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デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

日本ダービーメモリアル(アグネスフライト)

2006年05月25日 00時57分58秒 | 東京競馬場

アグネスフローラの仔、アグネスフライトが裏街道をステップに悲願のダービー制覇。
「さあ河内の夢はどうだ!」河内騎手には珍しくガッツポーズが出たのが印象的。

2000年 5月28日 東京競馬場
第67回 東京優駿(日本ダービー=G1)芝2400m 良 18頭
1着△4アグネスフライト 牡4(57河内)2:26.2 3人気
2着○2エアシャカール 牡4(57武豊)ハナ 1人気
3着△13アタラクシア 牡4(57四位)3馬身1/2 6人気
単510 馬600

サラブレッドNo.1決定戦、ダービーは後方待機組の争いに。皐月賞馬エアシャカールが武豊騎手のムチに応えて絶好のタイミングで抜け出すと、さらに外から河内騎手のアグネスフライトが一歩一歩詰め寄る。エアシャカールが外に膨れながら、馬場の大外、マッチレースは2頭並んだままゴールイン!

わずかハナ差でも届いた確信があったのか、ゴール入線後すぐに、地味な河内騎手には珍しく、馬上で手が上がり、ぎこちないガッツポーズ!全てのホースマンの夢、ダービーを制覇した河内騎手は、その後のイベントや競馬中継などで笑顔で喜びを語っていたのが印象的でした。

弟弟子にあたる武豊騎手もフラつく癖のあるエアシャカールを立て直すためにわざわざムチを持ち替えて、勝ち負けよりも、アグネスフライトの接触を避けたフェアプレーが後日評価されていました!後に菊花賞も制したエアシャカールは、ダービーでハナ差敗れて準3冠。後で考えれば、惜しいハナ差でしたね。

アグネスフローラの仔として注目されたアグネスフライトは皐月賞には不出走。若草S、京都新聞杯と関西のステップレースを連勝してのダービー挑戦で見事に頂点。血統的には注目されていましたが、関東のファンには、この頃はまだなじみがなく、まさしく「関西の秘密兵器」でした。

アグネスフライトの全弟、アグネスタキオンも翌年無敗で皐月賞制覇、ダービーを前に屈腱炎で引退しましたが、順調なら兄弟ダービー制覇も夢ではありませんでした。そう考えると、改めてアグネスフローラは母親としても歴史に残る名牝ですね。

今年は皐月賞組の層が厚そうですが、オークスも今まで鬼門といわれたスイートピーS組から勝ち馬(カワカミプリンセス)が出ました。今年のダービーも一線級と未対決の裏街道に要注目か?

そういえば、今年のダービーは目黒記念との兼ね合いで、ダービーは第10Rだそうです。お間違えのないように!

アグネスフライト 牡 1997年 3月 2日生 栗毛 長浜博之厩舎
父:サンデーサイレンス
母:アグネスフローラ(母父:ロイヤルスキー)
14戦4勝
主な勝ち鞍:日本ダービー(G1)、京都新聞杯(G3)、若草S(OP)

当ブログ内関連リンク
日本ダービーメモリアル(タニノギムレット)2005年 5月29日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/5f6b5fefc984546d709dea68f0dbdb22

日本ダービーメモリアル(アドマイヤベガ)2005年 5月29日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/0b5ee40c2388227c88836bf4960d75a0

日本ダービーメモリアル(サニーブライアン)2005年 5月29日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/6fe3dc1ddf1258dd8770158a5c8e8968


オークスメモリアル(エリモエクセル)

2006年05月19日 01時19分36秒 | 東京競馬場

桜花賞不出走のエリモエクセルが、桜花賞上位組を退けて樫の女王に。
阪神の忘れな草賞からのステップも注目です。

1998年 5月31日 東京競馬場
第59回 優駿牝馬(オークス=G1)芝2400m 良 18頭
1着○6エリモエクセル 牝4(55的場)2:28.1 7人気
2着▲14エアデジャヴー 牝4(55横山典)1馬身1/4 2人気
3着△16ファレノプシス 牝4(55武豊)1/2馬身 1人気
単1,340 馬2,300 的中

桜花賞上位馬ファレノプシス、ロンドンブリッジ、エアデジャヴーに人気が集中しましたが、同じ日の2000m忘れな草賞で2勝目を挙げて賞金を上積みした7人気エリモエクセルが東京で末脚を発揮。テン乗りの的場騎手も表彰式では笑顔でした。

加藤敬二厩舎(たしか夏村助手?)独特の強気のコメントを信じて馬券を買ったのが大成功!当時は馬連2,300円でも嬉しかったものです。

桜花賞では追い込み届かず3着で脚を余したエアデジャヴーが2着確保。直線の長い東京でファレノプシスとの着順が逆転。桜花賞馬ファレノプシスもいい脚を使いましたが、位置取りが災いし3着まででした。

桜花賞2着のロンドンブリッジは4人気でしたが軽視。桜花賞はグリーンベルトに助けられたのと、距離伸びて不安があったので。案の定逃げて失速10着でしたが、ロンドンブリッジの娘、ダイワエルシエーロが2004年のオークスでダンスインザムード、スイープトウショウなどをおさえて優勝するあたりは血統の面白いところです。

エリモエクセルは特に左回りではキレのある末脚を発揮し、中京記念、府中牝馬Sなど重賞4勝で引退。しかし繁殖入り後、産駒では活躍馬が出ていないのが残念です。

エリモエクセル 牝 1995年 5月18日生 栗毛 加藤敬二厩舎
父:ロドリゴデトリアーノ
母:エリモファンタジー(母父:リヴァーマン)
17戦6勝
主な勝ち鞍:オークス(G1)、府中牝馬S(G3)、マーメイドS(G3)、中京記念(G3)

当ブログ内関連リンク
オークス速報(シーザリオ)2005年 5月23日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/05e42c8bbb77669d660b28d4085d7fe4

オークスメモリアル(ウメノファイバー)2005年 5月22日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/7880ecdc3329c52cad2aa353e874beae

オークスメモリアル(レディパステル)2005年 5月19日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/9f5791303e4848febb189cb23c3ce3e3


京王杯スプリングカップメモリアル(ウインラディウス)

2006年05月12日 01時08分26秒 | 東京競馬場

手の合う田中勝春騎手に戻ったウインラディウスが東京コースで末脚爆発。
テレグノシスとともに東京巧者ぶりを見せつけました。

2004年 5月16日 東京競馬場
第49回 京王杯スプリングカップ(G2)芝1400m やや重 18頭
1着◎7ウインラディウス 牡6(57田中勝)R1:20.4 2人気
2着▲11テレグノシス 牡5(58勝浦)クビ 5人気
3着…[外]フィートソーファスト セン5(57ムーア)1馬身3/4 8人気
単510 馬3,600 3連38,240

SS産駒ウインラディウスが重賞勝ちのある得意の東京コースに戻り末脚爆発。雨のやや重ながら1:20.4は新コースのレコード勝ち。内の狭いところを抜けてくる一瞬の脚、田中勝騎手の豪快なアクションはお見事でした。このレース、タイキシャトルやタイキブリザードでお馴染みの藤沢和雄厩舎。

柴田善騎手で挑んだ前走中山のダービー卿では1人気に推されながら3着。気難しい馬でポカも多い馬でしたが、田中勝春騎手との好相性ぶりも発揮しました。

タニノギムレットが勝ったダービーで僅差3着で、以降休養していたマチカネアカツキが2年ぶりの準オープンを馬なりで楽勝とあって1人気。直線入口では一旦先頭に立ちましたが伸びきれず4着まで。2年ぶりをひと叩きしただけではまだ過信禁物、元々人気先行と思っていたので「消し」自体は成功でしたが・・・。

前年の覇者テレグノシスは年齢の関係か昨年より1キロ減の58キロは明らかに有利で、外から豪快な末脚を繰り出すも2着まで。しかし素晴らしい追い込みは東京巧者ぶりを見せつけ、本番安田記念でもツルマルボーイの2着と好走しました。

外国馬フィーとソーファストがよほど雨馬場が合ったのか3着確保。3連複382倍もついたのは明らかに嫌われた証拠。安田記念には出走せずこれで帰国なので、それなりに目イチ勝負だったのかも?

高松宮記念勝ちのステップだった4人気サニングデールは59キロも響いてか7着まで。過去にもキングヘイロー、トロットスター、ビリーヴなども軒並人気で敗れており、昨年のアドマイヤマックスも4着まで。高松宮記念とは関連が薄いようで、今年59キロを背負う高松宮記念勝ちのオレハマッテルゼには嫌なデータか?

当ブログ内関連リンク
・京王杯スプリングカップ速報(アサクサデンエン)2005年 5月15日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/f454dd57e2e05072d64dae012ba9f8a7

・京王杯スプリングカップメモリアル(スティンガー)2005年 5月14日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/c0a7c2acb55f188833c98ef932200cd4

・京王杯スプリングカップメモリアル(グラスワンダー)2005年 5月12日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/5543556e8a6b01b2c017fe30efed4c9f


NHKマイルカップメモリアル(エルコンドルパサー)

2006年05月06日 00時05分19秒 | 東京競馬場

ダートを勝ち上がってきたエルコンドルパサーが無傷の5連勝。
秋には蛯名騎手との新コンビに替わりましたが、以降の活躍はいわずもがなです。

1998年 5月17日 東京競馬場
第3回 NHKマイルカップ(G1)芝1600m やや重 17頭
1着◎9エルコンドルパサー 牡4(57的場)1:33.7 1人気
2着…5シンコウエドワード 牡4(57田中勝)1馬身3/4 6人気
3着▲7スギノキューティー 牝4(55河内)3/4馬身 5人気
単180 馬1,840

初芝だったニュージーランドトロフィーでも問題なかったエルコンドルパサーがここでも完勝。無傷の5連勝を達成しました。2着のシンコウエドワードも2戦2勝の身。12月のひいらぎ賞以来の休み明けで今回は人気がありませんでした。

エルコンドルパサーに騎乗した的場騎手とお手馬がかち合うはずだったグラスワンダーは骨折で回避したので、的場騎手は自然とエルコンを選択しましたが、秋の毎日王冠ではグラスワンダーに騎乗したために、次走以降は蛯名騎手とのコンビに替わりました。

秋にはジャパンカップを勝ち、翌年はフランスに拠点をおき、サンクルー大賞、フォア賞を勝ち、不良馬場の凱旋門賞で2着などの功績は、文句なく競馬史上に残る1頭。帰国後、国内のレースに出走することなく、早々に引退が決定しました。ジャパンカップ当日に行なわれた引退式でも、現役続行を希望するファンの声が絶えず、引退が決まった後にも、有馬記念のファン投票にエルコンドルパサーの名が上位にランクインされていたのを思い出しました。

種牡馬で産駒の活躍が期待されましたが、2002年の7月に腸捻転(腸がねじれる病気)でなんと7歳の若さで急死。今思えば現役続行して、スペシャルウィーク、グラスワンダー等と一緒に走る姿を見たかったような気がします。

エルコンドルパサー 牡 1995年 3月17日生 黒鹿毛 二ノ宮敬宇厩舎
父:キングマンボ
母:サドラーズギャル(母父:サドラーズウエルズ)
11戦8勝(海外4戦2勝含む)
主な勝ち鞍:サンクルー大賞(仏G1)、フォア賞(仏G2)、ジャパンカップ(G1)、NHKマイルC(G1)、ニュージーランドT4歳S(G2)、共同通信杯4歳S(ダート変更)

当ブログ関連リンク
 NHKマイルカップメモリアル(テレグノシス)2005年 5月11日(写真のみ掲載)
 http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/d2e9ce3e4dba190e1ab16cab76e5bcdf

 NHKマイルカップメモリアル(クロフネ)2005年 5月 3日掲載
 http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/49b4c2bdfcf5243705c2a15368fa70a0

 NHKマイルカップメモリアル(シーキングザパール)2005年 5月 3日掲載
 http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/26015669b9b493b2d0bbeee43e0c4bc2


プリンシパルステークスメモリアル(サイレンススズカ)

2006年05月05日 23時37分21秒 | 東京競馬場
サイレンススズカが番手からの競馬を覚えてダービーの出走権確保。
この頃はまだスピード一辺倒の荒削りな面が残されていました。

1997年 5月10日 東京競馬場
第10R プリンシパルS(4歳OP)芝2200m 良 16頭
1着▲11サイレンススズカ 牡4(56上村)2:13.4 2人気
2着…12マチカネフクキタル 牡4(56柴田善)クビ 6人気
3着○9ランニングゲイル 牡4(56武豊)クビ 1人気
単230 馬2,690

NHKマイルC新設にともない、新たにダービートライアルとして新設されて2年目。初年度はダンスインザダークが楽に勝って本番で2着と結果を残しているだけに、この年も注目馬が出走しました。

弥生賞で期待されながらゲートで暴れて大出遅れの大敗、皐月賞出走は断念したサイレンススズカが阪神の自己条件を圧勝し仕切り直しの1戦。この頃主戦はまだ上村騎手でした。

それまでの2勝は逃げの一手でしたが、ここでは2番手からの競馬を覚えて一回り成長したような競馬。最後はマチカネフクキタルに追い詰められますが、クビ差しのいでダービーの出走権確保。それでもまだ荒削りのイメージが払拭されませんでした。

1人気ランニングゲイルは後方から最速の上がりを駆使して追い込みますが届かず3着。武豊騎手が必要以上に後方に構えていたのが印象的でした。

青葉賞メモリアル(ルゼル)

2006年04月26日 23時43分19秒 | 東京競馬場

ダービーが外国産馬に開放された最初の年に出走したのが、おなじみクロフネとこのルゼル。G2に格上げされた最初の青葉賞で逃げ切り権利取り。後藤騎手「してやったり」のガッツポーズ。

2001年 4月28日 東京競馬場
第8回 青葉賞(G2)芝2400m 良 16頭
1着△1ルゼル 牡3(56後藤)2:26.9 3人気
2着◎6プレシャスソング 牡3(56福永)1/2馬身 7人気
3着…3ユノピエロ 牡3(56北村宏)5馬身 13人気
単620 馬7,670 ワイド2,210的中

若葉Sを勝ってクラシックの有力候補と言われたが、今となってはどうして人気だか不明なダイイチダンヒルが1人気。すみれSを勝って皐月賞をパスしたチアズブライトリーが2人気。「ル・ゼル」というアクセントが微妙で名前にインパクトがあったルゼルは3人気でした。

最内枠から逃げの手に出たルゼルがスローペースに持ち込み逃げ切り勝ち。外国産馬にもダービーが開放されて最初の年。クロフネがあまりにも有名ですが、このルゼルもザフォニック産駒の外国産馬ながらトライアルを勝ってダービーの出走権を獲得しました。

SS産駒で血統的に前評判の高かったプレシャスソングを本命にしたら先行粘り込みで2着確保し、ワイド流しが的中(2,210円)。この頃は大阪杯のトーホウドリームでハマって以来、よく人気薄からのワイド流しを買っていました。

ルゼルはダービーでも4人気に推されましたが、テイエムサウスポーの玉砕的な逃げにペースを惑わされ14着大敗。その後は3年近い休養を経て2004年のアメリカJCCで復帰するも3戦未勝利で登録を抹消されました。

ルゼル 牡 1998年 5月 7日生 鹿毛 田村康仁厩舎
父:Zafonic
母:Schezerade(母父:Tom Rolfe)
9戦3勝
主な勝ち鞍:青葉賞(G2)、セントポーリア賞(500万)

当ブログ内関連リンク
 青葉賞メモリアル(ハイアーゲーム)2005年 4月29日掲載
 http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/cfe4342b40f2a83e1d6bdc2fe6ffad94


フローラステークスメモリアル(ニシノハナグルマ)

2006年04月20日 01時20分05秒 | 東京競馬場

船橋所属の左海誠二騎手のムチに応えてニシノハナグルマが雨中の混戦を制す。
毎年、中山の500万特別、ミモザ賞との関連が高いレースです。

2002年 4月21日 東京競馬場
第37回 フローラS(G2)芝2000m やや重 14頭
1着…14ニシノハナグルマ 牝3(54左海誠)2:04.0 9人気
2着△11マイネミモーゼ 牝3(54後藤)クビ 3人気
3着◎8ブリガドーン 牝3(54岡部)クビ 1人気
単2,130 馬6,070

年齢表記の変更により「4歳牝馬特別」からフローラSへとレース名を変更して2年目。この年は雨模様で、せっかくの開幕週でも、やや重の馬場状態でした。雨が降っていてはラチ沿いからの撮影も難しく、雨を避けたスタンド2階からの撮影でした。

発表はやや重でも力の要る馬場で上がりがかかる展開。最後は3頭が抜け出し、混戦の中、9人気の伏兵ニシノハナグルマが船橋の左海誠二騎手のムチに応え、人気2頭の間を割るようにゴールイン。

くしくも前開催の500万特別、中山のミモザ賞の2~4着馬が上位を独占。ニシノハナグルマはミモザ賞4着(4人気)からの参戦。この1年前の2001年もミモザ賞を勝ったレディパステルがフローラS2着をステップにオークスを勝ったり、昨年も勝ったレースパイロットがフローラS2着など、ミモザ賞は毎年フローラSのステップレースとして関連の高いレースとなっています。

今年のミモザ賞は7人気マイネサンサンが1頭だけ違う脚を使って差し切り勝ち。他は先行なだれ込みのようなレースだったので、着差以上の完勝。敗れた馬たちにはチャンスはないのかも?

ニシノハナグルマは江田照騎手に替わったオークスではスマイルトゥモローの9着。秋はダート戦に転戦して浦和記念3着などがありましたが勝ち星はなし。交流重賞でも掲示板を確保するのがやっとでした。

ニシノハナグルマ 牝 1999年 3月30日生 鹿毛 萱野浩二厩舎
父:パラダイスクリーク
母:ニシノハナカゴ(母父:ニシノエトランゼ)
主な勝ち鞍:2002年フローラS(G2)通算21戦2勝

当ブログ内関連リンク
フローラステークスメモリアル(スティンガー)2005年4月20日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/fb99f2b0d8b360a1459e69ce44b13505


ダイヤモンドステークスメモリアル(ユーセイトップラン)

2006年02月09日 00時14分48秒 | 東京競馬場
上がり馬のユーセイトップランが、21戦目にして初めての重賞を制す。
ステイゴールドはこの頃からシルバーコレクターでした。

1998年 2月21日 東京競馬場
第48回 ダイヤモンドS(G3)芝3200m 良 16頭
1着…3ユーセイトップラン 牡6(55河内)3:17.6 2人気
2着◎14ステイゴールド 牡5(54熊沢)1馬身1/2 3人気
3着▲1トキオエクセレント 牡5(55吉田)1馬身1/4 6人気
単530 馬1,050

明け6歳、21戦目で初めての重賞挑戦。ユーセイトップランが後方から末脚発揮して重賞初勝利。前走格上挑戦ながらオープン万葉Sで距離を克服、長距離2連勝で、天皇賞では4人気と穴人気にもなりました(8着)。ステイゴールドもこの頃から2着続き。この後日経賞4着を挟んで、天皇賞、宝塚記念でも2着となりメジャーになりました。

東京コースでは時折別馬のような末脚を発揮したユーセイトップラン。秋のアルゼンチン共和国杯では、12人気でしたが、最後方から上がり33秒8の追い込みでグラワンダーを差し切ったあの脚は見事でした。

ユーセイトップランで思い出深いのは2年後(2000年)の勝利のほう。再び2ケタ着順が続き、もう終わったか?と思った8歳でのダイヤモンドS。最後方の定位置から、初騎乗の後藤騎手がなんと3コーナーからグングン脚を使って4角先頭、という一か八かの騎乗。しかし直線でも脚色が衰えず、そのまま押し切り勝ち、後藤騎手も「してやったり」のガッツポーズ。今までのレースぶりからはとても想像もできない展開に驚かされました。

ユーセイトップランの音無厩舎では、2日前の2月11日に山元トレセンの火災で、厩舎の看板馬エガオヲミセテが焼死したというショッキングなニュースがあったばかりで、弔い合戦を制した格好。亡くなったエガオヲミセテが背中を押してくれたのかも?という「筋書きのないドラマ」を見たような気がした思い出深いレースでした。

共同通信杯メモリアル(メジロブライト)

2006年02月01日 00時41分28秒 | 東京競馬場
ライアンの初年度産駒、メジロブライトが豪快な差し脚で重賞2連勝。
クラシックではあと一歩届かなかったのが残念です。

1997年 2月 9日 東京競馬場
第31回 共同通信杯4歳S(G3)芝1800m 良 13頭
1着◎13メジロブライト 牡4(56松永幹)1:47.5 1人気
2着…1セイリューオー 牡4(56蛯名正)3/4馬身 3人気
3着○11ペイストリーシェフ 牡4(55小野)アタマ 7人気
単160 馬670

過去にはミスターシービー、ダイナガリバー、アイネスフウジン、ナリタブライアンなどが共同通信杯をステップにクラシックでも活躍した登竜門的なレース。今年は例年になく豪華な顔ぶれが揃いそうですが、それもダービーを視野に入れてのものか?

メジロライアンの初年度産駒で、ラジオたんぱ杯を勝ったメジロブライトも長い直線で後方一気の差し切り勝ちで重賞2連勝。阪神3歳牝馬Sをレコード勝ちしたメジロドーベルとともに、代表産駒として期待が膨らみました。

スプリングSでは雨の影響もあってかビッグサンデーの2着と敗れましたが、クラシック路線の王道となるステップレースを連勝とあって、皐月賞、ダービーともに1人気に推されました。しかし皐月賞4着、ダービー3着と惜しくも1歩届きませんでした。2冠馬サニーブライアンが逃げ切る展開では、差し馬が届かなかったのも仕方ないのかもしれません。

秋も京都新聞杯、菊花賞3着と敗れクラシックは無冠に終わりましたが、G2に格上げされたステイヤーズSでは河内騎手との新コンビで、それまでの惜敗の鬱憤を晴らすような大差勝ち。見ていても気持ちよかったのを覚えています。

種牡馬になって4世代を残しただけで2004年5月に10歳で無念の急死。新馬戦では6頭立ての6人気の単勝58倍で1着。芝1800mの勝ちタイムもなんと「2:01.6」という2000m並みの「遅さ」は語り草で、今となってはある意味「補足トリビア」か?へぇ~!

メジロブライト 1994年 4月19日生 鹿毛 25戦8勝
父:メジロライアン 
母:レールデュタン(母父:マルゼンスキー)
主な勝ち鞍:天皇賞・春(G1)、ステイヤーズS(G2)、アメリカJCC(G2)、阪神大賞典(G2)、日経新春杯(G2)、共同通信杯4歳S(G3)
、ラジオたんぱ杯3歳S(G3)

東京新聞杯メモリアル(チェックメイト)

2006年01月24日 21時45分17秒 | 東京競馬場
大雪で異例の土日開催中止、代替開催のため「火曜日」の東京新聞杯。
活躍が期待されたチェックメイト(写真中央)でしたが、
G1安田記念を目前にせん痛(腹痛)で死亡してしまいました。

2001年 1月30日 東京競馬場
第51回 東京新聞杯(G3)芝1600m やや重 13頭
1着4チェックメイト 牡6(56藤田)1:34.2 4人気
2着1シンコウエドワード 牡6(55蛯名)1馬身1/4 1人気
3着8スティンガー 牝5(58ぺリエ)2馬身 2人気
単550 馬580

東京地方の大雪で、土日とも全レースが中止に。前の週も土曜の京都競馬が雪の影響で打ち切り、代替開催(続行競馬)があったばかりでした。代替開催は月曜、火曜に行なわれたので、写真は「火曜日の東京新聞杯」ということになります。元々仕事休む予定だった日に代替競馬が行なわれることになり、急遽参戦を決めました。コースの脇にも、除雪して積まれた雪が、まだたくさん残っていました。

平日&寒さのため、場内はどこへ行ってもガラガラだった記憶が・・・。当時ファンサービスとして行なわれていた情報サービス「競馬場内ミニFM」がリニューアルされ、この東京開催が開幕週でしたが、土日中止でスライドするという憂き目にあって、代替の月、火曜に番組スタートでした。「最初はお客さん(リスナー)がほとんどいなくて、どうなるかと思った」と出演者が番組内で振り返っていたエピソードを思い出しました。

東京新聞杯は、4歳時エルコンドルパサーの2着以来オープン常連のシンコウエドワードが1人気。休み明けを叩いた58キロのスティンガー、準オープン3着からの格上挑戦のゼンノエルシドと藤沢勢が2、3人気。前年の2着馬チェックメイトが4人気。他ではオープン常連のトッププロテクター、マチカネホクシンなどが人気になっていました。

チェックメイトが2連勝で重賞初勝利。続くダービー卿C.T.も快勝、6月のG1、安田記念の有力候補に一躍浮上しましたが、マイラーズC4着後の5月14日朝、馬房で苦しがっている姿が発見され、すぐに治療が行なわれましたが手遅れで死亡。G1出走を目指す有力馬が急死というニュースに衝撃が走ったのを覚えています。

チェックメイト 牡 1995年 5月10日生 鹿毛 山内研二厩舎 37戦9勝
父:シャーディー
母:コウマンサウンド(母父:トウショウボーイ)
主な勝ち鞍:ダービー卿C.T(G3)、東京新聞杯(G3)