ああ、たるたる人生  -スペイン版ー

素晴らしい、たるたるな日々のつぶやきを。現在、アンダルシア新婚&育児生活編。

コシード、作っちゃった

2007年03月07日 | 台所修行
スペインの家庭料理の定番、コシード。ひよこまめをいろんなお肉やお野菜と煮込んだものです。一般的に、まず煮込み汁を一皿目にスープとして、次に煮込んだ豆とお野菜を食べ、最後に煮込んだお肉をメインとして食べる、という一度で3度おいしい主婦のラクちんメニュー。ちなみにマヌ家では最初っからお豆とお野菜を食べ、おこのみで肉も食べれば?って感じ。スープは翌日やその日のお夕飯になったりするみたい。

入れる中身は地方や家庭によっていろいろ違うらしいけど、スペインの豆料理ってみんなおいしいんだよね。とくにこのコシードは私の大好物のひとつです。

とっても凝った味がするから作るの難しいと思いきや、マヌママはこれよりも簡単なお料理はないわよ!といつもいってました。けど超スペイン的材料を使うので何を買っていいかよく分からず、チャレンジしたことがなかったのです。


マヌママのコシードの基本材料は、豚のスペアリブ骨付き塊、生ハムの骨、白い骨の塩漬け、トシーノという豚の脂身の塩漬け。ね?超スペイン的でしょ?日本で手に入れるのは難しいだろうなあ。

で、以前マヌママがこれらを親切に一回用ずつ二回分、タッパに冷凍状態で入れてくれてたのです。これを引っ張り出して、さて挑戦。


作り方はもう冗談みたいに簡単。マヌママのように圧力鍋使用の場合、この肉や骨と一晩水につけておいたヒヨコマメ、じゃがいも、人参、サヤインゲンなどをお鍋に入れて水をたっぷり入れて火にかけ、圧力かけて15分~20分で出来上がり。

うちは圧力鍋がないので、肉類をだいぶ肉が柔らかくなって出汁がいい感じになるまで煮たら、ヒヨコマメの水煮(瓶詰めを購入)とおじゃが、人参、サヤインゲンを加えてひたすらにておしまい。超簡単。

塩漬けものをいっぱい使うから塩味の調整すらいらないのです。けどいろんなものからいい味が出るんだよね。

今回はトータル4時間近く煮たけど、マヌママのに比べると、ちょっと煮が足らんかな?って感じ。けどトシーノがどろどろと溶けてないぶん、さっぱり目でおいしかったです。鍋に材料突っ込んだだけで味見以外特に何もしなかったけど、自分でコシードを作れたことに満足!マヌちゃんも「完全スペインの味だよー」と喜んでいっぱい食べてくれました。

あ、圧力鍋はうちらのある程度の定住地が決まったらマヌママが買ってくれるそうです。わーい(笑)。

コシードは栄養満点、食べやすく、子供にぴったり&人気のメニューだそう。うちの子にもやっとこ作ってあげる自信が出たぞ!

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
うまそう (yas)
2007-03-07 00:24:23
それうまそう。想像がつかない分、喰ってみたい。
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スペイン的 (よしよし)
2007-03-07 00:55:22
今度行ったとき作ってね。美味しそう。でも絶対日本では作れないね。

写真が見たかったよ。

ばあちゃんはのんさんがいろいろ料理を作ることにすごく感動しているよ。毎回「ノンさんはえらいねー。えらいねー。と」感心しているよ。

やっぱスペインの料理を上手に作るとマヌちゃんも感動するんだろうね。アースペインに慣れてきてくれたんだなーって。

反対に日本にお嫁に来た外国人の女性が上手に肉じゃがとか作ったりしたら、日本人の夫はきっと感動するもんね。

ママに習っていろいろ挑戦してね。
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ぼちぼちね (のじ)
2007-03-07 01:25:21
ちびのためにも基本のスペイン料理も覚えていかないとね。

コシードはとってもおいしいよ。意外と白米にもあうのだ。残ったスープにご飯入れて食べるとうまし。あ、ラーメンの残り汁みたいな!

次にきたときに作ってあげよう。家庭料理すぎてレストランにはなかなかないだろうし。冬のお料理だけどね。
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