オーソレ、何それ?

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有史以来、最短距離の超新星爆発か?

2010-01-14 23:32:51 | 時事
最近ヒットした映画に「2012」という映画があります。

これは2012年に大規模な天変地異が発生し、人類滅亡の危機に瀕するというもので、TVでも予告画像が流れました。2012年に人類が滅亡するという話はどうやらマヤの暦が2012年12年までしかない=それ以降は必要ない=人類が滅亡している、という解釈のようです。また新手の「ノストラダムスの大予言」か、と思っていました。

ところが少し気になるニュースがありました。オリオン座の一等星、ベテルギウスが超新星爆発の兆候を示している、とのことです。オリオン座といえば冬の代表的星座で、明るい星が多いため、星の見えにくい都会でも比較的容易に全体が把握することができます。2つの一等星と三つの星が並んだいわゆる「三ツ星」が特徴的です。なお毛利家の家紋である「一字三星紋」はオリオン座をモチーフしたもの、とも言われています。太陽のような恒星には寿命があり、星の質量によって様々な終わり方がありますが、質量の大きな恒星は、「超新星」と呼ばれる大爆発を起こします。世界各国でしばしば「昼間に星を見ることができた」という記録が残っていますが、これは超新星爆発によるもの、と考えられています。

ベテルギウスは、赤色巨星と呼ばれる非常に大きい恒星ですが、収縮が進んでおり、表面の凹凸も出てきており、これが超新星爆発の予兆だそうです。気になるのはベテルギウスと地球との距離ですが、これまで観測された超新星が地球から数千光年以上離れているのに対して、ベテルギウスと地球の距離は約600光年と1/10の距離です。超新星爆発ではガンマ線バーストと呼ばれる大量のガンマ線の放出があり、そのガンマ線によってオゾン層が破壊される可能性があります。これまでの研究では超新星爆発で大きな影響を受ける距離は50光年とのことで、その12倍の距離がありますが、これが十分なセーフティマージンなのかというと、起きてみなければ分からない部分もあるのではないかと思います。かつて地上に繁栄した生物が突然姿を消したという現象が確認されていますが、その背景には超新星爆発があったとする説もあります。

気になる超新星爆発の時期ですが、「明日かもしれないし、数万年先かもしれない」とのことです。

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2 コメント

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ベテルギウスが超新星爆発! (ミュジニー)
2010-01-17 07:33:59
自分も星座はもうオリオン座しかわかりません。あと北斗七星は探せると思いますが...
最近はプラネタリウムもどんどん姿を消してますし、天体は学問としても教科書から消えることも十分に考えられる気もします。
爆発すると地球にも大きな影響が出るんですね!
見てみたい気もしますがおっかなびっくりです。
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冬の星座 (o_sole_mio)
2010-01-17 22:24:43
冬の星座は、一等星など明るい星が多いこと、空気が澄んでいる季節であることからオリオン座以外にも見つけることができると思います。
オリオン座を中心に冬の大三角形を構成するおおいぬ座、こいぬ座、オリオン座に向かい合う形のおうし座、さらに西に位置するふたご座などです。
なお、ベテルギウスの超新星爆発の地球への影響ですが、専門家の間では、600光年以上離れているので深刻な影響は出ないだろう、という考え方が一般的なようです。
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