★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

梅雨空とクサレダマ by 空倶楽部

2011-06-30 | 空倶楽部

9のつく日は空倶楽部の活動日です…って、記事を書いておきながら昨日は寝てしまってアップできておりませんでした(汗

ここ数日は猛暑日になって青空が見えていますが、まだまだ梅雨です。
今週末は、また梅雨空に戻るとか。

そんな曇り空の下で、クサレダマは黄色の花を咲かせています。
青々としたヨシの隙間から、黄色の花を咲かせていました。しばらくはこの黄色が楽しめそうです。

「レダマ(連玉)」という木と同じような黄色の花が咲くことから「草連玉」という名ですが、この黄色から「イオウソウ」という名前もあります。
ほとんどの人が「腐れ玉?ひどい名前ですね」と勘違いされてしまう名前よりも、イオウソウのほうがしっくりくるような気がしますね。

静岡県富士市 浮島ヶ原自然公園から。
PENTAX Optio W90で撮影。
撮影日:2011/6/19 15:34

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
『空倶楽部』参加要項

【空倶楽部部活動日時】
 毎月9日、19日、29日の20時迄にブログアップして下さい。
【タイトル名】
 タイトルに by空倶楽部を追記して下さい。
【掲載写真】
 空が映っている写真
 掲載枚数は制限無しです。
【文面】
 フリー
 但し掲載写真の撮った場所、月日、時間を記入お願いします。
【入部方法】
 発起人に入部希望のコメントして下さい。
【イベント・企画】
 発起人からブログにて告知いたします。

発起人:かず某さんchacha○さん

ヤブカンゾウの花が咲き始めています。

2011-06-29 | 自然観察(植物)

ヤブカンゾウのオレンジ色の花が咲いています。
春先には、新芽がおいしい野草でもあります。さっと湯がいて酢味噌で和えてもいいし、自分はシーチキンとマヨネーズで和えてサラダにするのが好きですね。

今の時期は、つぼみが食べられます。
油炒めもくせがなくていいですし、スープの具にすれば立派な中華料理の具材になります。
(「黄花菜」と呼ばれ、本来は一回干してから、もどして食べます)
見るたびに食べることしか考えていないのはどうかとも思いますが…(笑)

種としては「ワスレグサ」です。
日本には、変種として八重のヤブカンゾウ、八重にならないノカンゾウ、浜辺に生えるハマカンゾウが自生します。どれも食べることができます。

ユリ科なので、花は華やかできれいですね。

ネジバナが咲き始めています

2011-06-28 | 自然観察(植物)

ねじれるように花をつけるネジバナが咲いています。
やっぱり芝生のところに生えていました。



一番身近な「ラン」でもあります。
近くで見ると、なかなかの造形美だと思います。
芝生の雑草として駆除されてしまうことも多いですが。

ねじれたような花序になるため「ネジバナ」の名前がありますが、このねじれ方に決まりはありません。左巻きもあれば右巻きもあります。この2枚の写真も、逆ですよね。
場所によっては、ねじれることなくまっすぐに花が並ぶこともあります。
そんな花序に注目して観察してみるのもおもしろいと思います。

ヌマトラノオの花が咲いていました

2011-06-27 | 自然観察(植物)

浮島ヶ原自然公園では、ハンゲショウをバックにヌマトラノオが咲いています。
以前紹介したサワトラノオやオカトラノオ、クサレダマの仲間です。サクラソウ科オカトラノオ属の花。
それらと比べると、花序がほっそりしていますね。



花のアップ。
サクラソウ科だけあって、かわいい花です。
オカトラノオとは、同じ属なので自然交雑をすることがあります。
ヌマトラノオは花序が直立しますが、オカトラノオは花序が曲がります。
交雑すると、若干曲がった花序になり、花の花弁(花びら)も丸みを帯びます。その交雑種は「イヌヌマトラノオ」と呼ばれます。関東以北の山地の沢沿いに見られるようですね。

この花は夏に咲く湿地の花。
ヌマトラノオが咲きだすと、いよいよ夏ですね。
でもまだ3本だけでした。
これからたくさん咲いていくと思います。

今月の雑草倶楽部 つけたし。 - お題の花たち

2011-06-26 | 自然観察(植物)
すっかり忘れていた雑草倶楽部。
お題は、ニワゼキショウ・ムシトリナデシコ・キンケイギクでした。(もっとも雑草としてのキンケイギクってあまりなくて、ほとんどがオオキンケイギクですが)
どれもありふれた帰化植物で、いつでも撮れるからいいやーと思っていたら何も撮ってない(爆)
したがって、今回はお蔵出し。



まずはニワゼキショウ紫花タイプ。
この色だと、アヤメ科というのも頷けますね。



ニワゼキショウ白花タイプ。
このタイプが咲く場所には、こればっかりが咲いていることが多いです。
紫花タイプとは、品種レベルぐらいの違いがあるようです。
紫色の帯はの濃さは、株によって違うことも。



こちらは別種のオオニワゼキショウ。
ニワゼキショウ白花タイプと似ていますが、こちらは若干淡い青紫色がかっています。
それと紫色の帯が細いのも違いです。
それに、ニワゼキショウよりも花が少し小さいですね。

なぜ「オオ」なのかというと、実が大きくて、さらに草丈も大きくなるからです。
(比較写真を撮ろうと思いつつ、並べて植えたのに撮っていないというていたらく…)
北アメリカ原産で、観賞用として持ち込まれました。
現地では100種ほどあるようで、日本には複数入ってきているようです。



赤がきれいなムシトリナデシコ。ヨーロッパ原産の帰化植物です。
茎の一部に粘液を出すため、そこに昆虫がくっつく場合があります。食虫植物ではないですが。



こちらは同じ仲間のホザキマンテマ。やっぱりヨーロッパ原産。
これも腺毛がべたつきます。



主役が逆転していますが、オオキンケイギクにとまるヒメアカタテハ。
道ばたでよく見かける光景になりました。
北アメリカ原産の帰化植物であり、外来生物法によって指定される特定外来生物です。なので、許可無く栽培・採取・移動できない花になります。道路の法面などに花畑を作ることもしばしば。それだけ繁殖力が強いわけですが、咲きそろうときれいなので草刈りで刈り残されてしまうことも。

実は、ガイドをしている浮島ヶ原自然公園の南を走る国道1号線の法面に大繁殖していまして、なんとか公園への侵入を阻止しようとしているお花。
なので、素直にきれいと言えないんですよね。



ヒメアカタテハにとってみれば大事な花であるわけで、日本の生態系に入り込んでいる花ではあります。
ただ、大繁殖すると在来種を圧迫してしまう花なので、適切にコントロールしていかないといけないのでしょうね。
駆除として刈り取った花を花瓶に生けてますが、見栄えがしてきれいです。
どんどん切り花にして飾りつつ、駆除していくなどしていけばいいのかななんて思います。


今月の雑草倶楽部 - クマツヅラの仲間いろいろ

2011-06-26 | 自然観察(植物)

毎月25日は雑草倶楽部の活動日…って、忘れてた(爆)
改めて更新です。クマツヅラの仲間を集めてみました。

クマツヅラが小さな花をつけています。
淡い紫色の花は、かわいいですね。

一応、在来種です。
でも写真のような道ばたや荒れ地に生えるので、なんか帰化種っぽい感じもします。

同じ仲間のアレチハナガサや、ヤナギハナガサなどは帰化植物です。
花が豪華に咲くように改良されたものが、「バーベナ」として園芸店で売られています。
(要するに「クマツヅラ属」が「Verbena属」ってことですね)

野原で見られる仲間を集めてみました。



まずはシュッコンバーベナ(宿根バーベナ)。
この名前で、花屋さんで売られていることも。一番園芸種に近いですね。というか、このまま花壇に植えても違和感なしです。



背が高くなるヤナギハナガサ。
高い茎の先に花がつきます。大きな株になると、そこそこきれいな花ですね。
背が高いので「三尺バーベナ」と呼ばれることも。



小さな花が、まばらにつくアレチハナガサ。
名前の通り、埋め立てたり造成したりしてできた空き地などにびっしりと生えます。
道ばたでも大きな群落を作ります。これも背が高くなります。

どれも花期が長く、10~11月頃まで咲き続けます。
夏の荒れ地での陰の主役ですね。

トノサマバッタがいよいよお目見えです

2011-06-25 | 自然観察(昆虫)

羽音をたてながら飛ぶ物体が目の前を通り過ぎていったので、よくよく見てみるとトノサマバッタでした。
ついこの間、幼虫を見たと思ったらもう成虫になっていたんですね。
体が大きいバッタなので迫力がありますね。

この後、また羽音をたてながら飛び去っていきました。

石の上で日向ぼっこをするカナヘビに会うことが多くなりました

2011-06-24 | 自然観察(爬虫類)

陽当たりのいい石などの上で、ニホンカナヘビが日向ぼっこをしている姿をよく見かけます。
この日も、石垣の上にいました。
なので、そっと近づいてパチリ。
そーっと近づけば、案外逃げないでいてくれます。

小学生の頃、こうして日向ぼっこをしているカナヘビを素手で捕ることが得意でした。
後ろから近づいて、さっと手で押さえて捕るんですね。
押さえすぎると圧死してしまうし、かといって押さえが不十分だと逃げられてしまう。
微妙な力加減が必要です。

そうして捕ったカナヘビを飼いましたし、エアコンの室外機の下に生み付けられた卵を見つけて孵したこともあります。なので、自分にとっては、とても愛着のある生き物です。

今でも見つけると嬉しくなってしまう生き物の1つですね。

「放せ~!!放せってば~っ!!!!」

2011-06-23 | 自然観察(昆虫)

浮島ヶ原自然公園の木道を歩いていたら、ゴマダラカミキリに出会いました。
タチヤナギから出てきたのでしょう。



「もぉ~っ!!!いつまで掴んでいるんだよぉ~!!!放せ~っ!!!」

…なんて声が聞こえてきそうです。
青白い手足をじたばたさせて、ギュイギュイという音を立てて威嚇していました。

じゃ、木道の上でちょっと写真を撮らせてもらおうなんて思ったら…



歩く速さが速くて、顔がピンボケです。



すたすた歩いているのかと思ったら、飛び立って自分のズボンに着地。
なんだよ、一緒にいたいのかい。
あんなに嫌がったくせに。

なんて思っていたら、再び飛び立っていきました。
かわいいやつですが、果樹の幹に幼虫が穴を開け、枯死させてしまうこともある害虫でもあります。
果物農家にとっては、にっくき敵なのでしょうね。

ハラビロトンボのメスに出会いました

2011-06-22 | 自然観察(昆虫)

ハラビロトンボのメスに出会ったので、じっくり観察しました。
オスは成熟すると黒くなり、やがて青白く粉をふきます。
それに対して、メスは黄色地に黒の模様入りです。
正面から見ると、額の部分が青っぽい金属色なのも特徴です。



間近にとまったので、三脚を置いてじっくり撮影しました。
こちらが急な動きさえしなければ、かなり近づいても逃げずにいてくれるトンボでもあります。

まだもう少しの間、見ることができそうです。