長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

蜜蜂と遠雷

2019-09-29 23:42:03 | ピアノ・ソルフェージュ

もうすぐ映画「蜜蜂と遠雷」が、封切りされます

4人のピアニストがコンクール舞台に繰り広げるストーリー

ピアニストを演じるのは松坂桃李、松岡茉優、森崎ウィン、鈴鹿央士。

そして、何と福間洸太朗が松坂桃李、藤田真央が鈴鹿央士の演奏の吹き替えをしているのです

お名前クリックして過去記事をご覧下さい

どちらも大好きなピアニストで、今までこのブログにも登場しています

 

映画の前にぜひ原作を・・・

と思い、早速読み始めています。

~~~~~~~少々ネタバレありです。ご注意~~~~~~~~~~~

・・・しょっぱな、パリの街角で蜜蜂の羽音を懐かしむ少年。

明るい野山を群れ飛ぶ無数の蜜蜂は、世界を祝福する音符・・・

それは、コンクールに遅刻して強烈な印象を残して去る“異端児”の謎の少年、風間塵(鈴鹿央士)の登場場面。

演奏の描写から、これは藤田真央君にぴったりと思いました。

あの、いかにも楽しくてたまらないという表情で演奏する真央君に

 

まだまだ読むのは今からですが、これは楽しみ。

福間さんもきっとぴったりなんじゃないかな

そもそも松坂桃李さんと外見(体格)が似てるし

 

3年ばかり前、娘と二人旅でパリで3日間過ごしたことがありますが、その時、街中のオペラ座の屋上で蜜蜂を飼っていて蜂蜜が売られているのに驚きました

パリって、無農薬の花がたくさん栽培されていて、気候にも恵まれ、公害もないので適してるんですって。

元々産業革命の頃に田舎から出てきた人たちが養蜂を始め、40年くらい前にオペラ座の小道具係をしていた人が、ここにも巣箱を置いたそうです。

オペラ座の怪人もびっくりですね

 


モーツァルト: ピアノ協奏曲第24番 [福間洸太朗の動画で楽しむ楽曲解説・聴きどころ紹介 #3]

2017-01-27 00:06:47 | ピアノ・ソルフェージュ

たいへん興味深い内容で、演奏と楽譜を交え、分かりやすく解説されています。

「フィガロの結婚」と同時期に書かれ、モーツァルトが本当に書きたかったのはこちらでは・・・という最後の言葉が身に染みました。

図書館で借りた「西洋近代の年と芸術4 ウィーン

予習のため、これを読んでるところだからかな。

(この本は高価なので、図書館はありがたいです

 前置きはさておき・・・・

 

モーツァルト: ピアノ協奏曲第24番 [福間洸太朗の動画で楽しむ楽曲解説・聴きどころ紹介 #3]


モーツァルトハ短調のミステリー(引用)

2017-01-25 12:41:18 | ピアノ・ソルフェージュ

福間洸太朗さんが、インスタグラムに興味深いお話をアップされました。

 

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

「モーツァルトのハ短調」のミステリー

ここに挙げたモーツァルトのハ短調作品は、全て冒頭のモチーフは「ド‐ミ♭」(青)で始まり、下降形の半音階(赤)が多用されています。

それらが、1783年から86年にほぼ一年毎に書かれたことも、興味深い事実です。

幻想曲Kv.475は、ソナタKv.457の「前奏曲」の役割として後から書かれたので、関連性があるのは勿論ですが、個人的には幻想曲がピアノ協奏曲Kv.491第1楽章にも強い結びつきがあると感じています。

それは、「ド‐ミ♭」のあとの上下反転されたモチーフ(緑)だけでなく、どちらも初めから調性の方向性が不安定であること、そして人間を超越した巨大なパワーを背後に感じるからです。

この度、この二作品を並べて弾かせていただくことになり、Kv.491のピアノ協奏曲のカデンツァを作曲し、幻想曲の最初のモチーフを少し挿入することにしました。

(ついでに、3楽章のカデンツァではドン・ジョヴァンニの序曲からモチーフも入れました。)

それの初披露がモーツァルト様の261回目の誕生日(今度の金曜日)・・・ 心して弾かせていただきます! 🎼👼🎶✨ #mozart 

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 

これは我らが師匠、原田敦子先生がよく言及される、悲しみのモチーフ、Lamento motifではないですか。

この前、指導者講座でバッハのシンフォニアの10番を取り上げて戴いたのですが、Gメジャーでありながら主題がスケール。

これは9番と関係がある。

ここで講座の内容を詳しく書く事は憚りますが、次回に続く自分への宿題ともなったLamento motif絡みのことなので、グッドタイミングでした。

 

福間さんのニュースによると ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

1月27日(金)の東京文化会館での東京交響楽団との演奏会(モーツァルトのピアノ協奏曲弾き振り)は、チケット完売いたしました。

 ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ 

是非、大阪でもお願いいたします。


ファンタジー・オン・アイスin神戸

2016-06-22 13:44:25 | フィギュアスケート

昨年行った、ファンタジーオンアイス神戸があまりに素晴らしく、今年もチケットを取りました。

今年のアーティストは、昨年に続きピアニストの福間洸太朗さん、ケミストリーの川畑要さん、オペラ歌手の鈴木慶江さん、そして、三味線の吉田兄弟。

何だか、すごい組み合わせです。


スケーターは、織田信成、安藤美姫、鈴木明子、本田真凛、青木祐奈、ハビエル・フェルナンデス、ステファン・ランビエール、ジョニー・ウィアー、ジェフリー・バトル、イリヤ・クーリック、ブライアン・ジュベール、ボロソジャル&トランコフ、カッペリーニ&ラノッテ、そしてエアリアルとアクロバットの方々。

 

 

ジュニアの真凛ちゃんと祐奈ちゃん、溌剌とした演技で非常に伸びやか。

日本女子の次世代を担うな、と感じさせられました。

 

吉田兄弟とのコラボで信成さんの2011年SP「Storm」、ハビエルの「バルセロナ」。

信成さんは、当時はまさか本物とのコラボするなんて思ってなかったでしょうね。

引退後、ますます花開く信成さんです。

「バルセロナ」は吉田兄弟の書き下ろしのようです。

三味線がこんなにも激しく力強くて驚き。世界チャンピオン、ハビエルにぴったりでした。

 

ソチ五輪金メダリストのペア、ボロソジャル&トランコフ。

インド舞踊「Nagada Sang Dhol」は、アイスダンスと見紛うほどのダンサブルなプログラムでした。

ペアは傍で見ていると、迫力が違います。

激しく舞いながら、次々技を決めていく演技にただただ圧倒されました。

 

ジョニーの「ビヨンセ・メドレー」。

真っ赤な衣装で、もう、これはジョニーにしかできない世界です。

「ジョニー ・ウィアー ビヨンセ・メドレー」の画像検索結果

 

福間さんとのコラボで美姫さん「バラード4番」、明子さん「アヴェ・マリア」、ジョニー「月光」。

どれも素晴らしかった。

でも、なんといっても、最後のランビとのコラボ、ラヴェルの「La Valse」(ワルツ)が圧巻でした!

(スコア、買いに行こ!)

福間さんの解説を転載させていただきます。(instagram

 

*******************

ステファンとのコラボ曲、ラヴェルの『ラ・ヴァルス』について 。(長野公演にいらっしゃる方で、前情報なしで観たい方はスルーしてください)

原曲はオーケストラ用の作品で、ラヴェル自身による2台ピアノ版(=2人4手)と、1台2手版があります。私は、2台ピアノ版を何度か弾いてきましたが、1台版ではどうしても沢山の音が削られてしまい、他の方の演奏を聴いても自分で弾いてもなかなか満足感が得られず、これまでレパートリーには敢えて入れていませんでした。

しかし、4月にジュネーヴのアイスレジェンズでステファンの滑る「ラ・ヴァルス」を拝見し、彼の方からこれを日本のファンタジー・オン・アイスで披露したいと言われ、かなり時間は限られていましたが、私なりに二台ピアノ版をアレンジして長さも4分に編集して弾くことに決めました。

幕張の時から、ステファンと合わせをして、この曲について楽譜を見ながらお互いの解釈を深め、どのように構成・演出していくかも話し合いました。

「舞踏会のロマンチックな世界にいた自分が、知らぬ間に輪からどんどん遠ざけられ、目の前で現実と非現実が目まぐるしく回り、最後は大砲が鳴り響く中、自己破壊(self-destruction)に陥る」という感じのストーリーで、ああいった形になりました。お蔭さまで、腹筋・背筋・その他が鍛えられております(笑)。 この難曲を大舞台の大トリで弾かせていただくということで、初日の本番前はナーバスになりましたが、昨年この神戸の会場で得られた奇跡的な体験を思い出し、加療のため出場できなかった羽生結弦さんの分も頑張らなくては、と自分を奮い立たせ、舞台に上がりました。

僕らの作品で、皆様に新鮮な感動を与えられれば、最高に嬉しいです。

***************************************

 

遠くの福間さんの演奏を、人の頭の間から首を伸ばしたり、双眼鏡覗いたりしつつ、こっちに来るランビ様も見なくちゃならないし・・・。

最後、私もいっしょに倒れそうでした。

(最後、ランビ様は氷上で激しいスピンの後、倒れこみ、同時に福間さんまで椅子から倒れてしまったのでした。)


今年は早々と、先行抽選のチケットに当選することができました。

来年も行きたいけど、羽生選手も戻ってくるでしょうし、チケット争奪戦がまた大変なことになりそうです


☆既に当日、BSで3時間放映されましたが、関西地方中心に、6月25日(土)16:00~17:00ABCテレビ地上波で放送があります

時間から見て大幅カットでしょうが、ラ・ヴァルスはするはずです。

ぜひ、ご覧になってください。


ファンタジー・オン・アイスin神戸その2

2015-07-10 23:56:32 | フィギュアスケート

第2部

「アメージング・グレイス」岡本知高さんと安藤美姫、

「Time To Say Goodbye」サラ・オレインさんと岡本さんのデュエットとジュベール。

「トゥーランドット~Nessun dorma(誰も寝てはならぬ)」 岡本さんとステファン・ランビエールのコラボ。

会場中に響き渡る歌声と、躍動する美しいスケーティング。 

終盤、知高さんの迫力ある歌い上げ、それに見事に呼応するランビ様の至上のスピン。

感動的でした

 

もう、次々豪華すぎてクラクラ・・・。 

コラボの事ばかり書きましたが、まだまだ、ほかの演技のどれもこれも素晴らしいのです。

 

最後に、羽生結弦、今季のエキシヴィジョン「レクイエム」(東日本大震災 鎮魂曲 「3.11」)。 

作曲は松尾泰伸さん。 
(経歴見ると、私と同じ年で大阪芸大作曲科だって? もしかして・・・。) 

何か見てる間、無我夢中で、あまり覚えていない。

明日のTV放送で記憶を取り戻そう 

エンディングは、岡本さんの「ボレロ」で全員の群舞。 

よくTVのフィギュアスケート放送で耳にします。 

これは、生exclamation 迫力が違いました。 

 

私が行ったのは夜公演ですが、この日のお昼の公演では、氷に傷があり、途中で修復することになったらしいです。

福間洸太朗さんは、ピアノで突然「バラード1番」を弾き始め、修理後1分で終わるようカットして演奏されたそうです。

その時リンク外では、羽生選手がそれに合わせて踊っていました。

そして、翌日の最終公演では羽生選手の希望で、福間さんの生演奏とのコラボ「バラード」が演じられたんですって

 

明日の放送が楽しみです

(もっとも、明後日のコンペに備え、明日はみっちりリハーサル・・・


ファンタジー・オン・アイスin神戸(一番下に追記あり)

2015-07-10 16:04:01 | フィギュアスケート

楽しみにしていたアイスショー(神戸ポートアイランド・ワールド記念ホール)に行ってきました。 

羽生選手の人気で、近頃なかなかチケットを取るのも難しくなりました。

 

出演アーティストは

ソプラニスタ:岡本知高(四大陸ではオープニングで国歌斉唱の後、私の前の席に!)

ピアニスト:福間洸太朗(ドイツ在住、新進気鋭のピアニスト)

バイオリニスト:エドウィン・マートン(ハンガリー) 

歌手:サラ・オレイン (バイオリニストで作曲も)

 
出演スケーターは

海外からは、

ロシアから、エフゲニー・プルシェンコ

スイスから、ステファン・ランビエル

アメリカから、ジョニー・ウィアー

フランスから、ブライアン・ジュベール、キャンデ・ロロ 

カナダから、ジェフリー・バトル、ディハメル&ラドフォード

チェコから、トマシュ・ベルネル

スペインから、ハビエル・フェルナンデス

 

日本からは、

織田信成、宇野昌磨、羽生結弦

鈴木明子、安藤美姫、青木裕奈

 

・・・・と、超豪華 

 

オープニング~ベルネル、ジョニー。

サラ・オレインさんとのコラボです。

時にはバイオリンを奏で、繊細で美しい声は、氷上の演技に非常にマッチしていて、うっとり

 

ピアノニストの福間洸太朗さんは、スイス・ジュネーヴで、ステファン・ランビエルとご縁があり、このショーへの出演が実現したそうです。

なんと、お父様が佐藤信夫コーチの元にいらしたこともあるという、大のフィギュアスケートファンでもあります。

福間さんとコラボしたのは、

鈴木明子さん(ドビュッシー「月の光」)

安藤美姫さん(溝上日出夫「子守歌」)

ステファン・ランビエール(ラフマニノフ「前奏曲ト短調 作品23の5」)

私の席は、ステージから遥か遠くで、双眼鏡が手放せませんでした。

でも、スケーターの素早い滑りは双眼鏡では捉えられません。

そこで、右目で双眼鏡を覗き。左目では裸眼でスケーターを追うという、至難の技をやってのけました

福間さんの澄んだ音色の美しさ・・・

アッコさんの、美姫さんの、ステファンのそれぞれ個性ある演技にうっとり・・・

 

羽生結弦選手の今季フリースケーティングの披露もありました。

昨年の「オペラ座の怪人」があまりに印象的だったので、どんなプロを滑るのか、興味津々でしたが・・・

何と、「SEIMEI」陰陽師の安倍晴明。

 

ベテランらが次々登場する中、若い勢いのある現役選手の演技は、云わゆる「キレッキレ」でやはり素晴らしい

 

さて、第1部の最後。

バイオリンのマートン氏が、リンクの真ん中に、かのプル様と共に降り立っています。

プッチーニの「トスカ」とルチアーノ・パヴァロッティの「カルーソー」、トリノオリンピックのEXの再現です。

キレの中に重さもある、濃厚なコラボの熱演に、足を挫いてずっと立てなかった私も遂にスタンディングオベーションいたしました。

 

長くなるので、第2部はまた後日

↓サラ・オレイン姫と、王子(?)

追記

明日、7月11日(土)13:00~BS朝日でファンタジー・オン・アイスが放送されます!!