★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

よく樹液に集まっていますが

2009-08-30 | 自然観察(昆虫)
この日は、道端のヨモギにしがみついていたシロテンハナムグリ。
漢字で書くと「白点花潜」。でも花に潜っている姿はみたことないですね。カナブンと並んで、樹液の常連客という印象が強いです。

レインボーなギラギラ感が強いカナブンと比べて、落ち着いた金属光沢だと思います。じっくりみると、なかなか美しい甲虫です。

で、この仲間はよくよく観察すると、前翅を閉じたまま後翅を羽ばたいて飛ぶことができます。カブトムシなんかは、前翅も開きますが。

その点でも、そこらに普通にいる甲虫ながら、けっこうカッコイイやつかもしれません。

清流の華

2009-08-28 | 自然観察(植物)
湧き水を源水とする用水路に咲くバイカモの花。
折り重なり、流れにそよぐ葉の上に咲きます。小さい花なので、遠くから見ると見逃してしまいそうな感じ。


アップにしてみました。
水草の花は、どれもよくよく見ると可憐な花が多いなと思います。
漢字で書くと「梅花藻」。確かに梅の花に似ているかもしれないですね。キンポウゲ科ですが、言われてみるとたしかにキンポウゲの花にも似ています。

草むらの中にアシナガバチ

2009-08-27 | 自然観察(昆虫)
フタモンアシナガバチのようです。
なにやらごそごそやっているなぁ、と思ってよく見てみました。


肉だんごを作っているところでした。
青虫を一所懸命丸めていて、こちらがのぞき込んでいるのも気が付かない様子でした。幼虫のために作っているんでしょうね。

割合おとなしいハチのようですが、そーっと撮りました。

土曜に採集した水生生物 -モクズガニ・テナガエビ

2009-08-26 | 自然観察(生き物)
甲殻類も採れました。
まずはモクズガニ。まだ小さい個体です。大きくなると食用にされます。つぶしてカニ汁にする地方が多いでしょうか。
昔はよく食べたという話を聞きますね。


若いテナガエビ。とはいえ結構立派な個体です。ハサミが大きくないのでメスかな?
撮影のために入れ物に入れておいたら、片方が取れてしまいましたが…


上からみるとこんな感じ。
居酒屋で出てくる「川エビの唐揚げ」の大半がこのテナガエビです。
結構色が濃いですね。


頭部のアップ。
胸部の模様で近縁のスジエビなどと見分けるようです。
近くで見るといかつい顔ですね。

土曜に採集した魚 -スミウキゴリ

2009-08-25 | 自然観察(魚)
尾部の黒班が特徴…なんですが、ピンクの発泡スチロール箱に入れておいたら薄い体色になってしまいました。ウキゴリもこの川にはいるようですが、ウキゴリにある背びれの黒班が無いのでスミウキゴリとしました。


上から。
午後の採集では一番多く捕れました。
浅いところでもたくさん網に入ってきました。


マハゼと比べると扁平な頭だなと思います。
かわいい顔をしていますね。


真正面から撮ってみました。
普段横や上から見るので、真正面からだと違った印象を受けます。

かつては、ウキゴリ汽水型と呼ばれていました。
未成魚は、浮遊して泳ぐとのことです。いつか見てみたいですね。

↓「にほんブログ村」ランキングに参加しています。
にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
よろしければクリックをお願いします。


土曜に採集した魚 -ヌマチチブ

2009-08-24 | 自然観察(魚)
黒の体色に白い斑点が散りばめられたハゼです。
でも、色合いが悪いのか、ハゼ釣りでは「ダボハゼ」と呼ばれて外道扱いされることが多いです。食べると美味しいんですけどね。北陸のほうでは「ごり料理」として、他のハゼやウキゴリと一緒に佃煮などにされます。

チチブとの違いは胸びれ。ヌマチチブは、胸びれの黄班の中にオレンジ色の線があります。
両種とも川によくいる魚です。自分も子どもの頃よく釣りました。
見た目はかわいい(?)ですが、けっこう気性が荒く、他の魚と一緒に飼うとあちこち体をかじってしまうので、単独で飼うべき魚とされています。なので、釣りをすると真っ先にエサを食べてかかってくるわけです。


頭部をアップで見てみると、なんとなくどう猛さが伝わってくるような気がしますね。
ちなみに「チチブ」という名前、どうも「チチ」は男性の股間にあるものの俗語のようです。川で遊んでいて親しんでいた子どもたちがそう呼んだのでは、という説を唱えている人がいるようです。まぁ、上から見ればそう見えないこともないですが…。
一説には、「ハゼ」の語源も同じなのだとか。男の子の発想なんでしょうね。

この川では

2009-08-23 | 自然観察(魚)
NPO法人「ゆめ・まち・ねっと」が主催されている冒険遊び場たごっこパークへ遊びに来ている子どもたちが川に飛び込んで遊んでいます。自由に自分たちで遊びまくっていていいなぁ、と思いながら見ていました。

最近「川に近づかないように!」というポスターが学校にも送られてきます。
まぁ、それが廊下に貼られているわけですが、それを見るたびに、ちょっとそれは違うんじゃないかなぁと思っていました。
まずは思いっきり水辺で遊ばせてみて、どこまでが大丈夫で、これを超えたら死ぬ危険があるぞと体験することが大事なんじゃないかと思うんですよね。もちろん大人がきちんと見守ってあげることが必要なんですけど。
その経験が少ないのが、水難事故の原因の1つにもなりうるんじゃないかなんて思ったりします。
個人的には、日本は川があって海に囲まれている割には、大人を含めて「水で遊ぶ、水に親しむ文化」が、他の島国と比べると成熟していないように思います。ヨットやカヌーのようなフネに乗っていると特に感じます。

でも、これだけ思いっきり水で遊んでいる子どもたちがいるのを見ていると、まだ大丈夫なのかなー、この子たちが親になった時にたぶん子どもたちにこの面白さを伝えてくれるんだろうなと思いました。
(このブログの趣旨から脱線しましたね。でも、カヌーで下ったら面白そうだなと思いました。川から見る街って結構いいんです)


午後に魚採りをしていた時に、この女の子と仲良くなりました。そして、採集や撮影を手伝ってくれました。この場をかりてお礼を言いたいと思います。ありがとうね。
(元気に川遊びをしていますが、泳ぎはちょっと苦手とのこと。今日は一緒に入れなくてごめんね。今度会った時は泳ぎの特訓を…しなくてもいいか・笑)

↓冒険遊び場たごっこパークのブログはこちら。
http://blog.goo.ne.jp/yumemachinet/

土曜に採集した魚 -ヨウジウオ

2009-08-23 | 自然観察(魚)
まさに「爪楊枝」なヨウジウオ。
これでも魚なんですよね。一見すると枯れ枝のように見えます。英語では「パイプフィッシュ」と呼ぶようです。
口は細いし、体は硬いうろこで覆われていてガチガチだし、よくよく見ないと魚だと気が付かないかもしれません。


頭部のアップ。
つぶらな瞳をしています。

この魚、あのタツノオトシゴの仲間です。というか、タツノオトシゴがヨウジウオ科に属する、といったほうがいいでしょうか。
言われてみると、確かにごつごつした体の触った感じが同じです。
で、この魚、オスが腹部に育児のうをもっていてオスが卵を孵すんだそうです。こんな細い体で頑張るんですね。

↓「にほんブログ村」ランキングに参加しています。
にほんブログ村 アウトドアブログ 自然観察へ
よろしければクリックをお願いします。

土曜に採集した魚 -カワアナゴ

2009-08-23 | 自然観察(魚)
これは初めて見ました。
カワアナゴの幼魚。「アナゴ」とついていますが、ハゼの仲間。
背中と側面の色の違いがくっきりとしていますね。これは、上から鳥に見つからないためだとか。
この色に「なんだかヒルだとかナメクジに似た色合いだね」という言葉も聞かれました。たしかに、山にいるナメクジにこんな体色のやつがいましたね。

これは側面から撮らずに逃がしてしまったので、この画像のみ。
また会えるといいんですが。