りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

『生喬まるかじりの会』(もずさんからの投稿)

2010-11-08 19:03:07 | 落語会レポ(投稿)
生喬まるかじりの会 11月7日(日) 14時〜 ワッハ上方レッスンルーム
 
入りは50名弱
 
森乃 石松 「寄合酒」
 
上方落語界の「ぽっちゃりオバサン」と言って登場。以前は、上方落語界の太田房江(前大阪府知事)と言っていたが、それは古いのか言わなかった。
酒を飲むと言った時に喉をならす仕草がよかった。
鯛を料理している時、うろこが目に入り、「魚眼レンズかいな」と言っていた。
 
笑福亭生喬 「掛取り」
 
マクラで講演をした時のエピソードを披露。
落語の百年目や千両みかんを例に出し、上司と部下の関係、商売の厳しさなどを説明したが、皆すごく感心して聞いてくれたので、自分はこれでいいのだろうかと複雑な思いだったとの事。
 
借金取りの好きなものは、狂歌と河内音頭と喧嘩。
河内音頭は珍しい。時間の関係でやむをえないが、芝居も聞きたかった。
 
桂 紅雀  「打飼盗人」
 
生喬さんから、「自分の会はおじさん度が高い」と聞いていましたが、確かにそうですねと登場。
「又このマクラか」と言われるか知りませんが、今日は神戸屋パンの工場の方がみえているし、生喬さんも聞きたいと言うので、あえてやりますと、神戸屋パンの割引の話。
 
タバコを吸う仕草、湿ったマッチを何回もする仕草がよかった。「殺してくれ」と、両手をあげて頼む仕草は、悲壮感漂うというより、コミカルで、あれでは殺しにくい気持ちも分かる。
笑いの中に人情もからみ、非常によかった。
見るのは2回目だが、さらにパワーアップしたようだ。
 
中入り
 
笑福亭生喬 「貝野村」
 
手水廻しは貝野村の一部と聞いていたが、貝野村自体は聞いた事がなかったので、興味深かった。
 
最初は大阪の店の若旦那と女中さんの恋煩いの話。
めでたくゴールインして、若旦那が女中さんの故郷(貝野村)を訪問。
宿屋で朝起きて、手水廻しの話になる。
その後、大阪での結婚式の後の宴会で、花嫁さんがトイレ(お手水)に行きたくなり落ちになる。
 
出演者全員による対談(ちょいしゃべり) 
 
紅雀さんの弟子修行の話。稽古風景などが話された。
石松さんは、鶴志師に入門志願して断れた話。松之助師に気に入られている話etc.
 
以上でした。
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以上、もずさんからの投稿でした。
ありがとうございます。

いつも、紅雀さん情報、感謝です。
今年は、大好きな紅雀さんを(たぶん)2回しか聴くことができませんでした。
(12月の『動楽亭昼席』も都合がつかず…。)
でも、来年は、1月の『りらっくごvol.6』の他に、3月にも名古屋で紅雀さんの落語が聴ける模様。
来年は今年の分もいっぱい聴きたいです。
神戸屋パンのマクラも聴いてみたいな。

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