りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

別世界

2010-11-04 12:08:40 | その他

私の住む安城市にはいくつかの置屋があって何十人かの芸妓さんがいるということは、
なんとなく知っていましたが、私には、垣間見ることもない世界と思っていたのです。
だから、今年一月、
右太治師匠の還暦祝いの会で安城の芸妓さん達を間近で拝見できたことは、ほんとに嬉しかったです。
その時の芸妓さん達は、とても華やかな衣装で、節分の数日間だけ着る特別なものとのことでした。

そして、昨日、
右太治師匠が寄席文字の実演をされるため、安城のとある料亭に。
そこには黒留袖姿のキリリと美しい芸妓さんがズラリ。
華やかな着物も素敵だったけど、黒留ってこんなに美しいものだったんだと衝撃を受けました。
去年襟替えしたばかりの若い芸妓さんが綺麗なのは当然といえば当然のこと(この年頃はみんな綺麗だものね)、
それなりの年齢であろう方々も、ため息でちゃうくらい綺麗。
そんな芸妓さんが、目の前にいて、お酌してくださる。
夢のような世界ですね。
こういう芸妓文化が続いていくためには、
お客様として、こういう席を日頃からたしなむことのできる方々が地元にいらっしゃるということで、
素直にすごいなぁと感服しちゃいました。

この会のために東京からいらっしゃった笛のお師匠さんの演奏(すごく力強い音色に感動)や、
新人芸妓さんの紹介と踊りもあり、
寄席文字実演も盛り上がって、
もちろん美味しいお料理もたくさんいただき、身にあまる幸せな時間でした。
(『りらっくご』の宣伝もさせていただきました。感謝です。)

携帯電話を持っていくのを忘れ、芸妓さん達の写真がなくてごめんなさい。
しかたなく、うちで撮った私のコーデです。