ああ、たるたる人生  -スペイン版ー

素晴らしい、たるたるな日々のつぶやきを。現在、アンダルシア新婚&育児生活編。

固定電話がつきました

2006年09月26日 | スペイン生活
結婚前からマヌちゃんパパママ、清貧な若夫婦のため、豊かになるまで電話代とインターネット代払ってくださるという提案をしてくれてました。

それをかなえるため、先々週マヌちゃんママが日本で言うNTT、こちらのテレフォニカという会社に、我が家に電話をつけてくれるように頼んでくれていました。返答は「設置の日がわかり次第連絡します。設置まで最大15日です。」

しかし一週間以上経っても何もいってこないので、マヌちゃんママが問いあわせたところ、「アタ○フェには使える電話線がもうありません。新しくつけようにも村があちこち工事中なのでできません」とのこと。これが先週の木曜日。

はああああああ???????とブチ切れるマヌ家&私。

テレフォニカができないならいったいどこができるというんだ??有名で安めなネットサービス会社はこの村にラインを持ってないというし、どうしたものか。となやんでいたら、今朝急に電話が。

お兄さん「テレフォニカですけど」
あたし 「ああ、そういのわかんなかったらこまるから(言葉がね)、だんなさんのほうにかけてくださいな。」
お兄さん「いやいや、もうかけました。電話をつけにいきたいんです」
あたし 「え?つけれないんじゃなかったんですか??」
お兄さん「つけれます。ぼちぼち家に行っていいですか?」
あたし 「はーい、じゃうちにいるんで。」

で、お兄さんうちにやってきてちゃちゃっと電話をつけてくれました。しかも「誰が電話つけれないなんていったんですか??」だって。

そしてマヌちゃんが帰宅。何が起こったのかを聞きました。

マヌちゃんの幼馴染のガビー君のパパ、このテレフォニカの元大物。とってもえらいしいっぱい稼ぎつくしたのでさっさと50代くらいで定年退職して気ままに暮らしています。(結婚式にも来てましたよ。90代のおじいちゃんの息子、マヌちゃんの友達のパパ、3人のガブ○エルのうちの一人です。覚えてるかな?)

マヌちゃんはこの息子に、マヌちゃんパパはこのおいさんに電話をしていたのです。この話を聞いたガブ○エル父、昔の職場に電話、「おい、電話一台つけてやれ」とでもいったのでしょう。

そして週があけての月曜日の午前中に、電話を設置しに来てくれました。コネってすばらしい。この国では顔が利くことがどんなに生活を円滑にしてくれることか、、、日本では想像できませんな。

というわけでやっとこネットの設置も申し込みができます。いえーい!!

わが村の教会

2006年09月26日 | スペイン生活
我が家から3分ほどのぼった先、バス停の前で撮った写真です。山のてっぺんにちっこい教会があるのわかりますか??まだいったことはないけれど、(だって徒歩じゃのぼれそうになかろ?)なかなか有名な教会らしい。夜にはちょっぴりライトアップされます。

何で有名かって?

日本人の結婚考え中の皆さん、とくに注目。

ここで結婚式ができるんです(日本人が!!!)

うちらの住んでいる村、アタ○フェ。日本語でネット検索すると海外ウェディングコーディネート会社がいくつか出てきます。で、ここでの結婚式を扱ってるんですね。スペインにはくさるほど(おっと失礼)教会があるにもかかわらず、はるばる日本から、こーんなちっこいしょぼい村で結婚式をするなんて!とはじめ見つけたときは大笑いをしました。がしかし、ちょっと違うんですな。

おいらの結婚準備のところでいっぱい語ったように、教会での結婚式にかんしてはすべて神父さん次第。けど基本的に異教徒が教会で結婚式をするのはなかなか難しいのです。しかも日本人同士、異教徒同士なんて!!ほかに結婚式をさせてくれる教会もあるけど、それらはただ場所を貸してくれるだけで、宗教的、法的効力はありません。ただのパーティみたいなもの。

しかしここの教会、ここで結婚式を挙げると市長のサイン入り結婚証明がもらえるらしい!つまりスペインでの法的効力あり(なはず)!確かにそれってちょっと素敵よね。しかもこの教会、とっても素敵らしいです(マヌちゃんの友達談)。ちなみに結婚式パックは、通訳、メイク、花、聖歌隊、ホテル(グラナダ市内のいいとこ)なんかがみんなセットで20万くらいだったかな。おいらを通訳で雇ってくれい!

いやはや、意外なところで日本とご縁のある村に住んだものです。それにしてもなかなかオープンな市長さんですね。村おこしの一環かしら?

で、山の上には高いけど(お値段がね)素敵なレストランもあるらしい。ぜひ、次にマヌちゃんパパママが来たときにつれてっていただきたい、と計画中な若夫婦でした。

我が家のトマトソース革命

2006年09月26日 | 台所修行
今日のお昼はハンバーグ

うちのおかんのトマトケチャップ味の煮込みハンバーグが食べたくて作ってみました。合いびき肉、卵、パン粉、たまねぎをこねこね。ソースはマヌちゃんママが大量に持ってきてくれた既成トマトソース(甘め)を利用して、にんにく、ピーマン、にんじん、バジル、オレガノなんかを入れて作ってみました。付け合せは塩茹でのお豆(インゲンの太くて平べったいやつ)とおいもさん。あとサラダ。

できは超ベリーグッド! お肉は柔らかく仕上がったし、なによりおかあちゃんのとおんなじ味がしました。

この国のお母さん、ミートボールを凝ったソース煮込みはみんなお肉から練って作るのに、ハンバーグは既製品のうすっべらいそれこそハンバーガー用のハンバーグで済ますことが多いみたい。なんでやろね。ミートボールのが手間かかるじゃんね。ハンバーグはジャンクフードなのかしら。なんせハンバーガーもハンバーグもhamburguesa(アンブルゲサ)だもんね。

なのでマヌちゃんも「お肉から作ったの??おいしーい!」と喜んでくれました。

さて、この既成トマトソース(甘め)。その名もtomate frito、揚げトマト(直訳)。いろんなメーカーから出てて、どこのスーパーでも売っています。味は甘くて濃いまろやかなケチャップって感じ。子供が好きな味です。つかい方は、パスタソースとして、ケチャップとして、ご飯に絡めて(チキンライスとか)、白米のお供に‥‥といった感じ。

これはとっても便利だけど、私はパスタソースは水煮缶または生トマトでつくったソースのほうが俄然すきなのです。しかし昔のマヌちゃん、パスタソース=トマテフリートだったようで、きっとこの味が好きなんだろうなあと思っていたかわいい私は、トマト味のパスタをするときはいつもこれを使っていました。簡単だしね。ほんと結婚直後まで!

けどここ一月ほど前から、トマト味は好きだけどトマテフリートな気分でない私は生トマトで料理を作るようになりました。そしてそのたびマヌちゃん、何の問題もなくおいしいと喜んで食べてました。

しかし先日パスタを作ろうとして生のトマトがなかったので、「トマト味がいいならトマテフリートになるけどいい??それともほかがいい?」と聞くと、「トマテフリート‥‥ 入れるならちょっとにして」。大好きだったんじゃないの??その日は結局ベーコンとズッキーニでにんにくバジル風味パスタにしました(これもおいしかったな)。

そしてマヌちゃん、「トマテフリートなしのパスタっておいしいね。」といったのです。おいおい、今まではなんだったんだー!けどおいらのご飯を気に入ってくれるのはとってもうれしい限りです。

本当に結婚してからマヌちゃん、生まれて初めてのものばかり食べてるようです。普通毎日食べるフランスパンも、我が家じゃ週に2回?3回も買ったっけ?って感じ。それって結構すごいよね。よしちゃんの言うとおり、味の国際交流です。昨日なんて鶏ごぼうご飯&中華風かき玉汁。。。よく考えたらヘビーですな。

というわけでマヌちゃんがへばっちゃわないように、今夜は生ハムでも出そうかな。

最近の我が家のご飯

2006年09月23日 | 台所修行
今のところ専業主婦なのでご飯はきちんと作ってます。もちろん野菜たっぷりメニュー。写真はちょっと前に作った肉じゃが。

付き合ってるころはレタス、トマト、きゅうり、ジャガイモ、とうもろこしくらいしかまともに食べず、トマトソースの中のたまねぎやにんじんさえよけて食べてたマヌちゃんが、今は野菜たっぷりコンソメスープさえおいしいおいしいと言いながらきちんと全部食べてます。すべてはおいらの努力の賜物!

ソースの中に野菜をなんだかわかんないようにみじん切りにして入れるところから初めて、今度はご飯に混ぜて、パスタに入れて。。。なにより食わず嫌いな部分が多かったのでとりあえず一口食べなさい!と食べさせて。。。

そして「野菜っておいしいね。肉だけの日があると疲れるようになっちゃったよ」とまで言わしめました!

今となってはたまねぎにんじんはもちろん、キャベツ、インゲン、ピーマン、ズッキーニ、大嫌いだったナスまで食べれます。つまりこの国でのメジャーな野菜はほとんど問題なく食べるようになったのです。 残る敵はマッシュルームのみ!

しかし少ないお金で毎日きちんとおいしいものを作るって結構大変ですね。いまさら実感。さらにパンと一緒に食べる献立と言うのはなかなか思いつかないのです。スペインの献立は野菜やハム、お米なんかの前菜、肉または魚の主菜、果物などのデザートが基本です。けどおいらにはよくわかんないし家庭料理じゃ結構どうでもいいくさいし、というわけで我が家は全部一緒くたに出す日本の家庭料理形式です。

と言うわけで、我が家の食卓にはかなりの日本風家庭料理が並びます。一番多いのはチャーハン。ひき肉、ベーコン、またはツナ缶とともにありったけの野菜と冷凍のカニカマ(どこにでも売ってるんです!その名もスリミ!)を刻んでいれます。これマヌちゃん大好き。写真の肉じゃがもマヌちゃんかなり喜んで食べてました。あとお好み焼きも定番だし、お醤油で味をつけた肉、野菜炒め、なんかもよく作ります。

洋食といえばサラダ類かパスタ類かスープ、または卵料理がほとんど。お肉はあんまし塊で食べてません。ほんとうちの実家のご飯みたいやろ?

だけどマヌちゃんまったく問題ないそうです。いやあよかった。ただチャーハンをパンと食べてたりします。やっぱしスペイン人。

スペインにいても私は日本人。かわいいベイビーのためにも日本式健康ご飯を心がけようと思う次第なのであります。

これまでの妊婦生活

2006年09月23日 | 妊婦生活
妊娠初期っておなかの中にちっこい卵があるだけなわけでしょう。けど面白いことにいろんなことが起こるんですね。

はじめあかんぼがいるって知らないころ、なんだか急に食欲はなくなるしひたすら胃が気持ち悪いし、でもげろげろできないし食べすぎかなと思ってました。けどそのほかにも一日中眠たい、ひたすら疲れる、異常に汗をかいたり急に寒かったり、そして微熱が続く。なによりにおいに敏感で、タバコのにおいに耐えられなくなりました。

これがおかあちゃんにもらった電子辞書の中の『家庭の医学』に書いてある妊娠初期の症状にビンゴ。来るものはこないし、薬局で検査薬を買って試してみたらもちろん陽性。こうやって知るにいたりました。

マヌパパがアンドゥハルの健康センターの診察予約を取ってくれていったけど、妊娠プログラムは一日じゃできないからグラナダでやりなさい、と言われ、葉酸を処方されておしまい。

その後マヌちゃんパパママがまだ見ぬ孫へのプレゼントを手に来アンドゥハル、職場から拝借してきた(?)検査薬をためすとまたしても陽性。こりゃあ決まりだね、となったわけです。

それからすぐにマヌちゃんの試験だ手続きだで、グラナダに移動しなきゃならなくてつわりとともにばたばたな日々。前のブログに書いたように病院にもいけず、そんな中出血。びっくりこいて救急病棟へいったのです。

そこでエコー検査をしてはじめてベイビーを見ることができました。たった11ミリのちっこいベイビーだけど、しっかり心臓がどきどき動いてました。感動ものでした。どうもこの国の産科は女の園で旦那は診察室に入らないものらしい。(日本はどうなの?)なのでマヌちゃんは見れなかったけど、見たら絶対泣いたはず(笑)。マヌちゃん涙もろいんです。

結局何の問題もなく、ベイビーもとっても元気、けど早くお医者にかかって妊娠プログラムを始めなさい、と言われました。

それから3週間ほどたってやっとこお医者にかかれました。今度はヨードも処方されました。

ちなみにつわりは引越しをしてちょっとするとほぼ落ち着き、出血は完全になくなりました。


というかんじに今日に至ります。つわりが終わればこっちのもの!最近は食欲が十二分にあって、マヌちゃんには「一日中食べてるね」と言われます。けど何人かに「やせたね」と言われました。自分的には下っ腹が出た気まするけど顔はやせた気が。。。体重計がないので真相は闇です。早く買わなきゃね。

なにより今は来月のエコー検査が楽しみ!元気でいておくれー

検査開始までの道のり

2006年09月23日 | 妊婦生活
写真は新居の一室。将来の子供部屋です。

そうです、なんとおいらのおなかにはベイビーが!


結構前からわかっていたのだけども保険証の問題でろくに病院にいけず、つまりは『妊娠プログラム』を開始することができずこまったこまった。。。

けど先週やっとこ、それを開始することができました。

もうこの国、誰一人めんどくさい仕事をしたがらず。。。ちょっとかわった事例があれば「そんなのできないわ。ほかに行って頂戴。」で済まされちゃうのです。

あたしの問題、というのは、結婚しているものの、まだ滞在許可申請中なので、ちゃんとした保険証がもらえていないこと。

アンドゥハルでマヌちゃんパパが期間限定の保険証を作ってくれて、これでオッケーと思いきや、期間限定のはほかの場所じゃ使えないのどうのこうの。。。で、赤十字に送られグラナダで通用する新しい期間限定カードを作ってもらい、受け取りに行ったら「結婚してるならこんなもん作んなくても病院いけるわよ!!」と言われ。。。

しかしこれをつくったときまだ住所不定だった私たち。なので友達の住所を借りて申請していました。この保険証を持って新居の近くの健康センターに行ったら、友達の近所の健康センターでしか使えないわよ!といわれ。。。

そこでマヌちゃんついにプチ切れ。住所変更は簡単にできるはずだ!受付のおばちゃん、電話をかけて問い合わせ、なーんだできるんじゃない。というわけでやっとこ担当のお医者さんも決まり、検査の日にちも決まり。。。

つまり、はじめにマヌちゃんパパの作ってくれた保険証を住所変更するだけで何の問題もなく手続きできたのです。あのはじめにうちらの対応をしたおばさんがまじめに仕事してりゃあこんなことにはならなかったのです!

しかしまあ、過ぎたことは忘れましょう。



先日、おしっこ検査と血液検査のために健康センターに行ってきました。早朝から血液がっぽり抜かれてきました。結果は2週間ほどでわかるそう。来月頭には病院でエコー検査。そのあとやっとこ産科の先生の診療を健康センターで受けれます。

この国では地域ごとに健康センターと言うものがあって、ほとんどの人はどこかの健康センターに担当医師を持っているのです。何か問題があれば健康センターに行き、担当医師の診療の約束をとり、指定された時間日にちに見てもらいに行くのです。大きい病気や検査の場合、この担当の先生が公立の大病院に診療の約束をとってくれます。そして患者は直接病院にいって、その後その結果をもってまた健康センターの担当医師の下へ。。。というシステムなのです。めんどくさいよう!!

ちなみにこれは公立のシステムで、これらのサービスはすべて無料。薬代は個人負担です。

もちろん私立のクリニックや病院もあるけれどこれらは有料。企業づとめの人なんかでその企業の提携私立病院でつかえる保険に入ってたりすれば無料でいけるらしいけれど、もちろんわたしたちにはご縁がありません。


ともかく、産科の先生に診てもらうまでまだ日はありますが、とりあえずやらなきゃいけないことをやっと開始できて安心しました。

日本のようにうまくはいきませんが、わたしとっても健康なので心配しないでね。

新居での生活開始です

2006年09月09日 | 新婚生活
新居はグラナダ郊外の村にあります。大家さんはバスで15分か20分くらいだよ!といっていたけれど、実際は25分から30分かかります(笑)。バスは平日1時間に3本、夜10時くらいまで。週末は1時間2本くらいかな?悪くないです。(スペイン感覚で受け止めてね☆)

おうちは築6年くらいのマンションで、どうも若夫婦でいっぱいみたい。その証拠に赤ん坊や子供がいっぱい住んでいて、1回のパティオ(?)でよく遊んでいます。これならうちらにベイビーができたときも安心。ちょっと子供がキャンキャンうるさいときもあるけど、将来的にお互い様ってことで。なのでおうちの雰囲気はとてもいいです。

村の中心街まで坂をおりおり、約5分。といっても何もないけどね。銀行や市役所、ちょっとしたバル、オフィスなんかがあります。

おっきいスーパーまでは歩いて15分から20分。村のちょっとはずれにあります。遠いので毎日行くのは何だけど、週に1,2度マヌちゃんをつれて買いにいけばいいやー。山ほど買うは有料(4ユーロちょい)だけど配達サービスもあるし。あと友達が車で来るときなんかに、郊外の安いスーパーに買出し付き合ってもらったりすればいいかなっと。近所に八百屋かなんかがあればいいのになー。けどおうちの真ん前には魚屋さんがあります。


マヌちゃんはひとつめの難しいほうの試験は超好成績で合格しました。最後のも無事終わり、合格は間違いないとのこと。つまりは無事、大学卒業です!!勉強に終われる生活ともやっとお別れです。お疲れ、マヌちゃん。家庭教師のお仕事も順調で、2日に一度はお仕事に出かけてます。

少しずつですが生活が落ち着きつつあります。新生活がやっと始まりました。

引越ししました☆

2006年09月09日 | 新生活探検(完)
お久しぶりです。やっと引越しを済ませました!といってもいろいろトラブルだったけど。。。

引越しの日に帰りましょう。

引越しの日、お昼ご飯を食べた後、大家さんが車で弟さんと迎えに来てくれました。とっても親切!ちょっと急いでるんだー、4時半に待ち合わせしてるからーとか言いながらコーヒーのみながらみんなとおしゃべり。

そんな時、友達の同居人の女の子がおうちに帰ってきて、「うちらの新しい大家さんだよ」と紹介すると、大家さんの弟が「あ!!ぼく君知ってる!!」。女の子も「あたしも!」

どうも昔同僚だっただかなんかで知り合いだそう。世間は狭いねえ。ちなみにこの子、マヌちゃんのクラスメイトのいとこでもあるそう。びっくり。

その後も会話は盛り上がり、時計を見たマヌちゃんが大家さんに「もう5時近いよ、大丈夫?」といったけれど「ああ、うんうん」といってしゃべる続けるみんな。あれ?4時半に待ち合わせしてるんじゃないの???

5時を過ぎたころ「じゃあ、そろそろ行こうか」と立ち上がる大家ブラザーズ&うちら。しかし今度はたったままおしゃべり続行。おいら疲れてまた着席(笑)。これこそアンダルシアですね。


さて大家さんの車で新居へ。着いてキッチンの確認をしていると、「あれ??あれれ??」とおろおろしだす大家さん。そうです、われらの前に住んでいた女の子が備え付のフォークやナイフ、鍋釜、ガスボンベまですーべてぱくっていたのです。(うちらは前に家を見に来たとき台所用品が何もなかったので、ないものだ、と思ってどうせアンドゥハルから持ってくる気だったのでさして驚かなかったのです)

そしてぶちぎれる大家さん。

ちなみにその女の子、このうちに男の子と住んでいて(同棲でしょうな)一ヶ月もしないうちに「でてくわー」と出て行って(彼氏と別れたんでしょうな)、すべてをぱくった上、同じ村のほかのマンションに住んでるそう。うひょー。いい根性してますなあ!

翌日彼女にあって話をつけるとか言ってたけど、その後どうなったか知りませぬ。


さて、大家さん「じゃ、あとでとりあえずのフライパンやフォークなんかとガスボンベ持ってくるね」といって帰っていきましたが、その後現れませんでした。。。。風呂なし決定。

翌日フライパンと鍋、フォーク類、空っぽのガスボンベを持って大家さんがやってきました。・・・・・・からっぽ。。。からっぽのガスボンベがないと新しいの買うとき高いからだそう。だけど、これじゃ今日も風呂は入れないじゃん!!

で、入れませんでした。。。。

そしてさらに翌日の夕方、マヌちゃん大家さんに電話。やっとこ車でガスボンベを買いにつれてってくれてガスゲット。やっとお風呂に入れました。

とまあ、引越しはこんな感じでした。いまはお湯もあるし、新しいナイフセットやフライパンも大家さんが持ってきてくれたし、いろいろ買出しもしたし、掃除もしたし、だいぶ快適になりつつあります。結婚から新居ゲットまで一月もかかりましたが、ま、いいでしょ。やっとこ新婚生活開始です。

今日はお引越し

2006年09月05日 | 新生活探検(完)
今日も私はお留守番。マヌちゃんは商売初日でお出かけ中でござる。

さてさて、やっとこお引越しの日になりました。昨日おとといとマヌちゃん大家さんと電話連絡とりとり。どうもとってもいい人みたいです。なんせ今日の夕方、大家さんの時間の空いたときに、うちらのいる友達んちまでを車で迎えに来てくれるらしい!!! びっくりでござる。

ちなみに彼の奥さんは小学校の先生で、大家さん本人は商売をやってるらしい。奥さんが仕事柄、職場がちょくちょく変わるので、それにあわせて引越しをするらしく、独身時代に買って住んでいたマンションをどうせ住めないからと、貸すことにしたらしい。奥さん思いですね。


で、このマンション、ベッド、テーブル、いす、テレビ、レンジ、なんだかんだと家具つきですが、鍋、フォーク類、シーツなんかはありませんでした。お皿、コップはありました。

というわけで友達にシーツひとそろいとフォーク・ナイフひとそろい、しばしお借りするつもりです。

日曜日にはマヌちゃんがほかの友達と一緒に友達の車でアンドゥハルまで荷物を取りに行くので、ちょっとした不自由はそれまで。マヌちゃんママいわく、アンドゥハルのおうちのものはなんでももってってよいとのこと。感謝ですー

というわけでやっとこ今夜から我が家ゲット!



もうかぴかぴ真っ黒のあんよやかさかさのお肌ともおさらばです。(よそんちじゃあんましお手入れやる気でないの)

やっと好きな時間に好きなものが食べれます。

好きなときに好きなだけお出かけもできます。

気が向いたときにお洗濯もお掃除もできます。

自分の物は収納へ。スーツケースからなんでも出し入れ生活からおさらばです。

そしてやっとこまともにお医者にかかれます。(いままで住所不定だったので)


やっぱり居候生活って結構かったるいもんね。

ではでは、インターネットがつながる日までしばしどろん!

起業家マヌちゃん

2006年09月05日 | 新生活探検(完)
いうまでもないですが、われら若夫婦今のところ収入ゼロですね。

で、気づけばもう九月。こちらではぼちぼち新学期ムード。そこでマヌちゃん、実はぼちぼちと「マヌちゃん流理系塾」プラン実行に着手していたのです


そのプランというのは、、、

マヌちゃんは物理専門。おいらが言うのもなんだけどとっても優秀!というわけで物理、数学、科学系の科目を教えます。対象は高校生、受験生、大学生(なんせ理系、難しいので大学生でも塾や家庭教師に通う子はいっぱいいるのです)。

基本的にはマヌちゃんが授業をするけれども、たとえばマヌちゃんの時間的都合が悪かったり、あんまり得意じゃないときなんかは、マヌちゃんの友達で精通している子にタッチ!(すでに3人の友達と提携済み)これで生徒さんの都合に合わせられるし、ちょっと組織っぽくなるし、マヌちゃんの友達にとってもいい勉強にも小遣い稼ぎにもなるし、いいこと尽くめ。よろしかったら日本語・イタリア語教室まであります(笑)

マヌちゃんも、友達もみんな経験者だし、ちゃんとできる子なのでご安心を。

料金は大学科目の場合1時間12ユーロ。高校生は9ユーロ。生徒さんのおうちに行きます。市内じゃなくて郊外の場合は交通費も払ってもらって一回2時間以上ならいきます 


というプチアカデミー計画なのです。



先週ネットにその広告を載せたマヌちゃん。9月はじめの月曜日の今日になって急に3件も電話が!!!ひゅーひゅー!(ちなみに日本語の授業します、でおいらの分の広告ものっけたらしいけど、これはさっぱりです。ほっ笑)すでに来週だけで最低6クラスすることになりました。

一人は大学入試準備のために。二人はどうも社会人。学部を文系から理系に変えただかなんだで理系の知識があんましないので少なくとも2月くらいまでは毎週授業がほしいらしい。

というわけで明日、若夫婦に初めての仕事&収入が!!

すばらしい

もしもグラナダ近郊で理系の家庭教師が必要なかたがいらしたら、ぜひマヌちゃんに!