屋根裏の散歩者 ＜江戸川 乱歩＞

　またもや暗い愉しみ、乱歩様です。ふふ
　今回は明智君がらみの、2作品収録です。
　明智探偵、ステキです。
　惚れそうです。きゃ（←現実逃避か）



　以下、ネタバレあり！

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　どちらの作品も、自ら明知君に闘いを挑み、見事敗れていますな。
　って、他の作品でもそうかもね。
　でも『暗黒星』の場合、犠牲者が何人も出ているのは、あれは明智君の勝利とは言えないのでは？！
　でも探偵の完全勝利じゃ、お話としてつまらないものね。
　やはり多少の犠牲は、探偵小説にはつきものなのかしらん。
　犯人はやっぱり『彼』でしたな。
　終盤、犯人の可能性のある人物が限られてきた時ふと、『ばーちゃんが犯人やったら、オモロイなぁ』と思ったのですが、やはりそんな事はなかった。へへ

　後ろ暗い愉しみという点では『屋根裏～』ですが、『暗黒星』の方がなんだか楽しかったですわ。
　やはり、それなりの長さがあるほうが、その世界に浸れるからでしょうか。
　乱歩様の長編に、手を出しちゃうかな。。。