バイバイ、ブラックバード (双葉文庫) | |
伊坂 幸太郎 | |
双葉社 |
久々の伊坂さん。
痛快、軽快、ニヤリニヤリでした。
とりあえず太宰治の『グッドバイ』も読みたいと思います。
以下、ネタバレあり!!
五股男の星野ちゃんと怪物みたいな繭美が、何故か愛おしい。
しかしあのラスト、なに???!!!
『ココで話が終わった』 って認識した瞬間、息を飲んでしまいました。
そりゃあ全ての答えが提示されない良さってのもあると思うけどさぁ。
もっと繭美ちゃんと星野君の絡みを読んでいたくて、しかもこれからその関係性(あるいは繭美の人間性)に変化が訪れそうな所で唐突に終わっちゃったから、ちょっと置いてかれた感があったかも。
いずれにせよ、設定は酷い話のはずなんだけど、なんだかほっこりしてしまうようなお話でした。
この話もいずれ映像化されるのかもしれませんが、その場合は繭美のキャスティングを原作に忠実に、細身の美人は不可でお願いしたいものです。
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