★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

今朝、玄関を出ると

2009-09-28 | 自然観察(昆虫)
もぞもぞ歩いている緑色の物体が。
よくよく見てみると、ガの幼虫のようです。お尻にトゲ、正確には尾角があるので、スズメガ類の幼虫です。


いつもお世話になっている「幼虫図鑑」(http://aoki2.si.gunma-u.ac.jp/youtyuu/index.html)で調べてみると、緑色で小さな突起が無数にあることから「クチバスズメ」でいいようです。

よくよく見てみると、結構おもしろい体型をしています。青虫の形というとモンシロチョウの幼虫のイメージですが、この幼虫は頭部は四角いし、お尻の節もなんかヘンな形。


なんだかユーモラスな顔つき(?)ですね。
たまたま学校で子どもがエビガラスズメの幼虫をもってきて、これってなに?って聞かれていたので、スズメガ類の幼虫を調べていたんですが、体色や形態が実に多彩。
尾角が特徴で、英語圏では「horned worm」(角の生えた芋虫)と呼ぶそうです。一見、すごい毒針のようにも見えますが、無害です。

そもそも芋類につくスズメガ類の幼虫から「芋虫」という呼び名ができたとか。でも終齢幼虫は10cm弱になる種類が多いので、その形からもそう呼ばれるようになったんじゃないかなんて思えたりします。

幼虫の時は派手な模様や体色のものが多いですが、成虫になると地味な褐色系の体色になっちゃうんですけどね。

先日捕獲したアブラコウモリ

2009-09-22 | 自然観察(哺乳類)
校舎内に迷い込んで飛び回ってしまい、警備システムにひっかかってしまうため、やむなく捕獲したアブラコウモリ。(本当は県知事の許可が必要です)

せっかくなので、写真に残しておいたものです。
正面から見ると、けっこうかわいいと思うのは自分だけ?


とはいえ、昆虫食なので結構立派な歯をもっています。
なかなか物騒な口です。「悪魔の手先」なんて言われてしまったのもなんとなくわかるような。



翼の全体。指が伸びて、その間に膜があるのがよくわかります。
これが手のひらにあたるわけですから、面白い進化をしているなぁって思います。


陰茎が発達しているので、オスですね。
尻尾と後ろ足の間にも膜があるのがよくわかります。

コウモリの観察をしたいなぁと思っていたので、これだけよく観察できて良かったです。
今度は飛んでいる様子をきちんと観察してみたいですが…。
バットディテクター(超音波変換機)を早く作らなきゃな~。

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潤井川の土手を歩いてみました

2009-09-21 | 自然観察(昆虫)
ススキに何かついているなと思ったら、ナナホシテントウのさなぎでした。
成虫も何匹かいて、ナナホシテントウが集まっているようでした。何でかなとよくよく見てみたら、アブラムシが数匹いました。さらにもっとたくさんの個体がいた跡も。アブラムシを求めて集まってきていたんですね。


アレチウリは、花が満開です。
その花へ様々な昆虫が来ていました。
まずは、ミツバチ。無数の個体が来ていました。


花から花へと飛び回っていましたが、あまり蜜も花粉も無さそうだよなぁ…なんて思ったりしました。


イチモンジセセリもたくさん来ていました。


ヒメジャノメは、葉の上で休憩中。

地味な昆虫が多いですが、土手の上は案外にぎやかでした。

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中央公園の昆虫たち

2009-09-20 | 自然観察(昆虫)
ハギの花にベニシジミ。
もう羽がぼろぼろでした。夏を過ぎて秋になってきているんだなぁと感じさせます。


ハチも来ています。やったら毛深いハチだなぁと思ったら、その名も「キンケハラナガツチバチ」。漢字で書くと「金毛腹長土蜂」。そのメスでした。昆虫なので、やっぱりメスの方が大きく、さらに毛深いようです。


毒はあるそうですが、花に夢中でこちらのことは気にしていないようで、そう危険は感じませんでした。


見上げるとアブラゼミの抜け殻が残っていました。
成虫の鳴き声は、もうそろそろ聞こえなくなってきましたね。


左側がクマゼミ、右側がアブラゼミの抜け殻。
まだ夏の名残があります。
だいぶ涼しくなってきましたが。

観察会の前半は、森の中の演奏会でした。
自分も拙いコカリナを吹いてきました。
その模様はこちら↓
http://blog.goo.ne.jp/goo0223_1945/e/c6bb19efbd3060200d086b5f0b0d980b
(自然発見・自然遊び より)

中央公園で自然観察会でした

2009-09-19 | 自然観察(植物)
まずは、ハナミズキの実と花芽。
実はまだ熟していませんが、すでに花の準備をしています。
もうしばらくしたら、実の色が赤くなるんでしょうね。


アオギリの実がついていました。
舟型の心皮に小さい実がついています。枝から離れると、くるくる廻りながら落ちていきます。子どもと遊ぶには、いい実です。
この実を昔はコーヒーの代用にしたなんて話もありますが…どんな味なんでしょうね。


もう桜が咲いています。
これはジュウガツザクラ(十月桜)の花。名前の通り、これから咲く花です。
でも、頭ではわかっていても、この時期に桜の花ってなんか変な感じですね。

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転居に伴い、ネット環境が整って
いなくて、しばらく更新できませ
んでした。また更新していきます
ので、これからもよろしくお願い
します。
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校舎の中で飛び回っていた

2009-09-17 | 自然観察(哺乳類)
アブラコウモリ。
警備のセンサーにひっかかってしまうため、網をもって大捕物のうえ自分が捕獲しました。本当は、捕獲には県知事の許可が必要ですが、緊急事態なのでしょうがない。

1階から3階まで駆け上がり、やっとこさ捕虫網で捕獲しました。


よくよく見ると、オスでした。
捕獲の時に、網の柄とぶつかってしまい弱ってしまったようでした。

そっと、外の人目に付かない石垣にとまらせてあげましたが、大丈夫だったかな…

空き地のショウリョウバッタ

2009-09-05 | 自然観察(昆虫)
まだまだ草の勢いがある野原を歩くと、ショウリョウバッタがたくさん飛び立ちます。オスが飛び立つと、通称「キチキチバッタ」と言われる理由である羽音が聞けます。

一番多く見かけるのが全身緑の個体。
イネ科の植物の中にいると、どこにいるのかよくわかりません。見事な保護色です。


よくよくみると、こんな体色の個体もいます。
全体は緑で茶色の筋が入っています。
子どもの時にバッタに狂っていた頃、この体色は子どもにとっっては「レア」でしたww


全身が茶色の個体もいます。
やっぱり枯れ葉が多いところにいる…んですかね。

一般にこの体色の違いは、生息場所に合わせた保護色と言われます。
でも、茶色の個体も青々とした野原から飛び立つこともあり、どれだけ因果関係があるんでしょうね。