Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

翼がなくても

2017-04-23 17:41:33 | 読書
(内容)
「何故、選りにも選って自分が。
何故、選りにも選って足を」陸上200m走でオリンピックを狙うアスリート・市ノ瀬沙良を悲劇が襲った。
交通事故に巻きこまれ、左足を切断したのだ。
加害者である相楽泰輔は幼馴染みであり、沙良は憎悪とやりきれなさでもがき苦しむ。
ところが、泰輔は何者かに殺害され、5000万円もの保険金が支払われた。
動機を持つ沙良には犯行が不可能であり、捜査にあたる警視庁の犬養刑事は頭を抱える。
事件の陰には悪名高い御子柴弁護士の姿がちらつくがー。
左足を奪われた女性アスリートはふたたび羽ばたけるのか!?
どんでん返しの先に涙のラストが待つ切なさあふれる傑作長編ミステリー。


中山千里作品2作目。

今回は事故で左足を切断したアスリートの話。

一応はミステリーやけど、アスリートの成長の話として読むこともできて、一粒で二度美味しいパターン。

科学的な所などを読んでると、東野圭吾作品を思い起こす。

ただし、ミステリーとしてはそれほど複雑ではなく、わりと平凡。

途中でなんとなく先が読めてしまった。

それでも全体的に読みやすかったし、読了後のスッキリ感も充分味わえた。



★★★★☆