★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

安曇野のアオハダトンボ

2011-07-31 | 自然観察(昆虫)

先週、安曇野の大王わさび農場へ行ってきました。
園内を流れる蓼川でボート体験をしてきましたが、その河畔にきれいな翅をもつトンボがいました。
アオハダトンボです。
オスは、光線の当たり方によって翅がブルーメタリックに輝きます。
胸部と腹部も、青緑色でとてもきれい。

このオスは、ちょうどエサをつかまえてきて食べているところでした。
トンボを撮影していると、こんなシーンに出くわすことが最近多いです。



こちらはメス。
翅に白い偽縁紋があります。
体色もオスと比べると地味ですが、トンボのなかでは、きれいに入るのではないでしょうか。

ちょうど河畔にNHK朝の連続テレビ小説「おひさま」のセットが作られていました。
それから黒澤明監督の「夢」で用いられた水車が残されています。
そのまわりを、このアオハダトンボが飛び回っていました。

霧ヶ峰高原の空、いろいろと by 空倶楽部

2011-07-29 | 空倶楽部

9の付く日は、空倶楽部の活動日です。
今回は、前回に引き続き霧ヶ峰高原の空です。
まずは、八島ヶ原湿原の空。
鏡のような水面に映る青空が美しかったです。



水面が波立つほどの風がない凪の状態なので、きれいに青空が写っています。



雲まで、くっきりと映し出されていました。
本当に鏡のような水面でした。



前回も掲載したニッコウキスゲと青空。
どこでも絵になります。



ニッコウキスゲと、青々とした丘と、雲の浮かぶ青空を楽しむことができました。



ホオアカが、青空の下で高らかにさえずっていました。
かなり間近で見ることができましたよ。



草原の向こうには、山並みと深い青色の青空が広がっています。
また機会があったら行きたいですね。

長野県 霧ヶ峰高原から。
PENTAX K200D+TAMRON 28-300 XR Diで撮影。
撮影日:2011/7/16
1、2、3枚目 八島ヶ原湿原 13:47
4、5枚目 車山肩  10:33
6枚目 蝶々深山 12:41
7枚目 車山肩 10:36

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『空倶楽部』参加要項

【空倶楽部部活動日時】
 毎月9日、19日、29日の20時迄にブログアップして下さい。
【タイトル名】
 タイトルに by空倶楽部を追記して下さい。
【掲載写真】
 空が映っている写真
 掲載枚数は制限無しです。
【文面】
 フリー
 但し掲載写真の撮った場所、月日、時間を記入お願いします。
【入部方法】
 発起人に入部希望のコメントして下さい。
【イベント・企画】
 発起人からブログにて告知いたします。

発起人:かず某さんchacha○さん

浮島のチョウトンボ

2011-07-28 | 自然観察(昆虫)

ふたたびチョウトンボを見てきました。
今回は、飛んでいる姿も撮ってみました。
同じようなルートを飛び、ふわふわと飛ぶ時があるので狙いやすいかなと思いましたが、いやいや、そう簡単には撮れません。



時々、グライダーのように滑空する時があります。
その時が、シャッターチャンスかもしれませんね。



1回とまる場所を決めると、何度も戻ってきます。
なので、とまっている写真は割合撮りやすいです。



時には、正面顔も撮れます。



チョウトンボの魅力は、なんといっても翅のこのかがやきでしょう。
光の当たり方で、虹色になります。
いつ見てもきれいですね。

このチョウトンボ、富士市内ではこの池周辺に多くいるだけのようです。
これからどうなっていくのかわからないので、浮島ヶ原自然公園にも、一部移植しています。
成虫を移植させてみましたが、うまく定着するかな…

霧ヶ峰の昆虫たち -ギンボシヒョウモン

2011-07-27 | 自然観察(昆虫)

高原を飛び回っていた、というより一直線に高速で飛んでいたタテハチョウの仲間。
ノアザミにとまったところで確認したら、ギンボシヒョウモンでした。
ヒョウモンチョウの仲間は、みんな似た模様の翅をもちます。よく似たウラギンヒョウモンとは、後翅裏の付け根の模様で見分けます。



なかなかとまらないチョウですが、ノアザミの花は好きで吸蜜に訪れます。
タテハチョウの仲間は、花だけではなく動物の尿などにも集まる習性をもつ種もけっこういます。
なのでアザミが多い八島ヶ原湿原と、途中の公衆トイレの周辺で多く飛んでいました。
くみ取り式でアンモニア臭がけっこうしたので、それに寄ってきたんでしょうね。



ビジターセンターの中にもいました。
それだけ、いろいろなところでお目にかかれるチョウでした。

霧ヶ峰の昆虫たち -ヒメウラナミジャノメ

2011-07-26 | 自然観察(昆虫)

霧ヶ峰高原には、チョウ類などの昆虫も見られました。
ハナチダケサシにたくさんやってきていたのが、ヒメウラナミジャノメ。



翅の裏面に細かい波型の模様があります。これが名前の由来です。
ジャノメチョウの仲間なので、目玉模様があります。
ウラナミジャノメは下翅の目玉が3つに対して、ヒメウラナミジャノメは5つあります。



翅の表面にも、しっかり目玉模様があります。



割合よくいるチョウではあります。
いたるところで、一生懸命吸蜜している姿が見られました。

今月の雑草倶楽部 - 霧ヶ峰高原の花々

2011-07-25 | 自然観察(植物)

毎月25日は雑草倶楽部の活動日。
…って、アップし忘れて遅刻です(汗)

引き続き霧ヶ峰(車山肩から八島ヶ原湿原)の花々です。(2011/7/16の撮影です)
まずは、車山肩でたくさん咲いていたニッコウキスゲ。
黄色の花が山肌を覆っています。



これでも昔と比べると少なくなったのだとか。
まだまだ見頃です。



黄色つながりでウマノアシガタ。
遊歩道沿いで咲いていました。八重のものをキンポウゲと呼びます。
この仲間は、花弁が黄色なうえに光沢があるので、晴天だと写真の露出が難しいです。



ウスユキソウも咲いていました。
白い毛が美しいです。



まとまって咲いている所も。
ヨーロッパに咲くこの仲間が、エーデルワイスです。
エーデルワイスと比べると、ちょっと控えめな花ですね。



白い花が続きます。
大きくなって小さな白い花をたくさん咲かせているシシウド。
ハナアブなど、様々な昆虫の食事場になります。



ハナチダケサシは、チョウたちの食事場になっていました。



高原で一番多く咲いていたヨツバヒヨドリ。



遊歩道の脇には、シロニガナも咲いていました。
見慣れたニガナも、白くなると新鮮ですね。



丘の上では、青空の下でカラマツソウの白が映えていました。
純白が美しいですね。



八島ヶ原湿原には、コバイケイソウが残っていました。
前の週には、いたるところで咲いていたそうですが、ほとんど咲き終わってしまっていました。



地味ですが、これもラン。
たぶんオオバノトンボソウ。(自信なし)
よくよく見ると、確かにランの花です。



ウツボグサも、所々で紫色の花を咲かせていました。



アヤメも花をつけていました。



キンバイソウは数株だけでした。



大きくて黄色い梅の花といった感じで、まさに名前の通りですね。



ノアザミには、ヒラタハナアブの仲間が来ていました。
アザミには、ヒョウモンチョウの仲間もたくさんやってきていました。

いろいろな花が咲いていましたが、やっぱりちょっと少なめです。
でも、涼しくて良かったですよ。(陽射しはさすがに強かったけど)
この暑い夏を乗り切るために、行ってみてはどうでしょうか。

霧ヶ峰高原の花 -オトギリソウ

2011-07-24 | 自然観察(植物)

遊歩道の脇に咲いていた黄色の花は、オトギリソウでした。
緑の中では、黄色は目立ちますね。



こんなかわいい花ですが、漢字で書くと「弟切草」。
オトギリソウは薬草であり外傷に効き目がありますが、この薬効の秘密を漏らした弟を兄が切ってしまったという話からこの名が付けられました。
オトギリソウの葉を透かして見ると、黒い油点があります。
これが、切られた弟の血しぶきと見立てられたわけです。

かわいい花ですが、名前はちょっと恐ろしいですね。

霧ヶ峰高原の花 -ハクサンフウロ

2011-07-22 | 自然観察(植物)

霧ヶ峰でいたるところに咲いていたフウロソウ。
ハクサンフウロです。
淡いピンク色の花がたくさん風に揺れていました。



緑の中で、花茎を伸ばして花を咲かせています。



同じハクサンフウロでも変異が多く、こんな花弁のものも。
花の形に注目しながら観察するとおもしろいです。
本当に同じ種類?と思ってしまうものもありますが。



昆虫たちにとっても大事な花のようで、コチャバネセセリがやってきていました。