11月初旬の標記に関するlds教会手引き変更について、3回記事を掲載してきたが、変更がリークされて以降、ネットやメディアで一向に波乱が収まらないので、大管長会は中央幹部から末端のワード部監督、支部長に至るまで説明文の通達を13日出した。しかし、波乱の頂点は14日土曜日、「大量脱会者の集まり」がソルトレークシティで行われるに至り、今後どのように推移していくのか予断を許さない。
[通達の署名]
通達は、同性婚や同性と同棲を行なっている人は罪を犯していることを確認し、神権の儀式を受けられない子供はこのような親と同居している未成年に限られる、と述べている。そういった環境にある子供がすでにバプテスマを受けて活発に教会に出席している場合は、それを取り消したり取り上げたりするものではない、と提出された疑問に答えている。そして、具体的な問題は地元の指導者に相談するよう求めている。通達文はlds.org で読むことができる。日本語にも訳されている。その英文の見出し:First Presidency Clarifies Church Handbook Changes
https://www.lds.org/pages/church-handbook-changes?lang=eng
[背後に見えるのは教会本部ビル.写真は patheos.com]
14日ソルトレークシティ、LDS教会本部近くで行われた「大量脱会者の集まり」に千人以上脱会を希望する人たちが集まり、この日弁護士マーク・ナウグルらを通じて1,830人分の退会申請の手続きが行われ、投函された。通常の地元ユニット指導者経由では日数がかかり、大量の手続きには適さないため、弁護士が無償で作業を買って出たものである。実際にはすでに以前から教会に来なくなっていた人が大多数を占めていたが、事態の深刻さを示すものであった。日本人の目や保守的な考え方をする教会員から見れば、まだまだ受け入れがたい動きに映るかもしれない。しかし、同性愛者に理解を示す、寛容な姿勢の会員の数も増えていて教会の世論が二分されているように見受けられる。メディアではcnn, The Guardian (英)、washingtonpost, bbc などが取り上げていた。
http://www.thenewcivilrightsmovement.com/davidbadash/ 11/17の記事
当ブログ先行3記事(手引き変更関連)- - 2015.11.10, 11.12, 11.13 付け記事

通達は、同性婚や同性と同棲を行なっている人は罪を犯していることを確認し、神権の儀式を受けられない子供はこのような親と同居している未成年に限られる、と述べている。そういった環境にある子供がすでにバプテスマを受けて活発に教会に出席している場合は、それを取り消したり取り上げたりするものではない、と提出された疑問に答えている。そして、具体的な問題は地元の指導者に相談するよう求めている。通達文はlds.org で読むことができる。日本語にも訳されている。その英文の見出し:First Presidency Clarifies Church Handbook Changes
https://www.lds.org/pages/church-handbook-changes?lang=eng

14日ソルトレークシティ、LDS教会本部近くで行われた「大量脱会者の集まり」に千人以上脱会を希望する人たちが集まり、この日弁護士マーク・ナウグルらを通じて1,830人分の退会申請の手続きが行われ、投函された。通常の地元ユニット指導者経由では日数がかかり、大量の手続きには適さないため、弁護士が無償で作業を買って出たものである。実際にはすでに以前から教会に来なくなっていた人が大多数を占めていたが、事態の深刻さを示すものであった。日本人の目や保守的な考え方をする教会員から見れば、まだまだ受け入れがたい動きに映るかもしれない。しかし、同性愛者に理解を示す、寛容な姿勢の会員の数も増えていて教会の世論が二分されているように見受けられる。メディアではcnn, The Guardian (英)、washingtonpost, bbc などが取り上げていた。
http://www.thenewcivilrightsmovement.com/davidbadash/ 11/17の記事
当ブログ先行3記事(手引き変更関連)- - 2015.11.10, 11.12, 11.13 付け記事
しかし補足説明を読み反芻するうちに、冷静になって、当事者の子供の目線で考えたときに、今回の決定がある意味で妥当ではないかと思えるようになってきた。
一般的には8歳は善悪の概念や罪の責任を持てる年齢とされている。 しかし親が子に与える影響は大きいでしょうし、そのような子に同性婚の善悪を判断させ責任を負わすのはあまりにも酷であるので、大管長の判断として成人まで待ってから自分で判断してもらいたいという主旨なのだろう。
生ける預言者の長である大管長が、神権の鍵を行使して救いに必須とされるバプテスマを受けさせないと決めたのだから、そのような子は例えば15歳で亡くなったら、どんな悪い子でも無条件に日の栄えに救われなくてはならない事になるはずではないかという疑問は生じるけれども。
教会員Rさんの書き込まれたご意見ですが、多くの会員が同様な受け止め方をしております。
アメリカのサイトを見てもまったく同じ意見の方がいらっしゃいます。
私はひねくれているせいか、なかなかそのように受け止めることが出来ませんでした。
やはり犠牲になるのが子供たちだからです。
子供に酷な判断≪親を否定すること≫をさせないということは、一見人道的にみえるとおものですが、幼少期より8歳になればバプテスマを受けると教えられますので、8歳過ぎても受けられなかった子供は疎外感を持ったり、受けられない理由を考えると思います。
結局は親のせいで受けられないということを成人までに必ず悟る機会があると思うのです。
それが9歳で悟るのか、執事の職を受ける12歳なのか、はたまた成人の18歳なのか、人によって違うでしょうが、
おそらくは思春期にはほとんどの子供が受けられない理由を理解することでしょう。
子供が苦しんだり疎外感を受けることが予想できますので、結局はモルモンのコミュニティーで生きていくためには、両親が同性婚を否定しないと子供に影響を及ぼしてしまうという図式になっておりますので、この方針は両親に対しての子供を人質にした大きな圧力と受け止めています。
両親のために子供が犠牲になっている事実がそう感じさせるのです。
それでも両親は簡単に諦めたりしないでしょうから子供は結果的に教会を取るか両親を取るかという判断を迫られます。
<18歳までに選びなさい>という酷な選択だと思うのです。
執行猶予中の人と同じであり、何かやらかすと<ここでは18歳になって親を選ぶこと>実刑をくらうことになります。
18歳までの過程は案外生き地獄ではないでしょうか?
こどもは敏感に周囲の空気を読むと思うのです。
私も最初は、8歳過ぎても受けられなかった子供は疎外感を持ったり、受けられない理由について苦しむことが、なんとむごいことだと思い、怒りがわいてきたのです。
しかしよくよく考えてみれば、誓約であるバプテスマを受けてしまった後の苦しみを子供に与える方がより残酷であることになると気づいて、冷静になってきたのです。
まあ私の見解としては、教会が見かけの男女の性優先ではなくて、医学上判断された性を優先でメンバーシップカードに記入することで(教会が認めた女性は誰が何と言おうが女性であるという詭弁によって)、かなりの部分を解決できるようになると思っている派です。
具体的には当人がウソでない証拠として、教会が公認する専門の医師にカルテを書いてもらって、伝道部長とステーク会長に提出、承認する流れになるでしょう。
結局、会員がどんどん減るだけの話で、やがてそれに気づいた指導者が、「新しい啓示」を思いつくのでしょう。
同性愛が罪であると言う解釈は、黒人はカインの子孫だと言うのと同じレベルの話です。
やがて、そんな教義は存在しなかったってことに成ると思いますけどね。
信仰深い昔の兄弟たちは,その標準を変更したり,ないがしろにしたりすることを許されていませんでした。わたしたちも同様です。標準に従って生きることが求められているのです。
標準なんてどうでもいいと言ったとしても,慰めにはなりません。わたしたちのだれもが,それが大切なものだと知っています。すべての人が,「善悪をわきまえることを十分に教えられている」からです(2ニーファイ2:5)。
https://www.lds.org/general-conference/2006/10/a-defense-and-a-refuge?lang=jpn
2006年10月 総大会
(中略)
しかし,そのような人たちが,不道徳な行為にふけるようになったり,あるいは,いわゆる同性結婚を唱導し,擁護し, また実際にその趣旨に従って生活するようになれば,わたしたちとしてはそれを見過ごしにしておくわけにはいきません。そのようなことを許容するということは,神が定められた重大で神聖な結婚の基盤やその真の目的,すなわち家族を養い育てるという目的を軽視することにもなりかねないからです。
https://www.lds.org/topics/same-gender-attraction?lang=jpn
『聖徒の道』1999年1月号
https://www.lds.org/youth/article/common-questions-people?lang=jpn
サタンの計画は,できるだけ多くの人を誘惑し,天の御父のみもとに戻って住むのを阻止することです。その最たる方法の一つが,純潔の律法を破るように誘惑することです。サタンはずる賢く,力があります。この律法を破ることは罪ではないと信じさせようとし,多くの人を欺いてきました。わたしたちはこの悪影響から身を守らなければなりません。
●末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長は私たちを間違わずに正しい道へと導いてくれる本当の予言者なのか?
●それが真理なら理論的に解答が出るはずなのに、なぜ『みたま』を受ける必要があると言われるのか?
否、そうではありません。
その時代の要請に応じて、預言者が啓示を受けて、どんどお変わっていくのが、教会の教える「真理」です。
それについていけない人は、不信仰とみなされます。
●末日聖徒イエス・キリスト教会の大管長は私たちを間違わずに正しい道へと導いてくれる本当の予言者なのか?
否、預言者も人間です、時により間違いを犯すことが有ります。
それを責めると不信仰とみなされます。
●それが真理なら理論的に解答が出るはずなのに、なぜ『みたま』を受ける必要があると言われるのか?
否、例え非論理的な事でも、神が召した指導者には従うべきと教えられています。
論理を優先して、非論理的な指導者の言葉に従わないのは、不信仰とみなされます。