Around 50 人生はアドベンチャー!

40代半ばにして再婚
妊活のおかげでベビーを授かりました。
ベビーのこと・日常・野球・読書など気まぐれで綴ります。

嗤うエース

2020-09-30 07:53:00 | 読書
(内容)
人気球団スターズのエース浪岡龍一は、才能、頭脳、闘争心のどれもが超一流だった。しかも、極貧からのし上がった苦労人。だが、週刊誌に暴力団との交際を報じられたことで評価が揺らぎ始める。各メディアは特ダネ合戦に沸き、黒い噂は八百長の可能性にまで広がる。真相を究明すべく、ベテラン刑事と敏腕記者が浪岡を調べるが…。元新聞記者が球界のタブーに挑む、迫真のミステリ。


久しぶりの本城雅人作品。

野球好きな私にとって好きな作家の一人である。

一人の投手が小学生時代からプロ野球のエースへ上り詰めるまでが描かれている。

主人公である投手が悪なのか善なのかが最後までわからない。

これが読み手を惑わせる思惑なのかもしれないが、結局最後まで分からずモヤモヤした気持ちが残る。

野球好きにしかわからない詳細な部分も描かれているが、イマイチのめり込むことが出来なかった。

こんな時代もあったのか?と思わされる一方、今は平和な世の中になったなあと思わされた。

他の野球関係の作品も引き続き読んでいきたいと思う。




★★★☆☆

水の柩

2020-09-28 06:39:00 | 読書
(内容)
平凡な毎日を憂う逸夫は文化祭をきっかけに同級生の敦子と言葉を交わすようになる。タイムカプセルの手紙を取り替えたいという彼女の頼みには秘めた真意があった。同じ頃、逸夫は祖母が五十年前にダムの底に沈めた「罪」の真実を知ってしまう。それぞれの「嘘」が、祖母と敦子の過去と未来を繋いでいく。


道尾秀介作品もこれで25作品目。

着々と完全制覇に向かっている。

積読してる文庫本があと2冊もある。

ミステリーと青春小説を融合した感じの内容。

主人公の逸夫が謎めいた同級生敦子と絡むようになってから色々なことに取り組んで成長していく姿が描かれている。

物語の情景は田舎の温泉町で、雰囲気明るくなく暗い感じである。

前半は時間軸がよくわからず混乱したが中盤以降は展開も早くまずまずだった。

個人的には良くもなく悪くもない作品だった。



★★★☆☆

オレたち花のバブル組

2020-09-24 18:47:00 | 読書
(内容)
「バブル入社組」世代の苦悩と闘いを鮮やかに描く。巨額損失を出した一族経営の老舗ホテルの再建を押し付けられた、東京中央銀行の半沢直樹。銀行内部の見えざる敵の暗躍、金融庁の「最強のボスキャラ」との対決、出向先での執拗ないじめ。四面楚歌の状況で、絶対に負けられない男達の一発逆転はあるのか。


半沢直樹シリーズ2作目。

1作目同様、読者メーター登録前の再読となる。

1作目より規模も大きくなり、登場人物も多い。

大和田常務を打ちのめす痛快さはドラマでもスッキリしたが、何度でもスッキリ出来る。

本作品では近藤が小規模ながらいい活躍をしていることも忘れてはいけない。

こういう地味なキャラが活躍するのも嬉しい。

特に「ノーに比べたら、イエスは何倍も簡単なんだ。」という近藤のセリフは頭の中にインプットされた。

直ぐに3作目には行かず、少し間をおいてから読みたいと思う。

やっぱ半沢直樹最高!池井戸潤最高!



★★★★★

嘘ですけど、なにか?

2020-09-18 18:31:00 | 読書
(内容)
水嶋亜希、三十二歳独身。文芸編集者としてトラブル処理に飛び回る日々。仕事を頑張ったご褒美のように、ある日高スペックのエリート官僚と偶然出会い恋が始まる予感が。だが新幹線爆破テロ事件が発生すると、明らかに彼の態度が怪しくなっていくー私、騙されてる?痛快でドラマティックな反撃が始まる!


初読みの作家。

カバーデザインとタイトルにインパクトがあったのと、木内一裕があの「BE-BOP-HIGHSCHOOL」作者と知ってずっと読みたかくて、ようやく読むことが出来た。

分類ではミステリーになるとは思うが、エンタメ系でもあり、コメディ要素も含まれている。

面白いし読みやすくてあっという間に読了。

あえて難点をあげるとするとエピローグの盛り上がりが少し不足している感じかな?

全体的に良く構成されているし、人物描写も良く描かれている。

今後は他の作品も読んで行きたいと思う。 



★★★★☆



オレたちバブル入行組

2020-09-17 06:42:00 | 読書
(内容)
大手銀行にバブル期に入行して、今は大阪西支店融資課長の半沢。支店長命令で無理に融資の承認を取り付けた会社が倒産した。すべての責任を押しつけようと暗躍する支店長。四面楚歌の半沢には債権回収しかない。夢多かりし新人時代は去り、気がつけば辛い中間管理職。そんな世代へエールを送る痛快エンターテインメント小説。


今、世間で賑わっている半沢直樹シリーズの1作目。

読書メーター登録前に読んでいて、再読になる。

ドラマも見ているしキャラ設定はしっかりと頭の中に入っているのでスラスラと読むことが出来た。

池井戸パターンといわれる勧善懲悪の典型的なシリーズだが、読後のスッキリ感は堪らない。

「下町ロケット」シリーズや「空飛ぶタイヤ」に匹敵するくらい好きなシリーズである。

心が少し塞ぎ込んでいる時に読むとなお一層効果がある。

直ぐにでも続編を読んでみたいと思う。



★★★★★

怪物の木こり

2020-09-14 22:17:00 | 読書
(内容)
良心の呵責を覚えることなく、自分にとって邪魔な者たちを日常的に何人も殺してきたサイコパスの辣腕弁護士・二宮彰。ある日、彼が仕事を終えてマンションへ帰ってくると、突如「怪物マスク」を被った男に襲撃され、斧で頭を割られかけた。九死に一生を得た二宮は、男を捜し出して復讐することを誓う。一方そのころ、頭部を開いて脳味噌を持ち去る連続猟奇殺人が世間を賑わしていたー。第17回『このミステリーがすごい!』大賞大賞受賞作。


初読みの作家。

この作品も先日読んだ「私の消滅」と同じでテレビで浜辺美波が絶賛していた一冊。

序盤は確かに面白かったが、中盤以降、色んなことの辻褄が合わないことが気になったしまった。

また、二宮と嵐子の時間軸のズレも気になってしまい、何?どんでん返し?と勘違いしてしまうこともあった。

細かいことは書かないが、もう少し構想段階で練られた方が良かったのでは?と思ってしまう。

内容的には嫌いではないが、色々な綻びが小説全体を台無しにしている感じがした。

デビュー作ということなのである程度仕方のないことなのかも?



★★★☆☆


カケラ

2020-09-12 22:14:00 | 読書
(内容)
美容クリニックに勤める医師の久乃は、ある日、故郷の同級生・八重子の娘が亡くなったことを知る。母の作るドーナツが大好物で、性格の明るい人気者だったという少女に何が起きたのかー。“美容整形”をテーマに、容姿をめぐる固定観念をあぶりだす心理ミステリ長編!


湊かなえの新刊。

どうしても好きになれないサッカーなのだが気になって新刊を読んでしまう。

イヤミスってそういう読者層が多いのかもしれない。

本作品もイヤミスの一つになる。

とにかく混乱するし読みにくい。

登場人物の人物像がぼやけていてわかりにくいし、所々に出て来る「先生」が学校の先生なのか?美容整形の医者なのわかりにくかった。

コレはわざとなのか?とすら思わされた。

ハッキリ言って読み終わっても何を訴えたかったのか?がよくわからない。

そもそも美容整形医がなぜ調査を始めたのか動機すらわからない。

最後まで読んだ自分を褒めてあげたい。

一応最後まで読んだので★は二つ。




★★☆☆☆

サウスバウンド

2020-09-09 19:24:00 | 読書
(内容)
元過激派の父は、どうやら国が嫌いらしい。税金など払わない、無理して学校に行く必要なんかないとかよく言っている。そんな父の考えなのか、僕たち家族は東京の家を捨てて、南の島に移住することになってしまった。行き着いた先は沖縄の西表島。案の定、父はここでも大騒動をひき起こして…。-型破りな父に翻弄される家族を、少年の視点から描いた、新時代の大傑作ビルドゥングスロマン、完結編。


上下巻からなる長編。

前半は二郎の小学校生活を中心に破天荒な父と家族が描かれたコメディタッチの内容。

ロケーションも東京の中野である。

後半は一転して西表島でのサバイバル生活が中心に。

主人公の二郎の小6ならではの心理描写がとても上手く描かれていて感心させられる。

ほとんどの展開がコメディだが、最後にはちゃんとしたオチが待っていて色々と考えさせられることもあった。

ずっと読んでいたいし続編も読みたくなるほどの良書。

そして、奥田英朗の才能の凄さについて改めて感心させられる。



★★★★★

クスノキの番人

2020-09-03 08:20:00 | 読書
(内容)
その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。そこで賭けに出た玲斗は従うことに。依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。「あなたにしてもらいたいこと||それはクスノキの番人です」と。『秘密』『時生』『ナミヤ雑貨店の奇蹟』に続く新たなエンターテインメント作品。長編書き下ろし。


東野圭吾の新刊。

少しファンタジー感のある話で「ナミヤ雑貨店の奇蹟」を思い起こされ、読み終わった後のスッキリ感が気持ちよかった。

東野圭吾特有の読みやすさはいつも通りだったし、後半は涙目になりそうな場面もあった。

その一方、展開はなんとなく読めてしまってその通りでどんでん返し感が無かったのが少し残念な気がした。

どうしようもない落ちこぼれだった玲斗の成長物語としても楽しむことが出来る。

ドロドロのミステリーもいいがこういうミステリーも心が安らかになるのでいいなあ。

東野圭吾作品はかれこれ50冊近くになるが改めてスゴいなあと思わされた。



★★★★☆