デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

毎日王冠メモリアル(サイレンススズカ)

2005年10月09日 01時35分49秒 | 東京競馬場
毎日王冠のベストレース、といえばやはりサイレンススズカか?。
発表では13万人というG1レース級の集客で、朝からの盛り上がり方も異様でした。

1998年10月11日 東京競馬場
第49回 毎日王冠(G2)芝1800m 良 9頭
1着◎2サイレンススズカ 牡5(59武豊)1:44.9 1人気
2着△4エルコンドルパサー 牡4(57蛯名)2馬身1/2 3人気
3着…7サンライズフラッグ 牡5(58安田康)5馬身 4人気
単140 馬330取りガミ

朝日杯3歳Sまで4戦全勝ながら、骨折で休み明けのグラスワンダー、NHKマイルCまで5戦全勝のエルコンドルパサーと、強力な無敗3歳2騎に対して、今年5連勝中の快速サイレンススズカが参戦とあって注目されたレース。当然場内は朝から大混雑で、G1並み、いやG1以上の盛り上がり、という今考えても異様な光景でした。

宝塚記念では騎乗馬の都合で南井克騎手がピンチヒッターでしたが、今回は再び武豊騎手に手綱が戻りました。エルコンドルパサーとグラスワンダーはともに的場騎手のお手馬でしたが、ここでグラスワンダー騎乗を選択。エルコンドルパサーは蛯名騎手との新コンビがこのレースからスタートしました。

スタートすると、すでにサイレンススズカが半馬身ほど出ているという状態の最高のスタート。一方でグラスワンダーは若干の出遅れ。サイレンススズカが前半1000mを57秒7で引きつける逃げで、上がりも35秒1でまとめ、カンペキなペース配分で完勝。

早めに2番手に競りかけ負かしに行ったグラスワンダーは失速し5着。勝負付けが済んだ後にエルコンドルパサーとサンライズフラッグが脚を伸ばす感じで、着差以上の圧勝。この時点では天皇賞も当確ランプで、引き上げてくる時も通常はダートコースですが武豊騎手のはからいで、芝コースを通ってファンにあいさつするほどの余裕も。

天皇賞では残念ながら故障で競走中止。予後不良とは今でも惜しまれますが、ここで負かしたエルコンドルパサーがその後ジャパンカップを、グラスワンダーはグランプリ有馬記念を快勝するなど、サイレンススズカの無念を晴らすような活躍で、最後の勝利の価値をさらに高めてくれたような気がしました。

サイレンススズカ 牡 1994年 5月 1日生 栗毛 橋田満厩舎 16戦9勝
父:サンデーサイレンス
母:ワキア(母父:ミスワキ)
主な勝ち鞍:宝塚記念(G1)、毎日王冠(G2)、金鯱賞(G2)、中山記念(G2)、小倉大賞典(中京G3)

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