デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

日本ダービー速報(ウオッカ)

2007年05月27日 23時08分36秒 | 写真速報

桜花賞2着から挑戦の牝馬ウオッカが末脚爆発で頂点。
父タニノギムレットと父娘でのダービー親子制覇。

2007年 5月27日 東京競馬場 10R
第74回 日本ダービー(G1)芝2400m 良 18頭
1着3ウオッカ 牝3(55四位)2:24.5 3人気 33.0
2着16アサクサキングス 牡3(57福永)3馬身 14人気 34.9
3着14アドマイヤオーラ 牡3(57岩田)1馬身3/4 4人気 33.7
4着12サンツェッペリン 牡3(57松岡)クビ 9人気 35.0
5着8ドリームジャーニー 牡3(57蛯名)3/4馬身 8人気 33.1
単勝1,050 馬連54,470 3連複248,790 3連単2,155,760

ダービーデーらしく、皇太子さま、安倍総理大臣、織田裕二さんがゲストに来場し盛り上がりました。しかしレースは、断然人気だったフサイチホウオーが、かかり気味で末をなくし、騎手乗り替わりがあったアドマイヤオーラも追い込み届かず3着。

人気馬が苦しむなか、伸び脚がよかったのが牝馬ウオッカ。素晴らしい末脚で3馬身差の圧勝。牝馬がダービーを制覇したのは64年ぶり。日本の競馬史に残る牝馬の活躍、挑戦した勇気が素晴らしいと思いました。

牧場で出産した時「牝馬はオークス」という今までの常識が覆るか、というくらいこれから牝馬の挑戦が増えてきそうな気も?父タニノギムレットも3番枠での優勝。黒い馬体は父によく似ているように見えました。

残り17頭の牡馬は3馬身以上離されるという、ある意味情けない?敗戦。昨日今日、先行有利だった傾向どおりアサクサキングスが逃げ粘り2着。力はあると思いましたが、皐月賞、NHKマイルC大敗で巻き返しは難しいと思っていました。

フサイチホウオーは道中かかって7着。今までのレースぶりを考えると「普通に回ってくれば勝てる」と思っていましたが案外。毎回普通にレースできるほど競馬は甘くない。伏兵も多彩だったので、馬券は難しかった・・・。


目黒記念速報(ポップロック)

2007年05月27日 23時07分52秒 | 写真速報

58.5キロでもポップロックがこのレース連覇。
角居厩舎はダービーのウオッカに続き、なんと同日重賞2勝!

2007年 5月27日 東京競馬場 12R
第121回 目黒記念(G2)芝2500m 良 18頭
1着2ポップロック 牡6(58.5武豊)2:31.4 1人気 34.5
2着11ココナッツパンチ 牡3(51吉田豊)クビ 4人気 34.3
3着10アドマイヤフジ 牡5(57福永)1馬身1/2 6人気 35.2
4着3アドマイヤモナーク 牡6(55岩田)2馬身1/2 8人気 34.9
5着6ゴーウィズウィンド 牡8(52後藤)1馬身 16人気 36.1
単勝290 馬連1,310 3連複10,280 3連単39,210

51キロのココナッツパンチと49キロのローズプレステージは3歳馬。この世代、初めて古馬と対戦するとあって、軽ハンデとはいえ、評価が微妙でした。

逃げたアドバンテージが早めに絡まれる厳しい展開に差し馬が台頭。ドバイ以来で武豊騎手に乗り変わったポップロックが58.5キロでも馬群を縫って抜け出し。ハンデは見込まれているように見えましたが、有馬2着はダテではなかった。

弥生賞であわや2着の3歳馬ココナッツパンチの末脚が東京で炸裂。ゴール板過ぎた地点で見ていたので、1着が変わったかと思いきや惜しい2着。賞金的にダービーに出られなかったうっぷんを晴らした格好。秋は楽しみです。

アドマイヤフジは休み明けで3着。これまで東京に実績がありませんでしたが、福永騎手が早めに抜け出し見せ場。京王杯スプリングカップ(エイシンドーバー)のインタビューで「贔屓の厩舎が解散したら成績が落ちたと言われぬよう頑張る」と公言して以降は東京で好調。

ダービーでも波乱の片棒を担いでおり、今開催注目の騎手です。


日本ダービーメモリアル(ジャングルポケット)

2007年05月27日 01時36分45秒 | 東京競馬場

雨降りのなかジャングルポケットがついに頂点。
フサイチホウオーは明日も父と同じ道を歩めるか?

2001年 5月27日 東京競馬場 9R
第68回 日本ダービー(G1)芝2400m 重 18頭
1着18ジャングルポケット 牡3(57角田)2:27.0 1人気 35.6
2着8ダンツフレーム 牡3(57河内)1馬身1/2 3人気 35.6
3着6ダンシングカラー 牡3(57江田照)2馬身1/2 11人気 36.8
4着12ボーンキング 牡3(57デザーモ)クビ 6人気 36.5
5着17クロフネ 牡3(57武豊)1馬身1/4 2人気 36.7
単勝230 馬連560

3冠有力視されていたアグネスタキオンが故障でリタイアとあって、皐月賞で出遅れたトニービン産駒のジャングルポケットが1人気に支持されました。

次点は名前の通り、マル外初のダービー出走可能になった元年に、NHKマイルカップ勝ちから殴りこみ?をかけてきたクロフネ。その後の人気は皐月賞2着のダンツフレーム、青葉賞勝ちの「マル外」ルゼルなどでした。

意外と雨も上手いトニービン産駒に怖いものなし。テイエムサウスポーの玉砕的な逃げで展開も向きましたが、1馬身半差の完勝。フジキセキで夢に終わった角田騎手もついにダービージョッキーに輝きました。

共同通信杯勝ち、皐月賞3着と予想通り?ここまで父ジャングルポケットと「全く」同じ道を歩んできたフサイチホウオー。明日は1人気となればそこまで同じ。となれば親子制覇も目の前。明日は東京競馬場へ行く予定です。

ジャングルポケット 牡 1998年 5月 7日生 鹿毛 渡辺栄厩舎
父:トニービン
母:ダンスチャーマー(母父:ヌレイエフ)
13戦5勝
主な勝ち鞍:日本ダービー(G1=2001年)、ジャパンカップ(G1=2001年)、共同通信杯(G3=2001年)、札幌3歳ステークス(2000年=G3)

当ブログ内関連リンク
日本ダービー速報(メイショウサムソン=2006年)2006年05月28日掲載
日本ダービーメモリアル(アグネスフライト=2000年)2006年05月25日掲載
日本ダービーメモリアル(タニノギムレット=2002年)2005年05月29日掲載
日本ダービーメモリアル(アドマイヤベガ=1999年)2005年05月29日掲載
日本ダービーメモリアル(サニーブライアン=1997年)2005年05月29日掲載
共同通信杯メモリアル(ジャングルポケット=2001年)2007年02月02日掲載
目黒記念速報(ポップロック=2006年)2006年05月28日掲載
目黒記念メモリアル(ローゼンカバリー=1999年)2006年05月25日掲載


オークスメモリアル(メジロドーベル)

2007年05月17日 00時48分40秒 | 東京競馬場

桜花賞2着だったメジロドーベルが距離伸びて末脚爆発…あれから10年。
1人気だった桜花賞馬がキョウエイマーチが先週急死したのは悲しい。

1997年 5月25日 東京競馬場 10R
第58回 優駿牝馬(オークス)(G1)芝2400m 重 16頭
1着16メジロドーベル 牝4(55吉田豊)2:27.7 2人気 36.4
2着9ナナヨーウイング 牝4(55石橋守)2馬身1/2 13人気 36.9
3着12ダイイチシガー 牝4(55武豊)3馬身 4人気 4人気 37.0
4着5プロモーション 牝4(55蛯名正)2馬身1/2 6人気 38.0
5着3オレンジピール 牝4(55河内)1馬身1/4 3人気 38.1
単勝290 馬連12,550

せっかくのオークスでしたが、カメラ(ニコンFE2)の露出設定ミスで痛恨の失敗作。お蔵入りでしたが、キョウエイマーチ急死の報を聞いて引っぱり出してきました。実際のプリントは見た目以上に真っ黒で、レースが終わってから気付きました。

この写真を見ると晴れていましたが、馬場は前日の雨で重。チューリップ賞では折り合いを欠き3着、桜花賞ではキョウエイマーチにスイスイ逃げ切られ2着だったメジロドーベルが末脚が爆発、距離伸びて真価を発揮しました。

逃げる1人気キョウエイマーチから離された中団でしたが「3角でハミを取ってくれて勝利を確信した」という吉田豊騎手の自信のインタビューが印象的。当時は「東のユタカ・吉田豊」として有名になったのもこの頃でした。

2着は13人気ナナヨーウイングで馬券的には大波乱。桜花賞同日の阪神(忘れな草賞)で11人気3着。この日の馬場を考えると重適性がそのまま活きた感じですが、前走も人気薄で明らかにフロック視。前年人気で大敗した姉ナナヨーストームの借りを(姉と同じ馬番で)妹が返したようにも見えました。

メジロドーベルと名勝負を演じたキョウエイマーチが今年5月9日、出産直後に急死していたというニュースが入ってきて悲しい。8日に生まれたネオユニヴァースの牡馬が最後の産駒。現地の指定席で観た97年の桜花賞は雨降りで記憶に新しい。あれから10年経ったと思うと、競馬歴を感じますね。

メジロドーベル 牝 1994年 5月 6日生 鹿毛 大久保洋吉厩舎 21戦10勝
父:メジロライアン
母:メジロビューティー(母父:パーソロン)
主な勝ち鞍:
1996年
阪神3歳牝馬S(G1)
1997年
オークス(G1)
オールカマー(G2)
秋華賞(G1)
1998年
府中牝馬S(G3)
エリザベス女王杯(G1)
1999年
エリザベス女王杯(G1)

当ブログ内関連リンク
オークス速報(2005年=シーザリオ)2005年05月23日掲載
オークスメモリアル(2001年=レディパステル)2005年05月19日掲載
オークスメモリアル(1999年=ウメノファイバー)2005年05月22日掲載
オークスメモリアル(1998年=エリモエクセル)2006年05月19日掲載
オールカマーメモリアル(1997年=メジロドーベル)2005年09月24日掲載
桜花賞メモリアル(1997年=キョウエイマーチ)2005年04月08日掲載


京王杯スプリングカップ速報(エイシンドーバー)

2007年05月12日 23時59分39秒 | 写真速報

混戦の京王杯はエイシンドーバーがレコード勝ち、重賞2勝目。
福永騎手は久々の重賞勝利。今週は晴れて比較的順当に収まりました。

2007年 5月12日 東京競馬場 11R
第52回 京王杯スプリングカップ(G2)芝1400m 良 18頭
1着8☆エイシンドーバー 牡5(57福永)1:20.0レコード 5人気 34.0
2着17☆シンボリエスケープ 牡6(57蛯名)クビ 9人気 34.0
3着11…オレハマッテルゼ 牡7(58後藤)クビ 3人気 34.6
4着6☆マイネルスケルツィ 牡4(57柴田善)クビ 4人気 34.8
5着12☆フサイチリシャール 牡4(58鮫島)4馬身 6人気
単勝780 馬連8,020 3連複22,130 3連単141,210

前残りの展開のレコード決着では後方待機の馬に出番はなし。中団内を上手くまわったエイシンドーバーが重賞2勝目。今季に入ってからの末脚は確かで、1400mの重賞は阪急杯に続いて2勝目。

勇退の湯浅調教師から引き継いだ小崎調教師が重賞初勝利。1800mにも勝ち鞍があるので、マイルまでなら心配なさそう。

シンボリエスケープは得意の左回り1400mで末脚を発揮。時計が速い春の京都など、高速決着のレースで好走しており、今日の条件では切れない1頭。状態今ひとつ、とされたオレハマッテルゼが地力を発揮し3着で、さすが東京巧者。

マイネルスケルツィが逃げ切れず4着も、成長した今なら左回りの適性で軽視することはなさそう。

逃げなかったフサイチリシャールは4頭から4馬身離された5着。プリサイスマシーンは好位に付けながら全く伸びず9着。強敵相手に戦った疲れが出ているか?ともに安田記念は状態に注目したい。

ピカレスクコートはシンガリ18着。イレ込んでおり今回は参考外でも、重賞経験が浅いだけに58キロの安田記念では正直厳しい。

今後オープンで期待の4歳馬、アポロノサトリやブラックバースピンも今ひとつ。もっと重賞経験が必要か?

当ブログ内関連リンク
京王杯スプリングカップ速報(2006年=オレハマッテルゼ)2006年05月13日掲載
京王杯スプリングカップ速報(2005年=アサクサデンエン)2005年05月15日掲載
京王杯スプリングカップメモリアル(2004年=ウインラディウス)2006年05月12日掲載
京王杯スプリングカップメモリアル(2000年=スティンガー)2005年05月14日掲載
京王杯スプリングカップメモリアル(1999年=グラスワンダー)2005年05月12日掲載