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デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

天皇賞・秋メモリアル(アグネスデジタル)

2007年10月28日 01時36分14秒 | 東京競馬場

南部杯から異例の転戦、外国産馬アグネスデジタルが大外一気。
クロフネ除外で「悪者扱い」を一掃する差し切り勝ちでした。

2001年10月28日 東京競馬場 11R
第124回 天皇賞・秋(G1)芝2000m 重 13頭
1着10アグネスデジタル 牡4(58四位)2:02.0 4人気 35.4
2着6テイエムオペラオー 牡5(58和田)1馬身 1人気 35.8
3着2メイショウドトウ 牡5(58安田康)2馬身1/2 2人気 36.5
4着8イブキガバメント 牡5(58河内)3/4馬身 5人気 35.9
5着11ダイワテキサス 牡8(58柴田善)クビ 11人気 36.3
単勝2,000 馬連2,790

外国産馬が出られるようになった天皇賞になって2回目(たぶん)。前走盛岡ダートの南部杯を快勝したアグネスデジタルは秋の天皇賞に登録。

これでおなじく天皇賞を目指していた外国産馬クロフネが除外対象(ほかにメイショウドトウがいた)となり、(仕方なく)ダートのG3、土曜日の武蔵野ステークスにまわることになって当時話題になりました。

しかし武蔵野ステークスで「クロフネが1分33秒3」という芝並みのタイムで圧勝した翌日の天皇賞。直線メイショウドトウ、テイエムオペラオーが抜け出した昨年と同じような展開になりましたが、大外からアグネスデジタルがジリジリ力強く強襲、最後は1馬身離してゴールイン。

雨が降って重馬場になりましたが、ダートで勝ってきたアグネスデジタルにはむしろ都合がよかったか?前の年は重賞8連勝のテイエムオペラオーもさすがにかげりが見え始めたか?前走の京都大賞典も記録上は1着とはいえ、失格となったステイゴールドに先着を許しており「新旧交代」を思わせる大外差し切り勝ちでした。

この後アグネスデジタルは暮れの香港カップ(芝2000m)でも1着。明けたフェブラリーステークスでも強い競馬で南部杯から破竹のG1×4連勝。香港クイーンエリザベスカップではエイシンプレストンとのワンツー(2着)など、国内外の芝・ダートを問わない活躍でG1×6勝は「あっぱれ」。

天皇賞にクロフネが出走できず、登録段階では「悪者扱い」されていたアグネスデジタルでしたが、フタを空ければテイエムオペラオー以下に完勝。「勝算あっての登録」という当初からの陣営の思惑が見事、現実となりました。

アグネスデジタル 牡 栗毛 1997年 5月15日生 白井寿昭厩舎
父:クラフティプロスペクター
母:Chancey Squaw(母父:チーフズクラウン)
32戦12勝(地方8戦4勝、海外3戦1勝も含む)
主な勝ち鞍
1999年
・全日本3歳優駿(交流G2)
2000年
・名古屋優駿(交流G3)
・ユニコーンステークス(G3)
・マイルチャンピオンシップ(G1)
2001年
・日本テレビ盃(交流G3)
・南部杯(交流G1)
・天皇賞・秋(G1)
・香港カップ(国際G1)
2002年
・フェブラリーステークス(G1)
2003年
・安田記念(G1)

当ブログの過去記事(天皇賞・秋関連)

天皇賞・秋速報(2005年=ヘヴンリーロマンス)2005年10月30日掲載
天皇賞・秋メモリアル(2002年=シンボリクリスエス)2005年03月11日掲載
天皇賞・秋メモリアル(1999年=スペシャルウィーク)2005年10月29日掲載
天皇賞・秋メモリアル(1998年=オフサイドトラップ)2005年10月29日掲載
天皇賞・秋メモリアル(1996年=バブルガムフェロー)2005年10月29日掲載


日本ダービーメモリアル(ジャングルポケット)

2007年05月27日 01時36分45秒 | 東京競馬場

雨降りのなかジャングルポケットがついに頂点。
フサイチホウオーは明日も父と同じ道を歩めるか?

2001年 5月27日 東京競馬場 9R
第68回 日本ダービー(G1)芝2400m 重 18頭
1着18ジャングルポケット 牡3(57角田)2:27.0 1人気 35.6
2着8ダンツフレーム 牡3(57河内)1馬身1/2 3人気 35.6
3着6ダンシングカラー 牡3(57江田照)2馬身1/2 11人気 36.8
4着12ボーンキング 牡3(57デザーモ)クビ 6人気 36.5
5着17クロフネ 牡3(57武豊)1馬身1/4 2人気 36.7
単勝230 馬連560

3冠有力視されていたアグネスタキオンが故障でリタイアとあって、皐月賞で出遅れたトニービン産駒のジャングルポケットが1人気に支持されました。

次点は名前の通り、マル外初のダービー出走可能になった元年に、NHKマイルカップ勝ちから殴りこみ?をかけてきたクロフネ。その後の人気は皐月賞2着のダンツフレーム、青葉賞勝ちの「マル外」ルゼルなどでした。

意外と雨も上手いトニービン産駒に怖いものなし。テイエムサウスポーの玉砕的な逃げで展開も向きましたが、1馬身半差の完勝。フジキセキで夢に終わった角田騎手もついにダービージョッキーに輝きました。

共同通信杯勝ち、皐月賞3着と予想通り?ここまで父ジャングルポケットと「全く」同じ道を歩んできたフサイチホウオー。明日は1人気となればそこまで同じ。となれば親子制覇も目の前。明日は東京競馬場へ行く予定です。

ジャングルポケット 牡 1998年 5月 7日生 鹿毛 渡辺栄厩舎
父:トニービン
母:ダンスチャーマー(母父:ヌレイエフ)
13戦5勝
主な勝ち鞍:日本ダービー(G1=2001年)、ジャパンカップ(G1=2001年)、共同通信杯(G3=2001年)、札幌3歳ステークス(2000年=G3)

当ブログ内関連リンク
日本ダービー速報(メイショウサムソン=2006年)2006年05月28日掲載
日本ダービーメモリアル(アグネスフライト=2000年)2006年05月25日掲載
日本ダービーメモリアル(タニノギムレット=2002年)2005年05月29日掲載
日本ダービーメモリアル(アドマイヤベガ=1999年)2005年05月29日掲載
日本ダービーメモリアル(サニーブライアン=1997年)2005年05月29日掲載
共同通信杯メモリアル(ジャングルポケット=2001年)2007年02月02日掲載
目黒記念速報(ポップロック=2006年)2006年05月28日掲載
目黒記念メモリアル(ローゼンカバリー=1999年)2006年05月25日掲載


オークスメモリアル(メジロドーベル)

2007年05月17日 00時48分40秒 | 東京競馬場

桜花賞2着だったメジロドーベルが距離伸びて末脚爆発…あれから10年。
1人気だった桜花賞馬がキョウエイマーチが先週急死したのは悲しい。

1997年 5月25日 東京競馬場 10R
第58回 優駿牝馬(オークス)(G1)芝2400m 重 16頭
1着16メジロドーベル 牝4(55吉田豊)2:27.7 2人気 36.4
2着9ナナヨーウイング 牝4(55石橋守)2馬身1/2 13人気 36.9
3着12ダイイチシガー 牝4(55武豊)3馬身 4人気 4人気 37.0
4着5プロモーション 牝4(55蛯名正)2馬身1/2 6人気 38.0
5着3オレンジピール 牝4(55河内)1馬身1/4 3人気 38.1
単勝290 馬連12,550

せっかくのオークスでしたが、カメラ(ニコンFE2)の露出設定ミスで痛恨の失敗作。お蔵入りでしたが、キョウエイマーチ急死の報を聞いて引っぱり出してきました。実際のプリントは見た目以上に真っ黒で、レースが終わってから気付きました。

この写真を見ると晴れていましたが、馬場は前日の雨で重。チューリップ賞では折り合いを欠き3着、桜花賞ではキョウエイマーチにスイスイ逃げ切られ2着だったメジロドーベルが末脚が爆発、距離伸びて真価を発揮しました。

逃げる1人気キョウエイマーチから離された中団でしたが「3角でハミを取ってくれて勝利を確信した」という吉田豊騎手の自信のインタビューが印象的。当時は「東のユタカ・吉田豊」として有名になったのもこの頃でした。

2着は13人気ナナヨーウイングで馬券的には大波乱。桜花賞同日の阪神(忘れな草賞)で11人気3着。この日の馬場を考えると重適性がそのまま活きた感じですが、前走も人気薄で明らかにフロック視。前年人気で大敗した姉ナナヨーストームの借りを(姉と同じ馬番で)妹が返したようにも見えました。

メジロドーベルと名勝負を演じたキョウエイマーチが今年5月9日、出産直後に急死していたというニュースが入ってきて悲しい。8日に生まれたネオユニヴァースの牡馬が最後の産駒。現地の指定席で観た97年の桜花賞は雨降りで記憶に新しい。あれから10年経ったと思うと、競馬歴を感じますね。

メジロドーベル 牝 1994年 5月 6日生 鹿毛 大久保洋吉厩舎 21戦10勝
父:メジロライアン
母:メジロビューティー(母父:パーソロン)
主な勝ち鞍:
1996年
阪神3歳牝馬S(G1)
1997年
オークス(G1)
オールカマー(G2)
秋華賞(G1)
1998年
府中牝馬S(G3)
エリザベス女王杯(G1)
1999年
エリザベス女王杯(G1)

当ブログ内関連リンク
オークス速報(2005年=シーザリオ)2005年05月23日掲載
オークスメモリアル(2001年=レディパステル)2005年05月19日掲載
オークスメモリアル(1999年=ウメノファイバー)2005年05月22日掲載
オークスメモリアル(1998年=エリモエクセル)2006年05月19日掲載
オールカマーメモリアル(1997年=メジロドーベル)2005年09月24日掲載
桜花賞メモリアル(1997年=キョウエイマーチ)2005年04月08日掲載


フェブラリーステークスメモリアル(シンコウウインディ)

2007年02月18日 09時20分04秒 | 東京競馬場

記念すべきG1昇格1回目のフェブラリーSも今日と同じ不良馬場。
先行有利の流れでしたが、今日はどうなるのか・・・?

1997年 2月16日 東京競馬場
第14回 フェブラリーステークス(G1)ダート1600m 不良 16頭
1着8シンコウウインディ 牡5(56岡部)1:36.0 6人気 36.1
2着11ストーンステッパー 牡5(56熊沢)クビ 1人気 36.4
3着7バトルライン 牡5(56横山典)3馬身 2人気 37.0
4着9ビコーペガサス 牡7(57武豊)1馬身3/4 5人気 36.9
5着13ビッグショウリ 牡7(57蛯名正)1馬身3/4 10人気 37.0
単勝1,190 馬連1,570

番組改変でG1に昇格して初めてのフェブラリーステークス。前年は土曜日のG2で、雪の中、ホクトベガが早め先頭の競馬で圧勝していました。

天候は晴れに回復したものの、それまでの雨量でダートは不良。後方からの馬には出番はなく、逃げたバトルライン、2番手のストーンステッパー、4~5番手にいたシンコウインディで決着。

シンコウウインディは平安ステークス(同着)、ストーンステッパーはガーネットステークス、バトルラインはオープン特別の銀嶺ステークス(東京ダート1400m)という主要ステップレースの1着馬が上位を独占。人気どおりの順当な結果でした。

シンコウラブリイ、シンコウキング、シンコウフォレストなどのG1馬がいる「シンコウ」の真っ黒い勝負服は懐かしい。「パッとサイデリア♪@小林亜星」のCMのシンコウ産業でしたが、馬主登録を抹消して、現在は見ることができません。

レース中に他馬に噛み付きにいく、というほど闘争心むき出しのシンコウウインディ。この後はアンタレスステークス、帝王賞などで人気になりましたが、これが最後の勝利となりました。

シンコウウインディ 牡 1993年 4月14日生 栗毛 田中清隆厩舎
父:デュラブ
母:ローズコマンダー(母父:ダストコマンダー)
17戦5勝
主な勝ち鞍:フェブラリーS(1997年=G1)、平安S(1997年=G3)、ユニコーンS(1996年=G3)


共同通信杯メモリアル(ジャングルポケット)

2007年02月02日 00時54分20秒 | 東京競馬場

ジャングルポケットがここをステップにダービーを制覇!
今年のフサイチホウオーは父に続けるか?試金石の一戦を観に行きます!

2001年 2月 4日 東京競馬場 11R
第35回 共同通信杯(G3)芝1800m 良 12頭
1着8ジャングルポケット 牡3(56角田)1:47.9 1人気
2着12プレジオ 牡3(55ペリエ)2馬身 3人気
3着2スイートゥンビター 牡3(55後藤)1馬身1/2 2人気
4着9[地]シングンオペラ 牡3(55張田京)ハナ 9人気
5着3ダンシングカラー 牡3(55松永幹)3/4馬身 8人気
単勝140 馬連610

暮れのラジオたんぱ杯2着のトニービン産駒、ジャングルポケットがここから始動。口向きが悪く、ハミの使い方が下手で荒削りな面を見せながらも快勝。出走メンバーに恵まれたとはいえ、クラシックの有力候補に大きく前進しました。

少し間が空く皐月賞へは直行でしたが、1番枠から出遅れていい脚をみせるものの、アグネスタキオン、ダンツフレームに続く3着まで。

続くダービーでは、ライバル、アグネスタキオンが故障でリタイアしたこともあって1人気に推されていました。大外18番枠のジャングルポケットは末脚が爆発!東京での経験をステップに頂点へ昇りつめたのでした。

ダービー馬が札幌記念に出走するという珍しいローテーションでしたが3着敗退、菊花賞も4着に敗れた後、またしても東京競馬場のジャパンカップで一変。ペリエ騎手を背に、先に抜け出したテイエムオペラオーを力強く交わして完勝。

東京得意なトニービン産駒らしく、東京競馬場に変わると別馬のような走りでビッグタイトルを手に入れました。

今年はジャングルポケット産駒のフサイチホウオーがダービーをにらんで始動。ディープの弟ニュービギニングとの対戦が注目されますが、戦ってきた相手が一枚上。ダービーへの試走にすぎないのか?ここが試金石の一戦。今年も2001年と同じ2月4日に開催。今週も東京競馬場に観に行きます!

ジャングルポケット 牡 1998年 5月 7日生 渡辺栄厩舎
父:トニービン
母:ダンスチャーマー(母父:ヌレイエフ)
13戦5勝
主な勝ち鞍:日本ダービー(G1=2001年)、ジャパンカップ(G1=2001年)、共同通信杯(G3=2001年)、札幌3歳ステークス(G3=2000年)

当ブログ内関連リンク

共同通信杯速報(アドマイヤムーン)2006年02月06日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/489cad6c11adb73835f57e0d4f9c7364

共同通信杯メモリアル(メジロブライト)2006年02月01日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/ba35619411213a4362a4505c4450fd82


ジャパンカップメモリアル(シングスピール)

2006年11月23日 22時07分05秒 | 東京競馬場
名手デットーリが鮮烈だったJCも、気がつけば10年も前の話。
今年は久々にジャパンカップ観戦に東京競馬場へ行く予定です。

1996年11月24日 東京競馬場10R
第16回 ジャパンカップ(G1)芝2400m 良 15頭
1着14[外]シングスピール 牡5(57デットーリ)2:23.8 4人気
2着4ファビラスラフイン 牝4(53松永幹)ハナ 7人気
3着1[外]ストラテジックチョイス 牡6(57クィン)1馬身1/4 10人気
3着9[外]エリシオ 牡4(55ペリエ)同着 1人気
単勝760 馬連5,100

凱旋門賞馬エリシオが来日とあって単勝1人気と注目されたレース。2人気は4歳馬で秋の天皇賞を勝ったバブルガムフェローと4歳馬(現3歳馬)が注目を集めました。3人気は引退、日本で種牡馬入りが決まったペンタイア(写真左端)。他にはブリーダーズカップターフ(米)経由のシングスピール、日本馬タイキフォーチュン、ダンスパートナー辺りに人気が集まっていました。

よどみのないペースで直線は激しい叩き合い。外(写真右手前)デットーリ騎手のシングスピール、内4歳牝馬のファビラスラフインの2頭マッチレース。デットーリ騎手の激しいムチに応えてシングルピールがハナ差先着。気がつけばもう10年前の写真ですが、表彰式の「デットーリジャンプ」もあったりで、名手デットーリ騎手を強烈に印象付けるレースでした。

エリシオは期待通りの走りが見られず3着同着。日本馬の大将格バブルガムフェローは天皇賞の激走の反動か13着大敗でした。しかし秋華賞を勝った4歳(当時)牝馬ファビラスラフインがハナ差2着健闘はあっぱれです。

今年はフリードニア、ウィジャボードの2頭のみ。2度目の来日は初回より成績が上回らない、というウィジャボードには嫌なデータもありますがジャパンカップ3勝のデットーリ騎手で注目の存在になりそうです。

[外国馬]シングスピール(Singspiel=英))牡 1992年2月25日生 鹿毛 調教師Sir Michael R.Stoute(英)
父:インザウイングス
母:グローリアスソング(母父:ヘイロー)
20戦9勝
主な勝ち鞍:カナディアン国際S(加)、コロネーションカップ(英)、インターナショナルステークス(英)、ドバイワールドカップ(首)、ジャパンカップ(日)

毎日王冠メモリアル(バランスオブゲーム)

2006年10月04日 21時42分42秒 | 東京競馬場

単勝1.3倍のファインモーションがまさかの逃げ、そしてまさかの失速。
早め先頭のバランスオブゲームがレコード勝ち。G2×6勝は現役屈指のG2コレクター!

2003年10月12日 東京競馬場11R
第54回 毎日王冠(G2)芝1800m やや重 11頭
1着○7バランスオブゲーム 牡4(58田中勝)1:45.7レコード 5人気
2着△11トーホウシデン 牡6(57蛯名)2馬身1/2 4人気
3着△5エイシンプレストン 牡6(59福永)クビ 3人気
単勝1,570 馬連5,610 3連19,910

デビュー6連勝した翌年、今季初戦のクイーンSを58キロで2着したファインモーションが満を持して出走とあれば、単勝1.3倍の断然人気。ゲートが開くとまさかの逃げで場内もどよめき。抑えがきかず武豊騎手も苦肉の策だったか。

直線も手応えありそうな感じでしたが、伸びきれず早々と馬群に飲まれ、早め先頭に出たバランスオブゲーム。坂の上ではセーフティーリードで焦点は2番手争い。内からマイネルアムンゼン、中からエイシンプレストン、外からトーホウシデンさらに大外からテンザンセイザと2番手は大混戦で、トーホウシデンが先着。

ファインモーションが馬券の対象かた外れた割には、馬連56倍、3連複199倍と案外低配当。単勝は断然人気でしたが、連勝馬券を買うファンは冷静だったことをオッズが物語っています。

マイルCS4着、安田記念3着、そして今年の宝塚記念3着と、あと1歩G1に届かない間にG2を3勝して、通算G2×6勝という驚異のG2コレクター。今年のG1には手が届くのか?

バランスオブゲーム 牡 1999年 4月22日生 鹿毛 宗像義忠厩舎
父:フサイチコンコルド
母:ホールオブフェーム(母父:アレミロード)
29戦8勝(2006年10月 4日現在)
主な勝ち鞍:
2001年 新潟2歳S(G3)
2002年 弥生賞(G2)、セントライト記念(G2)
2003年 毎日王冠(G2)
2005年 中山記念(G2)
2006年 中山記念(G2)、オールカマー(G2)

当ブログ内関連リンク

毎日王冠メモリアル(サイレンススズカ)
2005年10月09日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/b15e37138bb5b9b2d5b69eaa0939f80e

毎日王冠メモリアル(バブルガムフェロー)
2005年10月09日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/fd515c7dd2294d2deba5853796790c60

毎日王冠メモリアル(アヌスミラビリス)
2005年10月09日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/46b1ecbe726cef70e83690c1b77d828b


エーデルワイスSメモリアル(ダイヤモンドビコー)

2006年06月08日 23時42分02秒 | 東京競馬場

牝馬ダイヤモンドビコーが追い込んだ前走とは一転、逃げ切り2連勝。
自在な脚質を身につけ、秋へ飛躍するきっかけを掴んだレースでした。

2001年 6月 3日 東京競馬場
第10R エーデルワイスS(3歳900万)芝1600m 良 16頭
1着7ダイヤモンドビコー 牝3(53デザーモ)1:34.4 5人気
2着11トレジャー 牡3(55岡部)3/4馬身 1人気
3着15ゴッドオブチャンス 牡3(55横山典)1/2馬身 4人気
単1,070 馬1,630

この時期特有の「3歳限定900万条件」という年間通しても珍しい条件。以前は中京の白百合Sや福島のさくらんぼSなども3歳900万条件でしたが、その後の番組改定で、現在残ったのはこのレースのみ(現在は1000万条件戦)。

この日はブラックホークが勝った安田記念の1つ前の準メインレース。3歳重賞で好走した馬から、500万をやっと勝ち上がった馬まで多彩な顔ぶれが揃う混戦のレース。ここで賞金を上積みし、秋の重賞路線へと飛躍するきっかけとなる注目のレースになっています。

この年はダービートライアル4着でダービー出走を逃した良血トレジャーが1人気、休み明けの500万を圧勝したマイティスピードが2人気(4着)、NHKマイルC5着のメジロキルデアが3人気でした。

前走は後方から追い込み、好タイムで500万を勝った牝馬ダイヤモンドビコーが今度は先手を奪って逃げ切り勝ち。初騎乗のデザーモ騎手からガッツポーズが出ました。メインレース以外で、写真のようなガッツポーズが出るのは珍しいことで、デザーモ騎手もそれなりに手応えを掴んでいたのかもしれません。

ダイヤモンドビコーはこの勢いそのままに、札幌のクイーンSで2着と古馬牝馬に混ざって健闘。そして秋のローズSではローズバド以下を振り切り初重賞勝ち。秋華賞でテイエムオーシャンの対抗馬として注目されました。

しかし、9月11日のNY同時多発テロを受けてデザーモ騎手の再来日は見送られ、ダイヤモンドビコーも距離適性が合わないとして秋華賞は回避。目先のG1よりも、先々を考えて無理をしないあたりはさすが藤沢流です。

それが功を奏したか、4歳になってからペリエ騎手で中山牝馬Sをタイレコードで圧勝。牡馬に混ざると一息でしたが、牝馬同士なら力上位を示し、府中牝馬S、阪神牝馬Sを勝って、牝馬限定とはいえ重賞4勝は立派の一言です。

ダイヤモンドビコー 牝 1998年 5月25日生 鹿毛 藤沢和雄厩舎
父:サンデーサイレンス
母:ステラマドリッド(母父:アリダー)
23戦7勝
主な勝ち鞍:ローズS(G2)、阪神牝馬S(G2)、府中牝馬S(G3)、中山牝馬S(G3)

当ブログ関連リンク
さくらんぼステークスメモリアル(マチカネフクキタル)2005年 6月18日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/8688f7ff1d02bc3650b08afc95539d5a


安田記念メモリアル(フェアリーキングプローン)

2006年06月04日 02時20分11秒 | 東京競馬場

香港馬フェアリーキングプローンが力強い末脚で外国馬のワンツー。
騎手変更のアクシデントも乗り越え、2着ディクタットも健闘しました。

2000年 6月 4日 東京競馬場
第50回 安田記念(G1)芝1600m 良 18頭
1着…12[外]フェアリーキングプローン セン6(58フラッド)1:33.9 10人気
2着▲10[外]ディクタット 牡6(58オドノヒュー)1馬身1/4 6人気
3着…9キングヘイロー 牡6(58福永)クビ 3人気
単3,990 馬14,700

1人気はスポット参戦の武豊騎手を背に京王杯で怒涛の追い込みを決めたスティンガー。2人気は京王杯2着のブラックホーク、3人気は高松宮記念で復活したキングヘイロー。他にもシンボリインディ、アドマイヤカイザーなど、東京実績のある国内組が人気の中心でした。

伏兵扱いだった香港のフェアリーキングプローンが力強く抜けて優勝。この頃から香港勢も実力をつけて、注目されてきていました。種牡馬「フェアリーキング」という部分のイメージが強いですが、実際はディンヒル産駒、名前の由来は「エビ」の名前だとか。どこから命名しているかわからないものです。

2着はUAEの刺客、と言われるゴドルフィン所有のディクタット。京王杯6着からのステップで本番ではついに連対を果たしました。このディクタット、京王杯はホランド騎手でしたが、安田記念はデットーリ騎手が騎乗予定でした。しかし、安田記念の週になって、飛行機の墜落事故に遭ってしまい、急遽オドノヒュー騎手に乗り替わりが発表されました。

幸いデットーリ騎手は一命を取り留めたばかりか、軽症程度だったとか?無事に復帰して、その後の活躍はいわずもがなです。
(後日調べ=プロペラ機は日本時間6月1日午後、ニューマーケット競馬場付近に墜落、デットーリ騎手は右足首骨折と右手親指負傷、パイロットは即死というので、助かったのは本当に奇跡です!)

実際レースでは乗れませんでしたが、名手デットーリを安田記念にわざわざ呼んだ、という勝負度合いを評価しましたが、フェアリーキングプローンまでは手が回らず。近年では珍しい外国馬のワンツーでした。

東京実績のあるシンボリインディ、ウメノファイバーなどを絡めてしまい、馬券は外れ。日本馬も大混戦のうえ、外国馬は能力比較が難しい。昨年は4着だったブリッシュラックをはじめ、今年も香港勢に期待か?

ダンツフレーム追悼号外(安田記念)2005年 8月31日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/359ab5f3017074c5607e669dfa506da4

安田記念メモリアル(ブラックホーク)2005年 6月 5日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/7d5097707195e24c1fe82c7e69696bb9

安田記念メモリアル(エアジハード)2005年 6月 5日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/9498533b603d3cee51b6fe79ff06a880

安田記念メモリアル(タイキシャトル)2005年 3月11日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/e43d65b81cecc9f80b962c1ab3e5f72d


目黒記念メモリアル(ローゼンカバリー)

2006年05月25日 00時59分34秒 | 東京競馬場
ローゼンカバリーが2年ぶりの勝利。G2コレクターとして渋い活躍をしました。
そういえば、今週は日曜最終レースに目黒記念があったのを忘れていた(笑)。

1999年 6月12日 東京競馬場
第113回 目黒記念(G2)芝2500m 良 12頭
1着○3ローゼンカバリー 牡7(58菊沢徳)2:32.2 2人気
2着…10アイシャルテイオー 牡7(54大西)3馬身1/2 3人気
3着▲5フサイチシンイチ 牡7(52藤田)3/4 5人気
単840 馬4,190

ステップレースのメトロポリタンSをレコードで圧勝した◎セイウンエリアが単勝1.4倍の断然人気でしたが、ロードブレーヴの大逃げを早めに捕まえに行って失速。変わってG2では大威張りのローゼンカバリーが抜け出し3馬身差の圧勝。主戦だった横山典騎手に替わって7歳になって新コンビを組んだ菊沢徳騎手で2年ぶりの勝利。

準オープンを連勝したアイシャルテイオーが2着確保。ダービーや菊花賞にも出走した素質馬フサイチシンイチが準オープンの身ながら3着、当時の表記で7歳馬が上位を独占。軽量馬の台頭もハンデ戦の重賞、目黒記念ならではです。

ローゼンカバリーは春の天皇賞3着が最高でしたが、これで重賞4勝はすべてG2。この頃はダイワテキサスと並んで?G2コレクターとして渋い活躍をしました。

ローゼンカバリー 牡 1993年 6月 1日生 黒鹿毛 鈴木康弘厩舎
父:サンデーサイレンス
母:ダイナフェアリー(母父:ノーザンテースト)
33戦7勝
主な勝ち鞍:目黒記念(G2)、日経賞(G2)、アメリカJCC(G2)、セントライト記念(G2)