クーソーしてから、寝てください。

懐かしcm namco パックランド　スターラスター




「クーソーしてから、寝てください。」


1985年ころだと思うけど、下品で衝撃的なキャッチコピーが世を席巻した。
考えたのは　“糸井重里”氏だ。
調べてみると、やっぱり糞 💩 と　“空想” を掛けているらしい。



というわけで、空想しながら今回のログを読んでいただきたい。
本当はラジオ番組に投稿したかった個人的黒歴史だったんだけど・・・。

時は自分が中学2年生だったころ。
学校で友達と遊ぶ約束をして、一旦、自分ン家に戻った。
当時、お気に入りのジャージが壁にかけてあって
それを着て、友人宅へ自転車で向かった。
出掛けてすぐ、左の二の腕の当たりがムズムズする。
初めは気にしなかったんだけど、いつまでもムズムズするから
気になる辺りを引っ張ってみた。
おさまった。


暫くするとまたムズムズが始まった。
「母親の髪の毛が入ってるんだろうう」と
また引っ張ってみた。
おさまった。


そんなこんなを何度も繰り返しながら、友人宅に到着。
ゲームをしながら楽しく遊んでいると、例のムズムズが始まった。
「もういい加減にしてくれ！」と、二の腕辺りにある髪の毛を取り出そうと
ジャージを脱いだ瞬間、黒い物体が転がり出てきた。
ついでに、細かいパーツもいくつか散らばった。

今、転がった黒い物体はもしかして
自分がこの世に存在する生物の中で最も忌み嫌う “蜘蛛” かっ！？と思うがさきか
身の毛が総立ちのスタンディングオベーション状態になった。
恐る恐る黒い物体 X　の確認をするべく目を向けると、蜘蛛ではなかった。
しかしムズムズの正体は確かに虫だった。
虫は虫なれど、とても無視できる虫ではなかった！　
その正体をはっきりと認識した瞬間、思わず悲鳴を上げそうになった。
無残に散らばり、転がっていた虫の正体は・・・


体長２cmくらいはある カマドーマ 　 通称 ： 便所コオロギ


残骸を確認した友人、怒る怒る！！
さっきまであんなに楽しい時間（とき）を共に過ごしていたとは思えない程
あの短髪が、よもや怒髪天を突かんばかりに毛を逆立てて、烈火の如く猛激怒！
もう平謝りに謝って、這々の体で家に帰った。

ま、怒るわな。

自分の部屋に便所コオロギのバラバラ死体をバラまかれたら
そらぁ怒るわな。

「でもさ、不幸にもバラバラにされてしまった便所コオロギと
　二の腕辺りで暴れてたってことに気が付かなかった自分の気持ちも
　少しで良いから汲み取ってくれ！・・・便所！コオロギだけに。。。」


・・・なんて言葉をひり出したその暁には
自分もバラバラ死体になって水洗便所で流されそうだ。。。