今週も自宅に戻って参りました。このたびの帰宅の目的の一つはインフルエンザワクチン接種です。
今年のシーズンは新幹線を頻繁に利用するので是非ともワクチンを接種するようにとの家内の指示(今年の2月にインフルエンザに罹ったときは大阪出張の直後でした)に従い、かかりつけの医者に予約を入れてもらいました。今年はあるメーカーでワクチンの製造に失敗しており品薄になる可能性があるため、早めに手を打っておきました。
現在はインフルエンザのワクチンは卵にウイルスを接種し、ウイルスを増殖させて作っています。ウイルスの株はWHOによるその年の流行予測に基づいて選ばれて製造されているそうです。ワクチンが有効か否かはこの予想が的中するかどうかにかかっているようですが、仮に予想が外れたとしてもワクチンを接種しておけば、インフルエンザを発症しても比較的軽い症状で収まるとも言われています。ちなみに今年の予想株はAソ連型/ニューカレドニア/20/99(H1N1)、A香港型/ニューヨーク/55/2004(H3N2)、B/上海/361/2002のブレンドになるそうです。
一方、トリインフルエンザのヒトへの感染が世界中で大きな問題になっています。通常、インフルエンザウイルスは、トリからブタへ感染しブタの体内で人間に感染能力のあるウイルスに変異し、ヒトに感染して流行するそうですが、東南アジアの国々でトリから直接ヒトへの感染が発生しています。トリからヒトへ直接感染する場合は、ブタを介して感染する場合と比較して致死率が高く、これが世界的にトリインフルエンザのヒトへの感染が懸念されている理由です。スペイン風邪など過去に発生したインフルエンザの大流行はトリからヒトへの直接の感染によるものではないかと言われています。アメリカでは最悪190万人の死者が出ると予想し、ワクチンの製造、抗ウイルス薬タミフルの備蓄などの対策を講じています。
インフルエンザワクチンの製造で難しいところは流行株が的中するか否かで有効率が異なることです。これはインフルエンザワクチンが突然変異しやすく、その変異によって抗原性が変わることによるのですが、いくつかのバイオテクノロジー企業では、インフルエンザ予防ワクチンをより短期間で製造できる新しい方法に取り組んでいるそうです。これはDNAワクチンと呼ばれるもので、現在の方法と比較して簡単(鶏卵の確保が不要)かつ短期間で製造し、流行株の予想が外れた場合でも比較的対応が早く、また製造に生きたウイルスを使用する必要がないそうです。
DNAワクチンは臨床試験が開始されたところで、これから安全性と有効性を確認していくため実用化にはまだ時間がかかるようです。
「DNAワクチン」はインフルエンザ予防を変えるか (HOTWIRED) - goo ニュース
今年のシーズンは新幹線を頻繁に利用するので是非ともワクチンを接種するようにとの家内の指示(今年の2月にインフルエンザに罹ったときは大阪出張の直後でした)に従い、かかりつけの医者に予約を入れてもらいました。今年はあるメーカーでワクチンの製造に失敗しており品薄になる可能性があるため、早めに手を打っておきました。
現在はインフルエンザのワクチンは卵にウイルスを接種し、ウイルスを増殖させて作っています。ウイルスの株はWHOによるその年の流行予測に基づいて選ばれて製造されているそうです。ワクチンが有効か否かはこの予想が的中するかどうかにかかっているようですが、仮に予想が外れたとしてもワクチンを接種しておけば、インフルエンザを発症しても比較的軽い症状で収まるとも言われています。ちなみに今年の予想株はAソ連型/ニューカレドニア/20/99(H1N1)、A香港型/ニューヨーク/55/2004(H3N2)、B/上海/361/2002のブレンドになるそうです。
一方、トリインフルエンザのヒトへの感染が世界中で大きな問題になっています。通常、インフルエンザウイルスは、トリからブタへ感染しブタの体内で人間に感染能力のあるウイルスに変異し、ヒトに感染して流行するそうですが、東南アジアの国々でトリから直接ヒトへの感染が発生しています。トリからヒトへ直接感染する場合は、ブタを介して感染する場合と比較して致死率が高く、これが世界的にトリインフルエンザのヒトへの感染が懸念されている理由です。スペイン風邪など過去に発生したインフルエンザの大流行はトリからヒトへの直接の感染によるものではないかと言われています。アメリカでは最悪190万人の死者が出ると予想し、ワクチンの製造、抗ウイルス薬タミフルの備蓄などの対策を講じています。
インフルエンザワクチンの製造で難しいところは流行株が的中するか否かで有効率が異なることです。これはインフルエンザワクチンが突然変異しやすく、その変異によって抗原性が変わることによるのですが、いくつかのバイオテクノロジー企業では、インフルエンザ予防ワクチンをより短期間で製造できる新しい方法に取り組んでいるそうです。これはDNAワクチンと呼ばれるもので、現在の方法と比較して簡単(鶏卵の確保が不要)かつ短期間で製造し、流行株の予想が外れた場合でも比較的対応が早く、また製造に生きたウイルスを使用する必要がないそうです。
DNAワクチンは臨床試験が開始されたところで、これから安全性と有効性を確認していくため実用化にはまだ時間がかかるようです。
「DNAワクチン」はインフルエンザ予防を変えるか (HOTWIRED) - goo ニュース