to be with my dogs

犬と私と羊...合言葉は「自然体」

競技会に出て何を得る?

2011年12月15日 | Obedience

最近、熱心に訓練競技会のための練習をしているのは、欧介兄さんです。

しばらく競技会から遠ざかっていたのですが、今月末のST訓練競技会に復帰します。

 

欧介兄さん、どちらかと言えば訓練より好き勝手に遊んでいたいタイプでした。

ところがここ何年かはそうでもないらしい。。。

蒼太と私が練習をしていると、自分もやりたくて仕方がない様子で、

訓練所などでもフリーにして遊んでていいよ~って状態でも、ふと気が付くと私と蒼太の横で、

「フセ」のコマンドにフセして見せたりして、自主練をしてる時もあるのです。 

時には救助犬の捜索の自主練もしてます。

本当に練習してる犬より速く見つけちゃうので、問題行動と言えば問題行動なんですけど。。。

 

蒼太は、ダンベルや障害の練習をしているペアを見つめて自主練。

持ってコイが苦手のワンコがいると、「なんならお持ちしましょうか?」とハンドラーに

お伺いを立ててるなんてこともあります。

 

そんな彼らを見ていると、私が育てておいてなんなのですが、

人と作業することが本当に好きなんだなぁと感心してしまうのです。

 

犬は自分から競技会に出たいと思うわけではありません。

私が申し込みをするから参加しているわけです。

一緒に参加して一緒に課題をクリアする、その遊び(ゲーム)が彼らは好きだし楽しんでいる。

私は、よい結果を得たいと努力するけど、彼らにそれを求めたところで無駄な事は知っている。

 

よく競技会に出ていると、成績を手に入れるために犬に過度の期待をして

追いつめてるんじゃないかと批判される。

「芸を教え込んでサーカスにでも入れるのか」と面と向かって言われたこともある。

普通に生活するのに必要じゃない事まで強要する意味が無い?

 

そんな批判をいつも受けとめてきて、それでも、競技を続けている。

なぜなら、得るものが大きいからだ。

成績?そんなものは得るものが大きければ後ろから黙っててもくっついてくる。

何を得ているか?

一言では表現できないけど、犬との心の一体感みたいなもの。。。

言葉を話さない彼らとの心の対話。。。

対話と言うよりは彼らの心がグイグイと私に入り込み、私を支配しぬけていく。。。

そしてまた波のように寄せてくる。

人は、それを駆け引きと言うのかもしれないが、私はゲームのような感覚に似ていると思う。

波に上手く乗れた時は本当に気持ちが良いし、一体感はひとしおだ。

 

彼らが命令を聞いているだけだったら?私の一方的な期待だけだったら?

波を起こすことはできても寄せてはこないのだ。

彼らが受けとめ寄せ返すから、そこに対話のような感覚が生まれるのだと思う。

競技会のような、非日常だからこそ、特別な波動を感じることができる。

そこに私は価値を見出しているのだ。

 

価値観は人それぞれだから「芸を教えてサーカスにでも入れるのか?」

と笑う人もいるかもしれない。

しかし、私はサーカスがシルク・ドゥ・ソレイユのように芸術だと理解する単純には笑えない

価値観をもっているのだ。

その価値観を人に押し付けるつもりはなくて、私は私の価値観でこのblogを書いている。

ワタシはワタシなのだ~。

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