りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

『動楽亭昼席』(湖涼さんからの投稿)

2010-08-09 08:10:48 | 落語会レポ(投稿)
『動楽亭昼席』
2010年8月7日 14時〜

入りはそこそこ。

桂 米市「子ほめ」
 米團治さんの一番弟子。初々しい!
声ははっきりとして聞き取りやすかったのですが、どこで笑えばよいのか、タイミングが分かりませんでした。
幾度も聞いた話なので、笑う場所は知っているはずなのですが…笑いを作る難しさを改めて知りました。

桂 佐ん吉「時うどん」
 二人連れの男がうどん屋に入るという型ではなく、
ある男が外のうどん屋で上手く勘定を誤魔化した所を、主人公が見ていて、
それを真似したというお話でした。
凄く面白かったです。
どんなに酷いうどんを出されても文句を言えない主人公は、
何が何でもシナリオ通りに進めようという感じではなく、
気の弱いお兄さんのようで微笑ましく思いました。

桂 紅雀「向う付け」
 遠縁のお葬式に出たという焼き場のマクラから真っ直ぐお葬式話の「向う付け」へ。
今回はいつもより勢いがあって全体的 に良く感じました。
泣いている場面が心持ち長かったように思います。
最後に帳場へ現れたのは蒼井優との熱愛が発覚した人で、
彼女のファンなのか紅雀さん怒って「お前は書いたらあかん!」と言ってました。

桂 千朝さん「蔵丁稚」
 初めて千朝さんの落語を聴きました。
ゆったりとした口調に、思わず驚き。
忠臣蔵の芝居「四段目」が話の中軸にあり、馴染みの無い芝居の言い回しが続いて、
少し戸惑いましたが、熱心に芝居をする定吉が可愛く思えました。

中入り

桂 米平さん「商売根問」
 無職男とおじさんの会話が主な話で、暇人の会話…とても落語らしい(笑)。
江戸っ子雀が可愛いです。終盤に河童話が出てきてびっくりしました。
ぞっとはしなかったのですが、少しひんやりした気分に。

桂 米二さん「饅頭こわい」
 同年代の集まる男達の輪に、年上の男が一人入ってきて怪談話をするのですが、
賽銭箱のくだりでぞっとして、このお話は夏向きなのだなあと思いました。
その後は、まんじゅうが沢山出てくる場面になり、こちらが羨ましく思うくらい、本当に美味しそうに食べてました。
ボリュームのある素晴らしい一席。 

湖涼(「紅雀さんメモ」管理人)
http://jaimo.web.fc2.com/koujaku-san-memo.htm
-------------------------------------------------------コトリひとこと----------
以上、湖涼さんからの投稿でした。
ありがとうございます。

米市さんは、まだ聴いたことがありません。
笑いがおこるまでの間が待てないのでしょうね。これからが楽しみですね。

吉朝一門の方の「時うどん」は一人バージョンのような印象があります。
(聴いて笑って忘れるがモットーなので、記憶がとても曖昧ですが。)

米二師匠の「饅頭こわい」は、そば饅頭だけは食べない(米二師匠はそばアレルギーなので)のですよね(笑)。

『動楽亭昼席』は毎月1~10日14:00~動楽亭で開催されています。
動楽亭は新大阪から地下鉄1本(御堂筋線)で行ける動物園前駅をでてすぐのところなので、
愛知県の皆さんも余裕で日帰りできます。
(交通費が痛いですが…。)
ぜひ体験してみてください。
私も行きたいな~。

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コメント (2)
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