長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

原田敦子先生の勉強会in京都

2016-02-05 00:49:41 | ピアノ・ソルフェージュ

先月は、今まで皆勤の”in大阪”をお休みしましたが、今日は、”in京都”に行ってまいりました。

 

12月のコンサート会場のホールでして戴いた、私が演奏担当のべートーベンのメヌエット。

今月は続きのはずが、また初めからで、いいのかな?

前半は終わっています、と言わなくていいのかな?と思いながら弾き始めました。

 

前回の、1oct.の和音を腕の重みを使って・アルペジオの下降は腕を持ち上げて・重音のレガートは指を這わせるように・手の位置が変わらない所は脳と指のみで動かす・・・といった事に注意して演奏。

でも弾いていて何か不自然なような、違和感を持っていました。

 

今日は、初めに音楽の辿ってきた道についてのお話がありました。

この時代は、ことにメヌエットは優雅でゆるやか・・・。

広いコンサート会場でなく、宮廷やサロン。

 

(あ、先月はホールだった。

今月は講義室。

それだ・・・。)

 

そして、EsDur(E♭メジャー)の音色について。

優しく話しかける、淡いピンクのイメージ。

介護するときのような・・・。

幼児さんの指導にもつながりますね、と。

 

いつもながら、余りにタイムリーで驚きました。

先月から父の介護度が1から3に上がったのです。

1月の勉強会を休んだ遠因でもあるのですが。

そして、父の気持ちに沿った介添えをして来てから、レッスンをすると、生徒さんの気持ちに、より、寄り添えるようになるな、と感じていたのです。

 

さて、お話のように、また出過ぎないようにする音(弾き出しの第2音)に注意をして、EsDurのメヌエットを弾きました。

 

「長島先生らしい、自身の演奏になりましたね。」

何とも優しく語りかける音楽となりました。

本当に演奏は、ちょっとした心がけで全く変わります。

曲の時代背景や内容をもとに

演奏する所や目的を念頭に置いて

演奏する人(自分自身でも)のことをよく知って

という基本を、今一度顧み、痛感した今回の勉強会でした。