デジカメ競馬日記(重賞プレイバック)

私が撮影した競馬のレース写真を紹介しながら、過去のレースを振り返ります。たまに予想も。

HTB賞メモリアル(トウカイポイント)

2006年09月03日 00時51分50秒 | 札幌・函館競馬場
後のG1ウィナー、トウカイポイントが休み明けでも順当勝ち。
トップコマンダーとの組み合わせで馬連68倍はおいしかった!

2001年 9月 2日 札幌競馬場
第11R HTB賞(3歳上1000万)芝2000m 良 15頭
1着◎13トウカイポイント セン5(56岡部)2:02.6 4人気
2着▲1トップコマンダー 牡4(57勝浦)クビ 6人気
3着…4ダイワジアン 牡5(56蛯名)1馬身 3人気
単勝1,150 馬連6,870 的中

1600万条件(湾岸S)の勝ち鞍もあるトウカイポイントが1000万条件に出走できるとあれば、休み明けでも買いで正解。前走札幌の同条件で好走したアグネススペシャル、ミルグレインが人気していた影響で単勝4人気でしたが、思い切って本命視でした。

2着のトップコマンダーも後のG2ウィナー。2歳時の重賞実績を考えれば1000万では力上位ですが、こちらも休み明けで単勝13.7倍と人気がありませんでした。この2頭の組み合わせで馬連68倍は正直おいしい!思わぬ高配当に遠征先で当てた馬券のなかでも特に印象に残っています。

トウカイポイントは続く東京の1600万で連勝。翌年の中山記念では1:45.4のレコード勝ち。夏の札幌記念2着を挟んで、秋のマイルCSでは11人気ながら豪快な差し切り勝ち。岩手競馬出身のマル地馬でしたが、とうとうG1まで昇りつめました。

中山記念では8人気、札幌記念は10人気、マイルCSでは11人気と好走時は常に人気薄の時が多く、度々波乱の片棒を担いでいました。マイルCSでは本命にしていただけに、2着エイシンプレストンが抜けていたのは痛恨でしたが・・・。

(地)トウカイポイント セン 1996年 5月18日 後藤由之厩舎
父:トウカイテイオー
母:マッチポイント(母父:リアルシャダイ)
37戦7勝(地方4戦1勝、海外1戦0勝含む)
主な勝ち鞍:マイルチャンピオンシップ(G1)、中山記念(G2)

新馬戦メモリアル(マイネヴィータ)

2006年08月24日 00時16分25秒 | 札幌・函館競馬場

ナリタブライアン産駒の牝馬、マイネヴィータが素質馬を寄せつけず逃げ切り。
後に重賞でも活躍しましたが、結局勝利はこの新馬戦だけでした。

2001年 9月 1日 札幌競馬場
第5R 2歳新馬 芝1800m 良 11頭
1着◎11マイネヴィータ 牝2(53中舘)1:53.2 3人気
2着△4ファストタテヤマ 牡2(53安田康)3馬身1/2 5人気
3着…6シルクスカイブルー 牡2(53藤田)アタマ 6人気
単勝590 馬連3,930 的中!

評判馬サクラエクセレントが単勝1.8倍の1本かぶりでしたが出遅れや追われてフラフラする幼さをみせ4着敗戦。大外から好スタートを決めたナリタブライアン産駒の牝馬マイネヴィータがスイスイ逃げ切り。後の菊花賞2着馬ファストタテヤマが2着、当時はまだ人気がなく、馬連は思いのほか高配当でした。

マイネヴィータは続く札幌2歳Sでもヤマノブリザードのクビ差2着と健闘。牡馬に混ざった混戦のゴール前、一瞬見せ場がありましたが、出遅れた北海道所属(当時)のヤマノブリザードの強襲に遭いました。

オープンでも通用する力をみせ、重賞でもフラワーC2着がありましたが、勝ち星には恵まれず。4歳に1000万条件に降級して以降はダートの中距離に活路を求めましたが、結局勝利はこの新馬戦だけでした。

マイネヴィータ 牝 1999年 4月13日生 鹿毛 田村康仁厩舎
父:ナリタブライアン
母:マイネレーベン(母父:トウショウボーイ)
27戦1勝(新馬戦)札幌2歳S(G3)2着、フラワーC(G3)2着、名古屋優駿(交流G3)3着

当ブログ内関連リンク

新潟記念メモリアル(ダイワテキサス)2005年 8月26日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/f09cef4b4a8695aab411b14e8ebfd090

新潟記念メモリアル(トウカイタロー)2005年 8月27日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/5787f9521164cc2110f5a4fd39c2c17e


2歳馬メモリアル(イーグルスウォード)

2006年08月17日 00時29分08秒 | 札幌・函館競馬場

後にクリスタルC2着と波乱を演出したイーグルスウォード。
初勝利は格上挑戦した平場(ひらば)の500万戦でした。

2001年 9月 2日 札幌競馬場
第5R 2歳500万 芝1000m 良 14頭
1着3イーグルスウォード 牡2(53河内)0:58.8 1人気
2着12[地]モミジダイアモンド 牝2(53川島洋)1馬身3/4 11人気
3着13[地]エムキャラット 牝2(53伊藤直)ハナ 7人気
単勝200 馬連9,550

新馬戦をカイトヒルウインドの2着に敗れた外国産馬イーグルスウォードの2戦目は1勝馬クラスへの格上挑戦。といってもキャリアが浅い2歳馬同士では素質上位。未勝利でも単勝1人気でした。

後に中央でもスピードを見せた北海道所属のボタンフジが飛ばすペースに差し馬の展開。イーグルスウォードが人気に応えて初勝利。2、3着は波乱でモミジダイアモンド、エムキャラットが入り、ワイドは万馬券でした。

イーグルスウォードは続くオープン、すずらん賞でキタサンヒボタンの2着。その後は凡走を続けましたが、忘れた頃の重賞G3、クリスタルCで12人気ながらサーガノヴェルの2着と大波乱を演出。芝1600mのG2、ニュージーランドTでは6着と距離には限界がありましたが、芝1200mでは常に鋭い追い込みで度々波乱を演出しました。

札幌2勝と得意にしていたので、今年も参戦するかと思いきや、6月4日、中京(飛騨S)のレースを最後に登録を抹消してしまいました。

イーグルスウォード 牡 1999年 3月 3日生 浅見秀一厩舎
父:スウォードダンス
母:ヘヴンリーシャドウ(母父:ヴァリッドアピール)
39戦3勝
主な勝ち鞍:仲春特別(1000万)、サロマ湖特別(1000万)

当ブログ内リンク
NSTオープンメモリアル(サイレントセイバー)2005年 7月15日掲載
http://blog.goo.ne.jp/ochanblue/e/1691b339637c611594d10363d6c73c1e


富良野特別メモリアル(ビワビーナス)

2006年08月09日 23時43分07秒 | 札幌・函館競馬場
ビワハヤヒデ、ナリタブライアンの妹、ビワビーナスが札幌で素質開花。
札幌で500万、900万を勝ち、秋にはG1、秋華賞にも出走しました。

1997年 8月 2日 札幌競馬場
第9R 富良野特別(4歳上500万)芝2600m 良 14頭
1着7ビワビーナス 牝4(52藤田)2:41.5 5人気
2着1マチカネササメユキ 牝5(54松永幹)クビ 4人気
3着10ナムラカゲオー 牡4(54小林徹)ハナ 12人気
単勝1,470 馬連6,720

500万を凡走したビワビーナスが札幌で素質開花。大外から4頭の叩き合いを制しました。母パシフィカスはビワハヤヒデ、ナリタブライアンの妹という血統馬。今日は古馬初対戦で人気がありませんでしたが、気が付くのが遅かったか・・・。

札幌開幕週の500万戦、富良野特別。当時から芝2600mで、過去にはマンハッタンカフェ勝ち上がり、後に菊花賞、有馬記念を連勝しました。プラス46キロでの勝利は今でも記録として残っています。今年の勝ち馬は秋のG1舞台に間に合うか・・・。

ビワビーナス 牝 1994年 5月 7日生 鹿毛 松田博資厩舎
父:トニービン
母:パシフィカス(母父:ノーザンダンサー)
25戦3勝
主な勝ち鞍:大倉山特別(900万)、富良野特別(500万)


夏競馬メモリアル(ミスズシャルダン)

2006年08月03日 21時44分44秒 | 札幌・函館競馬場
遅咲きの素質馬、ミスズシャルダンが2戦目の函館で初勝利。
初重賞勝利の直後に故障発症で引退…「天国から地獄」はまさに悲運でした。

1998年 7月18日 函館競馬場
第4R 4歳未勝利 芝1800m 良 14頭
1着13ミスズシャルダン 牡4(55横山典)1:51.4 2人気
2着12ニッポーキャプテン 牡4(55郷原)3馬身1/2 5人気
3着10シルクガーランド 牝4(53本田)アタマ 4人気
単290 馬1,570

ダービーも終了した7月にデビューと遅れましたが、追い込んで3着。ひと叩きしたこの日の2走目は、3馬身差の快勝で素質の片鱗をみせていました。

続く函館の500万も連勝し、札幌の1600万しらかばSに格上挑戦。夏場の1600万条件ではメンバーも手薄で、52キロに助けられたとはいえ、オープン実績のあるエーピーランドを破って3連勝。秋の菊花賞も楽しみ、と思われましたが、その後1年ほど休養して順調に使えなかったのが残念でした。

休養を挟んで900万、1600万特別を勝ってオープン入り。京都記念、日経賞4着など重賞にあと1歩届きませんでしたが、ふたたび休養後7歳になった雨の小倉大賞典。重賞常連のロードプラチナム以下を破り重賞初勝利。

イタリアのデムーロ騎手もこれがJRA重賞初勝利でしたが、ミスズシャルダンはレース直後に右脚じん帯断裂を発症し、競走能力喪失の診断。

当時のサンスポHPによると13日付けで登録を抹消され、滋賀県の島上牧場で乗馬となったそうです。遅咲きの素質馬が重賞勝利で今後が楽しみでしたが、喜びもつかの間、故障発生は関係者にとってまさに「天国から地獄」の悲しい出来事でした。

ミスズシャルダン 牡 1995年 3月11日生 黒鹿毛 加藤敬二厩舎
父:トニービン
母:ゴールドユウマ(母父:ブレイヴェストローマン)
15戦6勝
主な勝ち鞍:小倉大賞典(G3)

ラベンダー賞メモリアル(タヤスブルーム)

2006年07月23日 13時57分38秒 | 札幌・函館競馬場
2歳(当時の表記で3歳)最初のオープン特別、ラベンダー賞。
タヤスブルームはこの後、暮れのフェアリーSを勝ち、桜花賞にも出走しました。

1998年 7月18日 函館競馬場
第9R ラベンダー賞(3歳オープン)芝1200m 良 11頭
1着4タヤスブルーム 牝3(53松永幹)1:10.3 1人気
2着9[地]ガンバリーノ 牡3(53国信満)3馬身1/2 10人気
3着1[地]アイアイロベルト 牡3(53渋谷裕)1馬身1/2 9人気
単180 馬8,330

ラベンダー賞2、3着は人気薄の北海道所属馬が絡み波乱の決着。中央馬は他に未勝利を圧勝したステファニーチャンくらいでは、デビュー時期が早くキャリア豊富な地方馬が一枚上手か?この頃から函館、札幌では地方馬の台頭が目立ち、度々高配当を演出しています。

写真にも映っていますが、この頃の電光掲示板は古い横長で、時代を感じさせます。翌年には現在のような縦長に造り直されたので、おそらくこの年が見納めだったと思われます。

タヤスブルームはファンタジーS3着から暮れのG1、阪神3歳牝馬Sで穴人気になりますが敗戦。しかし2週後の1200mのフェアリーSで重賞初制覇。翌春には桜花賞にも出走しましたが、距離に壁があったのか13着大敗でした。

タヤスブルーム 牝 1996年 4月 4日生 芦毛 山内研二厩舎
父:カーリアン
母:ゲイロレンヌ(母父:ファビュラスダンサー)
14戦3勝
主な勝ち鞍:フェアリーS(G3)、ラベンダー賞(オープン)

新馬戦メモリアル(マイネレジーナ)

2006年07月13日 22時30分28秒 | 札幌・函館競馬場
デビュー戦6着から折り返しの新馬戦を快勝したSS産駒マイネレジーナ。
この勢いで函館2歳S2着、クイーンS2着と素質の片鱗をみせました。

1998年 7月19日 函館競馬場
第6R 3歳新馬・牝 芝1200m 良 9頭
1着1マイネレジーナ 牝3(53松永幹)1:11.6 2人気
2着8フェアリーベル 牝3(53横山典)5馬身 1人気
3着2ビゼンハナコ 牝3(53小池)3馬身1/2 5人気
単360 馬460

マイネレジーナ 牝 1996年 3月10日生 黒鹿毛 五十嵐忠男厩舎
父:サンデーサイレンス
母:フミノスキー(母父:マルゼンスキー)
6戦1勝

北斗賞メモリアル(レッドアリダー)

2005年09月16日 00時25分57秒 | 札幌・函館競馬場

岡部騎手とともにカナダにも遠征したレッドアリダーの最後のレース。
8月に岡部幸雄さんと再会、という今日の新聞記事を見て、急遽過去のアルバムから引っぱり出してきました。

1997年 8月 3日 札幌競馬場
第10R 北斗賞(4歳上900万)ダ1000m 良 12頭
1着7レッドアリダー 牡7(56岡部)0:59.6 3人気
2着4ファンドリオボッコ 牝4(53南井克)1/2馬身 7人気
3着1マチカネカゲボウシ 牝5(55横山典)9人気
単620 馬4,240

主にダート短距離戦で活躍した藤沢厩舎のレッドアリダーが引退後、門別のファンタストクラブで乗馬として繋養されているそうですが、今年引退した岡部元騎手が、かつてのお手馬に再会(騎乗)した、という新聞(サンケイスポーツ)記事を見つけ、過去のアルバムからレース写真を探してきました。詳細は来週20日発売のギャロップに掲載されるとか。

関連記事(サンスポHP)
http://www.sanspo.com/keiba/top/ke200509/ke2005091510.html

 1着だったこの北斗賞がくしくも最後のレースで、当時の北斗賞は900万のダート1000m戦でした。今では見かけない「千屋レッド」の勝負服(大樹系?)も時代を感じさせます。今週末(月曜)偶然にも北斗賞が札幌競馬場で行なわれるので、急遽アップの運びとなりました。

レッドアリダー 牡 1991年 6月20日生 栗毛 藤沢和雄厩舎
父:アリダー
母:Fanfreluche(母父:ノーザンダンサー)
22戦4勝(海外1戦0勝含む)主な勝ち鞍:北斗賞

今週末の3連休は、各場で開催日が異なる変則開催に加え、月曜には盛岡競馬場でダービーグランプリ(3歳G1)が。騎手の移動も大変で、例えば武豊騎手は土・日・月曜を「札幌→阪神→盛岡」とまさに日本列島縦断と大忙し。野球は移動日がありますが、競馬には移動日がありませんね。 出走馬名表を見ると他にも非開催日に主戦場を飛び出して遠征する騎手も多く見られるので、騎手の動き&勝負度合いも馬券作戦のポイントとなりそうです。


コスモス賞メモリアル(マチカネアカツキ)

2005年09月08日 00時57分21秒 | 札幌・函館競馬場
クラシックへの第一歩、コスモス賞を快勝したマチカネアカツキ。
残念ながら、今年6月のレース直後に心不全で死亡してしまいました。

2001年 9月 1日 札幌競馬場
第10R コスモスS(2歳OP)芝1800m 良 14頭
1着○10マチカネアカツキ(54岡部)1:51.8 1人気
2着▲9カイトヒルウインド(54松永)1馬身1/2 6人気
3着…1フェルマータ(54小野)2馬身1/2 8人気
単240 馬1,530的中

札幌2歳Sへのステップなど、短距離路線ではなく、早くからクラシックを意識した馬が出走する注目のレース。前走クローバー賞は道営のヤマノブリザードの強襲にあった○マチカネアカツキが1人気。ラフィアンの岡田代表がダービーを獲れると豪語してPOGファン注目の◎マイネルリバティーが2人気。森厩舎のSS産駒△シーディザーブスが3人気でした。

人気のマチカネアカツキが2番手から抜け出し余裕の快勝。クラシックに向けて好発進で秋の重賞路線にコマを進めました。前走ダートの新馬戦でスピードのあるところを見せた▲カイトヒルウインドがここでも逃げて2着に粘り込み。この後はダート路線に変更し、現在もオープンで活躍中。

◎マイネルリバティーは伸びきれず5着。この後札幌2歳Sでも本命でしたが、ゴール前わずかの差で4着敗戦。皐月賞に出走しましたがブービー。現在も1000万条件を勝ち上がれず、評判どおりの走りは見られませんでした。

マチカネアカツキはこの後は東スポ杯(アドマイヤマックス)やラジオたんぱ杯2歳S(メガスターダム)と一線級相手に2着を4走続けて賞金を加算して日本ダービーにコマを進めます。

同厩舎には青葉賞を勝ったシンボリクリスエスが大将格でしたが、ピンポイントでデザーモ騎手を呼び寄せたことなどに勝負気配を感じ、札幌で見た、というひいき目も加味し本命(6人気=3着)にしたのを覚えています。

その後は長期休養を挟んでの出走が続き、1年ぶりに出走した今年の福島テレビOP(7着)の直後、残念ながら心不全で死亡してしまいました。まだ6歳でキャリアも浅いことから、まだまだ活躍が期待されただけに残念です。

マチカネアカツキ 牡 1999年 4月13日生 黒鹿毛 藤沢和雄厩舎 13戦3勝
 父:サンデーサイレンス
 母:ノースオブダンジグ(母父:ダンジグ)
 主な勝ち鞍:コスモス賞、アクアマリンS(1600万)

札幌日経オープンメモリアル(ナリタプロテクター)

2005年09月08日 00時55分57秒 | 札幌・函館競馬場
初のオープン挑戦でもナリタプロテクターがレコード勝ち。
開幕週に重賞が新設されましたが、未だに札幌1800mのレコードホルダーです。

1997年 8月 3日 札幌競馬場
第11R 札幌日経オープン 芝1800m 良 14頭
1着○2ナリタプロテクター(56藤田)R1:46.7 2人気
2着…3グロリーシャルマン(55南井克)1馬身1/2 7人気
3着△12エリモシック(54的場)2馬身1/2 3人気

当時は札幌開幕週の日曜メインレースで、距離は1800m、2週後の札幌記念でのステップレース的な存在でした。

七夕賞を勝ったマイネルブリッジは59キロでも1人気でしたが、斤量が響いてか5着。七夕賞2着のクラウンシチーも58キロ&高速馬場で11着敗戦。他には北海道でのOP特別の常連メジロスズマル(14着)、メジロドーベルに先着(2着)したチューリップ賞以来のスカーレットメール(6着)なども出走していました。

堅実なナリタプロテクターが準オープン勝ちの勢いそのままにレコード勝ち。当時の1:46.7のレコードが今でも残っています。たびたび2~3着で波乱を演出してきた大井出身のグロリーシャルマンが2着。最後の直線しっぽをグルグル回しながら頑張る姿は、今でも印象に残っています。

前年の秋華賞2着以来、不振だったエリモシックが復調気配で離れた3着確保。この後札幌記念でエアグルーヴの2着と好走し、秋のエリザベス女王杯制覇へ不振脱出のきっかけとなったレースでした。

ナリタプロテクター 牡 1993年 3月16日生 鹿毛 中尾謙太郎厩舎 39戦9勝(うち地方上山2勝)
 父:へクタープロテクター
 母:ナリタレッドバード(母父:マルゼンスキー)
 主な勝ち鞍:札幌日経オープン、ポートアイランドS、谷川岳S