだ。

 −−ロシアの国営テレビは最近、現地でのロシア人記者の死亡を繰り返し報じ、親露派指導者による支援要請も報じている。世論に影響を与えるのではないか?

 これらの全てのヒステリックなプロパガンダ・キャンペーンは、政権によって統制されており、必要ならいつでも停止できる。親露派指導者もロシアが間違いなくコントロールしている。

 −−親露派への支援を続けると欧米諸国は制裁に踏み切るのでは?

 そんなにタフではないだろう。欧州はロシアと深い経済関係がある。制裁は必ず自らの経済にも跳ね返る。簡単な選択ではない。

 −−ロシアが東部へ侵攻しなければ、欧州は制裁を欲しない?

 そう考えている。ロシアの戦略はある種のバランスだ。侵攻の可能性をギリギリ見せつつ、侵攻はしない。

 −−プーチン大統領の戦略は現在、成功している?

 彼の個人的観点からすれば成功しているだろう。国民の支持は劇的に向上し、大部分の国民は政策を支持している。だが、長期的に考えるとこうした政策は全て、ロシア経済の悪化を意味する。遅かれ早かれ、国民は日常生活上の問題を政策と結びつけ始めるだろう。

 −−ウクライナではポロシェンコ大統領が長期政権となりえるか?

 ウクライナは今、とても深い危機にある。政治、経済、軍事、すべてだ。おそらく、原因はヤヌコビッチ前大統領が構築した政治システムにある。彼は「汚職の国」の大統領だった。ポロシェンコ氏が手にしているものは、ヤヌコビッチ政治の結果だ。特に経済は完全に破壊された。

 −−ポロシェンコ氏は自国経済を欧州経済に統合しようと望んでいるが、成功するだろうか?

 神のみぞ知るだ。欧州との連合協定は移動や貿易面で多くの有利な点を与える。だが、同時にこれは挑戦でもある。ウクライナの工業は大部分がロシア 市場を向いてきた。欧州がウクライナ製のヘリや船のエンジン、ロケットやミサイル技術を買うだろうか。ウクライナ経済を欧州経済に結合するには何年もかか る。難しい挑戦だ。

 −−北大西洋条約機構(NATO)に関しては?

 ウクライナがNATOに加盟するチャンスは全くない。93年にNATOは特別なルールを導入し、加盟する国は全て満たす 必要がある。その条件の一つが「領土紛争を抱えていないこと」だ。ウクライナはロシアのクリミア併合を認めることはないから、NATO加盟のチャンスもな い。NATOや欧州諸国、米国の軍部隊をウクライナ領内に展開するチャンスもない。だが、これは良いことだ。最悪なのは、ウクライナ領内でロシアと NATOの軍事紛争が起きることだからだ。

午後11時を前に夕暮れを迎えたキエフの独立広場。ここでの反ヤヌコビッチ政権デモが長引く政治危機の始まりとなった=キエフで2014年6月7日、真野森作撮影
午後11時を前に夕暮れを迎えたキエフの独立広場。ここでの反ヤヌコビッチ政権デモが長引く政治危機の始まりとなった=キエフで2014年6月7日、真野森作撮影

NATOの艦艇4隻が黒海へ入る

2014年07月04日 | 国際 ヨーロッパ
12:19
NATOの艦艇4隻が黒海へ入る

   北大西洋条約機構(NATO)の艦艇4隻が、黒海に入った。

   第2常設NATO対機雷グループに参加するイタリアのミサイルフリゲート「Aviere」、ギリシャのコルベット「Machitis」、イタリアの掃海艇「Rimini」とトルコの掃海艇「Akcay」が、黒海の海峡を通過した。

   入手した情報によると、艦艇はブルガリア海軍との合同演習に参加するためにブルガリアのブルガス港へ向かっている。

   1936年に制定されたモントルー条約によると、非黒海沿岸諸国の軍艦は、黒海に21日以上停留することはできない。

   インターファクスより
続きを読む: http://japanese.ruvr.ru/news/2014_07_04/274248923/


条件付き停戦も=米副大統領と電話会談-ウクライナ大統領

2014年07月04日 | 国際 ヨーロッパ

条件付き停戦も=米副大統領と電話会談-ウクライナ大統領

 

 【モスクワ時事】ウクライナのポロシェンコ大統領は3日、東部で6月30日に期限が切れた軍の一方的な停戦について、条件付きで再び実施する用意があると表明した。バイデン米副大統領との電話会談で語った。
 ウクライナ大統領府によると、ポロシェンコ大統領は停戦の条件について(1)政権と親ロシア派双方による全捕虜・人質の解放(2)欧州安保協力機構(OSCE)監視下でのウクライナ・ロシア国境管理の機能回復-の2点を挙げた。(2014/07/04-06:07)