三十汁+α

いよいよ三十路のアタクシを、節度を保ちつつ、垂れ流していこうかな。
とか言ってるうちに、もう@年。

死と乙女 <赤川 次郎>

2009-04-13 09:48:17 | 
 久々の赤川次郎サマです。

 これはもう、タイトルの勝利ではなかですか?
 『死と乙女』ですよ。
 そそるでしょ。そりゃ。

 あ、でもこのタイトルって、もともとクラシック音楽の題名でもあるのね?
 あと映画とか?
 詳しくは知らんが。
 いずれにせよ、魅惑的なタイトルであることには、違いないでしょ。

 そして、ある時点を堺に変わっていく運命(?)を、上下二段で同時進行させるっていう。
 こういうのって、もしかしたら邪道なのかしら?
 でも私的には、それもそそられましてよ。

 以下、ネタバレあり!





 
 上段と下段、それぞれ一気に読むか、平行して読むか迷いましたが。
 平行して読んでみました。
 
 2つの物語の違いを追いかけるなら、平行して読んだ方がイイんでしょうが、その分引き込まれ度が落ちますわな。
 せめて一章ずつ一気に読むべきだったか。。。
 いや、それだとせっかく上下段に分けてある意味が。。。

 さて、運命が別れたあの選択ですが、結局最後は同じようなトコに落ち着いたってこと?
 死ぬ人は死に、生きる人は生き。
 そして何があっても、乙女は乙女らしく輝く、と。




死と乙女 (角川文庫)
赤川 次郎
角川グループパブリッシング

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