ああ、たるたる人生  -スペイン版ー

素晴らしい、たるたるな日々のつぶやきを。現在、アンダルシア新婚&育児生活編。

のんびりのんびり

2007年03月29日 | 妊婦生活
いいお天気が戻ってきました。多少雨がふっても一日に何度かはお日様が顔を出してくれるのがありがたい。

ここでは毎日のんびり生活を送っております。グラナダにいるときはいつもお留守番だし、家から出ない日もあるけれど、今はマヌちゃんもずっと一緒だし、一日に犬の散歩(おしっこさせに)もふくめて5,6回はお散歩に出かけてます。一回10分15分くらいなものだけどね。なんせ浜辺が目と鼻の先にあるんだもん!というわけでずっと健康的な日々です。自律神経ばっちり活性化してます。

ここの家の欠点はバルやカフェテリアが近所にないこと。中心街から離れてるからね、車がないと何も出来ないないところなのです。パン屋もスーパーもなし。けどなぜか家具屋はいっぱい。なのでお茶やビールを飲みにさらっとお出掛けが出来ないのです。

で、マヌちゃんに「車でどっかいこうよー」といっても中心街は駐車場探すのが絶対大変だからいや、といってだしてくれません・・・ 

あとの時間はマヌちゃんがお勉強してる間PS2で遊んだり、ネットしたり、テレビ見たり。


ああ、早くちびちゃん出てこないかなあ・・・・

臨月に入ると胎動が減るなんてうそみたい。ちびは毎日元気に動いてますよ。

助産師さん

2007年03月28日 | 妊婦生活
健診に行ってきました。

前に検査のため村の診療所でおりもの(?)採取と採血をしてたのだけど、結果が出るのが4月の2日。わざわざ結果を受け取りにグラナダまで帰るのもバカらしいのでこっちでもう一度してもらうため。

ママパパの働く診療所の助産師さんに見てもらいました。なんと若いお兄ちゃん!

前回のおりもの採取はながーい綿棒でつんつんって感じで一瞬で終わって痛くもなんともなかったんだけど、今回は膣を開く道具(?)を使って採取されて、しかも奥のほうを綿棒でごりごりされたようで思わずうううー!とうなるほど痛かった・・・ ううう。

「おなかを音を聴こうかねー」と今度はおなかを力いっぱいにごりごり。「ここに足ー、背中ー、頭がここにあるね。」ほほう、手で触ってわかるんだね。ってか痛いってば!こんなにぎゅうぎゅう押して大丈夫なのか??ってちょっと心配になっちゃった。で、ちびの頭はまだ骨盤にはまってはないけど下がってきてるそう。よしよし

とっても感じのいい親切な人でよかったけれど、やっぱり男の人は多少居心地が悪かった&さわり方が荒かった=痛かった・・・かな。 

「なんか問題とか疑問があったらおいでね。母親教室なんかもいつでもウェルカムだからね」ととーってもやさしかったです。


その後、マヌママが以前働いてた近所のもうひとつの診療所の助産婦さんにもお世話になるのでご挨拶に行きました。この人もとっても親切でホッ。来週の水曜日にこっちの診療所でモニター検査(多分ノンストレステストとかいうやつ)をしてもらいます。特別に朝一番にしてくれるそう。ビップ待遇です

明日はマヌママがお仕事に行く前に、おうちでおしっこ&血液採取、マヌママが診療所にもってって検査に出してくれることになってます。ホーンとマヌママって手回しが早くてことがちゃっちゃか進むなー。

というわけで、出産準備着々です。マヌママのおかげでみんなよくしてくれて、安心して産めそうだな。

おうち大改造。

2007年03月27日 | スペイン生活
今日も残念なことに雨。。。海辺の街に雨は似合わないねえ。

マヌパパママがこっちに引越してもう一年近く経つのだけれど、仕事が忙しかったこと、なんだかんだいって二人っきりでたいした必要性がなかったこと、アンドゥハルのおうちも結局売らなかったこと、などなどのために本格的引越しをしてなかったふたり。もともと新しいおうちも家具、生活道具みんなついてたので問題なくすごしてはいたのです。

だけど家具&家電なんぞはアンドゥハルのものの方がいいもの&お気に入り、こっちに運ぶぞーとずっと考えながらもなかなか実行にいたらなかったみたい。

で、うちらがこっちにくるし、ちびが生まれるから大掃除しなきゃだし、で、ここ数週間の間におうち大改造したマヌパパママ。


まず家中の壁のペンキ塗り。こちらでは赤ちゃんが生まれるときはほこりを完全にとる目的で壁を塗り替えるものなんだって。そして家具・家電などなどをアンドゥハルからエステポナに運び、エステポナのものをアンドゥハルに運び・・・ これは引越し屋さんに頼んだらしい。

ふたつの子供部屋にはシングルベッドがそれぞれふたつずつあったのだけれど、ダブルベッドを新たに購入、おいてくれました。これがでっかいわ、固めのいいマットレスで超快眠。ダブルベッドなのにごろごろ動けるほどおっきい!!マヌママ曰く「もうあなたたちも大人だからそれにふさわしいおとな用ものを買ったのよ。やっぱりいいものじゃないと。」だと。ほんといいマットレスー。

これらのほかにもカーテンの色に合わせてシーツをつくったり、インターネットもそう。その他いろいろリニューアル!うちらがきたときにはまるで別のおうちのようにだーいへんしんしてました。前よりずっとマヌ家らしいすてきなおうちになりました。


なによりうちらが快適なようにといろいろ気を使ってくれてほんとにありがたい。いい義両親を持って本当にラッキーな嫁でござる。

マヌママ、さっそく今日の午後に助産師さん(男なんだよ!こっちじゃ結構いるらしい。)の約束をとってくれて、明日には血液尿検査の約束もとってくれました。これでグラナダまで先日の検査結果をわざわざとりに行かなくてすみます。よかった。

というわけで、こっちの生活はまだ二日目だけど元気元気にしてます。もちろんちびも。

ネットOK

2007年03月26日 | 新婚生活
マヌパパママ家から更新!ビーバ!

昨日のお昼過ぎにこっちについてのんびりしてます。

ここはマラガはエステポナという海辺の町で、リゾート地。昨日は天気もよくてバケーション気分だったけど今日から数日雨のようで残念です。

ともかくネットがついてよかったー。

美容室探検

2007年03月24日 | スペイン生活
行って来ました、うちのすぐ近所の美容室。

ほとんど待ちもせずシャンプー台に。やっぱりすペインのシャンプー台は首が痛い。台の部分に首をぴたっとあわせるタイプね。で、シャンプーは雑・・・ 泡がぴゅんぴゅんとんでるー。へたクソではなかったけどね。若い田舎のやんちゃなおにいちゃんって感じの子でした。

で、カットへ。長さは変えずにすいて、レイヤー入れてボリュームをとってほしいの、とオーダー。お姉さんはとても感じよかったです。てきぱきと結構上手。けど日本に比べれば雑よねー。適当にきってる感があるもの。

見た目の変化は少ないけれどさっぱり、扱いやすくなりました。セットはなしのドライヤー乾燥のみなので、洗い髪状態での退店だったけども別にかまいません(笑)。8.5ユーロなり。前に言った別の店はもう少しおしゃれで落ち着いてたけど腕はにたようなもんかな。で19ユーロもしたから、こっちで全然いいや。

やはりカットの完成度は低いなー。こういう美容室はこまめに行って、どちらかといえばセットメインなんでしょう。セニョーラたちは月2,3回とか美容室行くもんね。

お店に入ってから出るまで20分くらい。あっというまでした。ま、それなりに満足。感覚としては「美容室に行ってきたわー(おしゃれ目的)」というより「床屋で散髪してきたよー(衛生&身だしなみ目的)」という感じ(笑)。ま、村のお手ごろなセニョーラのたまりどころ的美容室だからやむを得まい。

カット後はお洋服が髪の毛まみれになるので、日本と違ってお出掛け前の美容室は痛いかも?ちくちくするよう。

ちなみにレイヤーの入れ方日西比較。とりあえずあたしの知ってる2つの美容室はこれ。日本だと斜めにしゃーっとはさみ滑らせて髪をすくよね?スペインは滑らせずにざくざくざくと位置はずらしながらだけどたてにはさみを入れていくので、髪の毛は階段状にすかれます。なので乾燥後も束感がたっぷり(笑)。ま、これはこれでいいんだろうけどね。確かに街角にも束感たっぷりな子が多いな。

ラスク作ってみました

2007年03月24日 | 台所修行
写真撮り忘れたけど、ラスク、作ってみました。これもずっと作ってみたかったのだ。

作り方はいたって簡単。残ったフランスパンを1センチくらいに切って、150度くらいの低温のオーブンで15分くらい?硬くなるまで焼きます。にんにくを軽くチンしてやわかくして、バターを加えさらにチンして溶かして、にんにくをぐりぐり、溶かしにんにくバターを作ります。これを焼けたパン一枚一枚にかけて、また10分くらい焼きます。以上。

味がちょいたらんかなーと思ったので、焼けたのに軽く塩とパセリを振ってみました。

いや、簡単だけどなめたらいかん。さくさくがりがり激うまかったです。むちゃくちゃ香ばしいガーリックトーストって感じ。ビールやワインのおつまみにいいねえ。うちのねえさん、絶対好きな味。

オリーブオイルもためしたけど、バターのほうが俄然おいしかったです。

パン、普通の家庭じゃ食事ごとに買うものとはいえ、一本50センティモ前後(安くて40、高いと70.近所調べ)、パスタが500グラム50センティモで買えると考えると、結構いい値段するんだよね。

簡単なだけでなく、残っちゃったフランスパンのいい利用法。いっつも硬くなったの捨てるのに胸を痛めてたから、こりゃあいいアイデアだ!多分うちの実家でフランスパンが残ることなんてないだろうけど、よろしかったらお試しあれ。これお勧めだー。またつくろっと。

最低美容室

2007年03月24日 | スペイン生活
実は昨日、グラナダのお店のいっぱいある通りに新しく出来てたおしゃれそう&お手ごろ値段の美容室に行ってみたのだけど、最悪で出てきました。

まずお店に入って「予約ないけど今大丈夫?」と聞いたら「大丈夫大丈夫、ちょっと待ってね」といわれたきりジーっとしばらく待たされ、その後やっと作業中だった女の子がやって来て「シャンプー台のとこで待ってて」といわれ、シャンプー台まで通されました。

そこには6台くらいのシャンプー台が並んでて、一人がシャンプー中、その横にさらに女の子が二人座ってたので、あたしも彼女の隣に着席。まるで流れ作業のベルトコンベアーにいるようで居心地悪し。その近くにあったイスにはさらに二人座ってて雑誌を読みながら順番を待っているようでした。つまりあたしに当たるのはこの4人が終わったあと??

で、まずびっくりしたのが、シャンプー途中に関わらずお客さんをシャンプーまみれにほっといて他の同僚とだらだらしゃべりながら他の作業をしだしたこと。頼まれて手伝ってるんだろうけどありえない・・・

するとまたひとり入ってきました。けどうちらの待ってる姿を見て、「時間がないからまたくるわ」すぐに出て行きました。

横で待ってた女の子は一緒に来た友達同士、話を聞いてるとかなりいらいらしてるようで携帯をしきりに見たり電話しに外に出たり。「どのくらい待ってるの?」と聞いたら「かなり」。結局時間もなかったようでプチンと切れた雰囲気で二人そろってお店の人に何も言わず出て行きました。けどお店の人、彼女らの背中にふと目を向けたものの何もいわなかった・・・

どうものこの店、シャンプーから会計まで同じ人が受け持つようで、みんながお客の髪を触っている=それ以外の客の相手をする人なし=お客はひたすら待ちぼうけ。

しばらくするとお客が一人終わってのーんびりお会計。美容師さんが一人手が空いてシャンプー台にやってきて、「次誰??」とうちらに聞き、待っていたセニョーラがシャンプー台に。おいおい、客の順番さえ把握してないのかい。

店がどんな常態か、どのくらい待つかなど何の説明もせず入ってきた客をどんどん奥で待たせて、その間は完全にほったらかしで、客がきれて帰っても無視で・・・ 忙しくていらいらしてるんだか知らんけど感じがいいとはとてもじゃないけどいえない対応。いくらスペインでもありえない!!

入ったときからいらいらしてたけど、我慢できず「どんくらい待つの?」と聞いたら「そうねー。今ひとり終わりかけだし、あなたその次だから・・・20分くらいじゃないかな」。いやそれはない!!この時点で20分以上待ってたし、そんなに待ってまでここで切りたかったわけじゃないし、時間も山ほどあるわけじゃなかったので帰ることに決めました。で、ジャケットをあずけた女の子に伝えに行くと、「あなたそんなに時間かからないわよ。それでも帰るの?」

「・・・・帰ります!!」

で、彼女ジャケットを取って私にほらよって感じに渡すと「ごめんなさいね」とちっとも申し訳なさそうでなく言い捨て、ぷいっとわたしを横切って作業に戻った・・・・ なんじゃこりゃ!!!

ありえないありえないありえない!!!

とかなり不愉快な体験をしました。都会の新しい繁盛店だからといっていいとは限りませんね。あまりにひどいのでここは長続きしないと思います。いや、してほしくない。悪いうわさ振りまいちゃいたい。この店に行くことは絶対にないでしょう。


で、今日、都会がこんなんならうちの村の美容室に行こうと思い、近所のおしゃれじゃないけど繁盛店をたずねたらとっても混んでたけど、あたしが入った時点で「どのくらいかかる??」と美容師さん同士が話して「今は無理だわー」と。予約表もちゃんとあってきちんと把握してる感じ。これが当たり前の対応だよね!?しかも忙しいながら普通に感じよかったし。

おかげさまで昨日の不快感が少し取れました。実際どんな美容室かはわからんけど明日いって確認してこようと思います。ちょっと緊張するけど楽しみだなー。

臨月だぞ

2007年03月24日 | 妊婦生活
ついに37週に入ったくさいです。臨月入りー!もう正産期。今日生まれちゃっても早産じゃないんだよね。

ちびはだいぶ下がってきたのか、胃が以前に比べかなりラクになりました。前に「このくらいいけるー」と思って食べたあと、胃が苦しすぎて動けなくなってたのがなくなりました。

あと、おしっこの違和感のこと先日書いたけど、おまたと下っ腹のあたりに圧力を感じるので、ちびが下りてきて押してるんだーと納得。

胎動は相変わらず元気元気。どうもおなかの左側が好きなようで、よく左側によっています。(おなかを触ると硬さでちびがいることがわかるのだ!)で、キックも左側。最近はマヌちゃんが触っても照れずにキックを返してくれるので、マヌちゃんもめろめろです。かわいいあんよの形もわかるし。かわいいなあ、もう。

そうそう、しばらくなかったおなかの張りが再開。ときどき、ほんの短い時間だけどきゅーっとかたくなります。これ、お産の練習を子宮がしてるんだよね。

ちびがお外に出てくる準備を着々としてるのを、自分の体の変化で感じております。

そうそう、昨日ベビーカーが届きました。あらためてお店でなく家の中で見ると、そのでかさにびっくり。けど実はまだ本体は箱に入ったままで取り出してません。どうせ日曜マヌパパン家に運ばなきゃなのでこのままにするか、だすか・・・後で考えよっと。

前に買い損ねたおっぱい吸収パッドもスーパーで購入。

で、美容室も予約したので明日いってきます。今度はうちのすぐ近所の美容室に行ってきます。大きな通り沿いじゃないにもかかわらず、いつも込んでて活気があるので上手か安いかのどっちかなはず。今日たずねたらセニョーラだちで込み込みで、「午後もいっぱいでだめだけど、明日の午前の10時半なら大丈夫」とのことなので、予約入れてもらいました。上手だといいんだけどな。

ちびを迎える準備、ぼちぼち進みちゅうです。

とりはむではないけれど

2007年03月22日 | 台所修行
茹で鶏を作ってみました。

先日マヌママがでっかい骨付きモモ肉、といってモモだけじゃなくかかとから腰まで!くらいでっかい塊肉をくれました。

わーいと思ってゴージャスにオーブン焼きにしようと思ったら、「モモ肉はだいっ嫌いだ!」とマヌちゃんが言うので、じゃ、ゆでちゃえ、と。

マヌちゃん子供のころしょっちゅうモモ肉のオーブン焼きが食卓に出ててもう一生分食べたからうんざり、らしい。モモ肉ドカーン、が嫌いなんだって。(塊じゃないモモ肉の料理は普通に喜んで食べるもんね。)おいら的に塊モモ肉って結構憧れなんだけどな。いかにも洋食っぽくて。


とりはむの場合2日ほど塩に漬け込むらしいけど、めんどくさかったので多めに塩してもみもみ、にんにくひとかけ、コショウ、残ってたコンソメなんぞを入れたお湯に投入。10分くらい中火でゆでて火を止め、冷めるまでそのまま放置。

こんだけなのに、なぜかすんごくおいしかったです。身はしっとりぷりぷり。ほんのりハムを思わせる食感!!ハムとして食べてもいい感じでした。


で、これをつかってシンガポールチキンライスとやらを作ってみました。

これは鶏をゆでたスープで炊いたご飯と鶏をお好みのたれをつけながら食べるものだそう。

おいらはにんにくと生姜をごま油でいためて、そこに生米投入、油がまわったら冷たいスープを入れてお米に吸水させてからたいてみました。ちょっとスープが多かったけど餃子風味の(笑)ご飯が出来ました。

これに鶏さんを切ったのと、適当なたれ(醤油、スープ、オイスターソースを混ぜてみた)とレモンをかけて食べました。あたし的にかなーリおいしかったです。

マヌちゃんは鶏は温かいほうがいい、鶏がもっとちっちゃくてご飯と混ざってるほうがいいといってました。けどそれじゃ違うお料理になっちゃうじゃん!マヌちゃんは結局はチャーハンが一番好きなようです。ちなみにこの鶏、あっためたらただのゆでた鶏の味でした。冷たくないとだめね。なのでマヌちゃんの案は却下。


で、残ったスープに先日中華材料屋さんでかったライスヌードルを入れてレモン絞って食べたらフォーになりました。こんとき鶏も入れて煮たらただの鶏になっちゃったので、冷たいのを出来上がりにのっけたほうがよかったみたい。けどフォーはおいしかったよ。

久々にアジアンチックなご飯を食べました。うれひい。チリソースとかパクチーとかアジアン食材があったらもっとおいしいんだろな。

ああ、本当のおいしいアジアン料理食べたいな。タイとかベトナムとか。ドイツにはタイ料理屋さん山ほどあったんだけど。スペインにもできればいいのにー。

母親教室 第四回目

2007年03月21日 | 妊婦生活
行ってきました!今日はマヌちゃんも一緒。

ついたときには旦那さんはマヌちゃんのほかに一人だけでした。でも遅れてやってきたひともいて、結局全部で4人。妊婦さんは10人。いつもは15人近くいるから、来なかった人は隣村の午後にある教室に行くのでしょう。

今日の内容は、出産の始まるサイン、いつ病院にいくか、旦那の心構え、そしてビデオ観賞。

マヌちゃん眠たそうだったけどしっかり話し聞いてくれました。そうそう、その参加の姿勢が大事なのです。

ビデオも出産シーンではかなり感動してうるうるしちゃいました。こりゃ自分の子が生まれたら泣いちゃうなー。


「立会い出産、スペインでは当たり前です」とネットではよく見たけど、マヌパパママが言うには決して当たり前ではないらしい。ハエンでは以前は希望すれば分娩室に入れたけど、何度かナーバスになって暴れだした旦那がいたとかで、ここ15年ほど妊婦さん以外立ち入り禁止なんだって。マヌパパはマヌママの出産のとき、その病院で働いてたから特別に入れたけど、ナーバスだったので、出産の邪魔にならないよう、分娩室の扉の外15mくらい離れたとこから見守っていたんだって。

陣痛室(?)も病院によってルールは違うそう。「だいたい、陣痛室は一人じゃなくっていっぱい女の人が一緒に苦しんでんだから。男がそんなとこにいたって役に立たないし、女の人も居心地悪いでしょ?」とマヌパパ。「旦那はどうせなにもできないんだからバルでじっと待ってりゃいいんだよ」、みたいな。そうか??あたしはいてほしいんだけど。

「スペインじゃ旦那も母親教室に参加が当たり前」とかも聞くけど、マヌパパママは「男がそんなのにいくなんて恥ずかしい。マヌをつれてくなんてかわいそうに」などという・・・・ ま、マチスタですな。

ヨーロッパは進んでて、男性が妊娠出産に積極的に参加!なんてイメージがあるけれど、たしかにスペインでもマドリーやバルセロナといった大都会なんかじゃそうかもしらんけど、アンダルシアの田舎じゃまだそうはいかないみたい。やっぱりまだまだマチスモの国で、妊娠出産は女のこと、男は関係なし!という意見はまだまだ健在なようですね。なんせ看護士であるマヌパパママでさえそうなんだもん。

ま、そんなマヌパパに洗脳されてるマヌちゃん、びびりーなせいもあって立会いも乗り気じゃなかったし、母親教室参加も微妙な感じだったけど、今日助産婦さんの話を聞いて少し考えが変わったようでした。

マヌちゃんはあたしの体調の変化やおっきくなるおなかをみて妊娠してる、赤ん坊が生まれる、と頭でわかっていても実感するのがなかなか難しいのでしょう。喜んではいても、積極的に参加するまでは及ばないようでした。妊娠の本や雑誌を見えるところにおいとくと、何度かちょろっとみて感動はしてたけどね。


「出産はこれからもまたするかもだけど、この出産は一度だけなのよ。」「女性は妊娠やお産の間たとえ笑ってても、いろんな変化の中で戸惑ってたり怖かったりするのよ、そんなときに旦那が手を握っててくれるだけでどんだけ支えになることか」助産婦さん!よく言ってくれた!!

マヌちゃんちょっと感銘を受けてた様子。


マヌパパママはこの通りなので、あたしが出産する予定のマルベージャの病院で立会い出産が出来るかどうか、なんて考えは起こりもしなかったよう。「出来るかどうかしらないけど、そんなの電話一本で聞くだけだから心配するな、聞いといてあげる」だって。けどたいした興味ないみたい。ちなみに助産婦さんの話聞いてると、グラナダじゃ立会いはもちろん、たのめばへその緒だって切らせてもらえるらしい。

わたしはやっぱしマヌちゃんにはそばにいてほしいなー。ただでさえ不安な中、言葉わかんなかったりしたらもうアウトだし。よこで励ましてほしいし、生まれた瞬間マヌちゃんにみてほしいもん。

以前は「あたしを励ますためにあたしの横にいるだけだから。血だとかぐろいのとか見なくていいから、見えないんだから!」というと「のじが立ち会えというならノーとは言えないさ・・・」といってたのが、授業後「赤ん坊の頭がでてくるのみなきゃー☆」とまでいったから、かなりの収穫だよね。

というわけで、マヌちゃんが出産に対してちょっとポジティブになってくれて、わたしにとってはとても意義のある母親教室でした。マヌちゃんも「ふむ、いろいろ学んだよ」といってたし。だいたい臨月直前の今まで妊娠出産に関する知識をろくに入れてないってマヌちゃんもマヌちゃんだけど、ま、男の人ってこんなもんなんでしょうな。

今週末にはマヌパパ家に移動するため最後の第五回目の授業は出席できないので、つまりは最後の授業でした。ま、なかなかいい勉強になったかな。