後方から一マクリ。雨馬場も克服し、秋の凱旋門賞へ視界良好!
2006年 6月25日 京都競馬場
第11R 第47回 宝塚記念(G1)芝2200m やや重 13頭
1着◎8ディープインパクト 牡4(58武豊)2:13.0 1人気
2着○7ナリタセンチュリー 牡7(58田島)4馬身 10人気
3着…13バランスオブゲーム 牡7(58田中勝)3/4馬身 9人気
単110 馬1,920 3連22,370 3単43,850痛恨の3着抜け!惜しい!!
6歳で本格化したダイワテキサスが900万に続き、準オープンも楽々突破!
この後も連勝が続き、5連勝で天皇賞・秋の有力候補にまで浮上しました。
1998年 6月20日 福島競馬場
第11R 安達太良S(4歳上1600万)芝2000m 良 8頭
1着◎6ダイワテキサス 牡6(57蛯名)1:59.8 1人気
2着△4ダイワオーシャン 牡7(56橋本広)2馬身1/2 7人気
3着…5マチカネハテンコウ 牡5(57吉田豊)1/2馬身 6人気
単180 枠1,320 的中
4歳、5歳時は900万条件で足踏みしていたダイワテキサスが6歳を迎えて本格化。東京の900万を勝ってこの安達太良Sでも単勝1.8倍の断然人気。福島の開幕初日なのに8頭立てと少頭数、抜けたメンバーもいなければ初の準オープンでも楽々と突破。
馬が引き揚げてくる検量室前では、増沢厩舎所属の牧原由貴子騎手(現増沢騎手)が嬉しそうにダイワテキサスを出迎えていたのが印象的でした。当時から調教助手(増沢真樹調教助手)とお付き合いがあったと思うと、今思えば当時の喜びようも納得ですね。
ダイワテキサスはこの後、新潟の日本海Sも好タイムで勝ち準オープンを連勝。そしてG3の関屋記念で初重賞制覇。続く秋のG2オールカマーも連勝し、5連勝で天皇賞・秋の有力候補として急浮上しました。
しかし、残念ながら脚部不安を発症し、天皇賞は回避。それこそ飛ぶ鳥を落とす勢いだっただけに、順調に出ていたらチャンスはあったのかもしれません。休養を挟んで7歳、8歳になっても中山記念、新潟記念を勝つなど、ダイワテキサスは老いてますます盛んでした。
<撮影メモ>ニコンF90
東北新幹線の早朝割引「朝トクきっぷ」を使って、上野駅を朝7時台の新幹線に乗って2時間弱で福島駅に到着。楽々1Rから楽しめました。東京から270kmと離れていますが、新幹線を使えば案外近いものです。
福島競馬場はスタンドと馬場が近いのが印象的、走る蹄(ひづめ)の足音も間近に感じられ、他の競馬場にはない迫力あるレースが楽しめます!写真も200mmの望遠レンズで、外ラチ沿いからいい写真が撮れました。
福島競馬場のラチ沿いは、重賞の日でもさほど混雑しないので、場所取りに気を使うことがないのがいいです。今週の京都競馬場(宝塚記念)はどうなることやら・・・では行ってきます!
<当ブログ内関連リンク>
オールカマーメモリアル(ダイワテキサス)2005年 9月24日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/15c0d0e196778256ec7eb3d7e62dad00
新潟記念メモリアル(ダイワテキサス)2005年 8月26日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/f09cef4b4a8695aab411b14e8ebfd090
牝馬ダイヤモンドビコーが追い込んだ前走とは一転、逃げ切り2連勝。
自在な脚質を身につけ、秋へ飛躍するきっかけを掴んだレースでした。
2001年 6月 3日 東京競馬場
第10R エーデルワイスS(3歳900万)芝1600m 良 16頭
1着7ダイヤモンドビコー 牝3(53デザーモ)1:34.4 5人気
2着11トレジャー 牡3(55岡部)3/4馬身 1人気
3着15ゴッドオブチャンス 牡3(55横山典)1/2馬身 4人気
単1,070 馬1,630
この時期特有の「3歳限定900万条件」という年間通しても珍しい条件。以前は中京の白百合Sや福島のさくらんぼSなども3歳900万条件でしたが、その後の番組改定で、現在残ったのはこのレースのみ(現在は1000万条件戦)。
この日はブラックホークが勝った安田記念の1つ前の準メインレース。3歳重賞で好走した馬から、500万をやっと勝ち上がった馬まで多彩な顔ぶれが揃う混戦のレース。ここで賞金を上積みし、秋の重賞路線へと飛躍するきっかけとなる注目のレースになっています。
この年はダービートライアル4着でダービー出走を逃した良血トレジャーが1人気、休み明けの500万を圧勝したマイティスピードが2人気(4着)、NHKマイルC5着のメジロキルデアが3人気でした。
前走は後方から追い込み、好タイムで500万を勝った牝馬ダイヤモンドビコーが今度は先手を奪って逃げ切り勝ち。初騎乗のデザーモ騎手からガッツポーズが出ました。メインレース以外で、写真のようなガッツポーズが出るのは珍しいことで、デザーモ騎手もそれなりに手応えを掴んでいたのかもしれません。
ダイヤモンドビコーはこの勢いそのままに、札幌のクイーンSで2着と古馬牝馬に混ざって健闘。そして秋のローズSではローズバド以下を振り切り初重賞勝ち。秋華賞でテイエムオーシャンの対抗馬として注目されました。
しかし、9月11日のNY同時多発テロを受けてデザーモ騎手の再来日は見送られ、ダイヤモンドビコーも距離適性が合わないとして秋華賞は回避。目先のG1よりも、先々を考えて無理をしないあたりはさすが藤沢流です。
それが功を奏したか、4歳になってからペリエ騎手で中山牝馬Sをタイレコードで圧勝。牡馬に混ざると一息でしたが、牝馬同士なら力上位を示し、府中牝馬S、阪神牝馬Sを勝って、牝馬限定とはいえ重賞4勝は立派の一言です。
ダイヤモンドビコー 牝 1998年 5月25日生 鹿毛 藤沢和雄厩舎
父:サンデーサイレンス
母:ステラマドリッド(母父:アリダー)
23戦7勝
主な勝ち鞍:ローズS(G2)、阪神牝馬S(G2)、府中牝馬S(G3)、中山牝馬S(G3)
当ブログ関連リンク
さくらんぼステークスメモリアル(マチカネフクキタル)2005年 6月18日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/8688f7ff1d02bc3650b08afc95539d5a
香港馬フェアリーキングプローンが力強い末脚で外国馬のワンツー。
騎手変更のアクシデントも乗り越え、2着ディクタットも健闘しました。
2000年 6月 4日 東京競馬場
第50回 安田記念(G1)芝1600m 良 18頭
1着…12[外]フェアリーキングプローン セン6(58フラッド)1:33.9 10人気
2着▲10[外]ディクタット 牡6(58オドノヒュー)1馬身1/4 6人気
3着…9キングヘイロー 牡6(58福永)クビ 3人気
単3,990 馬14,700
1人気はスポット参戦の武豊騎手を背に京王杯で怒涛の追い込みを決めたスティンガー。2人気は京王杯2着のブラックホーク、3人気は高松宮記念で復活したキングヘイロー。他にもシンボリインディ、アドマイヤカイザーなど、東京実績のある国内組が人気の中心でした。
伏兵扱いだった香港のフェアリーキングプローンが力強く抜けて優勝。この頃から香港勢も実力をつけて、注目されてきていました。種牡馬「フェアリーキング」という部分のイメージが強いですが、実際はディンヒル産駒、名前の由来は「エビ」の名前だとか。どこから命名しているかわからないものです。
2着はUAEの刺客、と言われるゴドルフィン所有のディクタット。京王杯6着からのステップで本番ではついに連対を果たしました。このディクタット、京王杯はホランド騎手でしたが、安田記念はデットーリ騎手が騎乗予定でした。しかし、安田記念の週になって、飛行機の墜落事故に遭ってしまい、急遽オドノヒュー騎手に乗り替わりが発表されました。
幸いデットーリ騎手は一命を取り留めたばかりか、軽症程度だったとか?無事に復帰して、その後の活躍はいわずもがなです。
(後日調べ=プロペラ機は日本時間6月1日午後、ニューマーケット競馬場付近に墜落、デットーリ騎手は右足首骨折と右手親指負傷、パイロットは即死というので、助かったのは本当に奇跡です!)
実際レースでは乗れませんでしたが、名手デットーリを安田記念にわざわざ呼んだ、という勝負度合いを評価しましたが、フェアリーキングプローンまでは手が回らず。近年では珍しい外国馬のワンツーでした。
東京実績のあるシンボリインディ、ウメノファイバーなどを絡めてしまい、馬券は外れ。日本馬も大混戦のうえ、外国馬は能力比較が難しい。昨年は4着だったブリッシュラックをはじめ、今年も香港勢に期待か?
ダンツフレーム追悼号外(安田記念)2005年 8月31日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/359ab5f3017074c5607e669dfa506da4
安田記念メモリアル(ブラックホーク)2005年 6月 5日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/7d5097707195e24c1fe82c7e69696bb9
安田記念メモリアル(エアジハード)2005年 6月 5日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/9498533b603d3cee51b6fe79ff06a880
安田記念メモリアル(タイキシャトル)2005年 3月11日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/e43d65b81cecc9f80b962c1ab3e5f72d