★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

河原での出会い。

2011-02-28 | 自然観察(鳥)

沼川の河原で。
ダイサギ「やあ、アオサギくん。天気予報に反していい天気になったねぇ。」
アオサギ「・・・・・・。」
ダイサギ「なんだか人間が『ウォーキング』とか言って、たくさん歩いてくるらしいよ。」
アオサギ「・・・・・・。」



ダイサギ「なんだよ。シカトかよ。せっかく同じ仲間だし、仲良くしようと思ったのに。」
アオサギ「・・・・・・。」
ダイサギ「まったくしゃべる気は無いってことだね。もういいよ。さよなら!!」

…なーんて会話が聞こえてきそうでした。
この後、ダイサギは飛び去り、アオサギはそのまま微動だにせず立っていました。

ダイサギとアオサギは、同じ仲間(同属)だけど、色だけではなく性格も違うように思います。

氷河期の生き残り ミツガシワがつぼみをつけていました

2011-02-27 | 自然観察(植物)

昨年、浮島ヶ原自然公園に移植したミツガシワ。
もう芽を出して、つぼみまでつけていました。

本来、寒冷な所で育つ植物です。
高地や、東北以北では普通に見られる植物ですが、温暖な静岡で、しかも海抜ほぼ0mに近いところではほとんど見られません。なので、氷河期の生き残りと考えられています。

ずっと絶えたままだったんですが、昨年、公園近くの冷たい水が流れる水路で見つかり、地主さんのご厚意で移植させてもらいました。
ちょうど井戸を掘って湧水を出すようにしたので、その周りに植えたところ、水温がこの時期はまわりより高いためか、早々と芽が出て、つぼみまでつけたというわけです。

暖地では4月に咲く花ですが、この様子だと3月には咲きそうですね。

空を見上げるヒメオドリコソウ

2011-02-26 | 自然観察(植物)

「空を見上げる」シリーズ、今回はヒメオドリコソウです。
…ってな感じになってきましたねw。今年は、このアングルで撮っていこうかな。
調子に乗ってポストカードとか作りそうです。

今年初めてヒメオドリコソウの花を見ました。
もう早春と言っていいですね。



漢字で書くと「姫踊り子草」。
花が並んで咲く様子が踊り子のようだ、ということで名付けられたオドリコソウと同じように花をつけ、花が小さいために「ヒメオドリコソウ」となりました。
”若桐のように足のよく伸びた白い裸身”は、本家のオドリコソウの花の方が似合っているのかも。

改めて調べてみると、ホトケノザと同属なんですね。
どうりでよく似ているわけです。

今月の雑草倶楽部 -オオイヌノフグリとヒキノカサ

2011-02-25 | 雑草倶楽部

雑草倶楽部、大遅刻です(汗
いや、覚えてはいたんですけどね。つい疲れて眠ってしまい…でした。

今月は、空を見上げるオオイヌノフグリから。
立春を過ぎたら、本当に多く咲くようになりました。今日はあたたかかったし、さらに開花しているのではないかと思います。



枯れ草の中に点々と咲く姿は、かわいいですね。
夕方にはみんなしぼんでしまいますが。



空倶楽部で別ショットを出しましたが、空を見上げるヒキノカサ。
地面にべたっと葉と茎を広げ、湿地に生えるので「蛙(ヒキ)の傘」という名前なんだそうです。



黄色のきれいな花が咲きます。花弁に光沢があって、日が当たるときらきらしています。
この花は、絶滅危惧種。
環境省レッドリストで絶滅危惧II類、静岡県版レッドデータブックで絶滅危惧IB類になっています。
湿地がないと生きていけないお花です。
この花が咲いている浮島ヶ原自然公園では、これからヒキノカサが次々と咲いて、地面が黄色になります。静岡県でこれだけ群生するのは、この近辺だけと言われています。
ずっと残していきたいですね。

ヒキノカサの花が増えています

2011-02-22 | 自然観察(植物)

前回の空倶楽部に掲載したヒキノカサ。
まだたくさん花を撮ってあるので、掲載していきます。

花自体は、小さい花です。
小さい花が群れて咲きます。



花そのものは、キンポウゲ科の特徴がよく現れていると思います。
光沢があるうえに黄色なので、露出をアンダーにしないと色が飛んでしまうんですよね。



さらにアップ。

前回も書きましたが、静岡県では絶滅危惧IB類の植物。
近年は、ここと伊豆の一部でしか報告されていません。たぶん、一面黄色になるほど咲くのは、県内ではここだけでしょうね。
これからシーズンに入りますので、浮島ヶ原自然公園の広報部長(自称ww)として、度々このブログでも紹介していきたいと思います。

青空を飛んでいくカワウ

2011-02-21 | 自然観察(鳥)

浮島ヶ原自然公園を歩いていたら、目の前をカワウが通過していきました。
園内の水路が浅いためか、ほとんど降りてくることはありません。
飛び立つのが割合ヘタな鳥でもあるので、水路内にヨシが多い園内は避けているのかも。



公園横の工場倉庫の屋根にはよくとまっています。
なんとか園内に降りてきてくれるといいんですけどね。
逆にコロニーを作られたら、それはそれで大変なことになってしまいますが…