★進め!!野外探検隊★

身近な自然を見つけるために、カメラを片手に走り回ってます。『むし倶楽部』の参加者募集中。

土曜に採集した魚 -アユカケ

2009-08-23 | 自然観察(魚)
なかなかいかつい顔をしているアユカケ。
富士市内では初めてみました。なかなか貫禄のある魚です。別名が「カマキリ」というくらい。

カジカの仲間で(…なんですが、ちゃっかりと本家のカジカを差し置いて、学名の種小名に「kazika」をもらっちゃっています)日本固有種です。この中ではもっとも大きくなり、30cmにもなるんだとか。
この個体は15cmほどでしたから、まだまだ若いですね。


大きい口です。見ての通り肉食魚で、エサを丸飲みにします。
で、アユが好物で「エラのトゲでアユをひっかける」という言い伝えから、この名前になったとか。実際にはひっかけないようですが、フィッシュイーターであることは確かです。
体に黒い紋が2つありますが、それを利用して石に化けてエサを待ち伏せるんだそうです。この紋を使って3つ分の小石に化けるってわけですね。
急にこの口で襲われたら、逃げられないでしょうねぇ。

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今日の一番の獲物?

2009-08-22 | 自然観察(魚)
体長20cmほどのマハゼ。
網でこのサイズが捕れるとは思っていませんでした。浅い岸辺の草の下をガサガサしたら入りました。


自分の手と比べるとこれぐらい。
このサイズのマハゼは、釣ったこともほとんどないように思います。


頭部のアップ。
上から見ると扁平な頭ですね。


横から見たマハゼ。
これはもう少し小さい個体です。


横からも頭部のアップを撮ってみました。
マハゼの顔つきは柔らかい感じだなと、いつも思います。のほほんとしているなぁ、と。

マハゼは午後も何匹か捕れたので、持ち帰って食べることにしました。
やっぱり天ぷらかな?

市内の川で生き物観察会でした。

2009-08-22 | 自然観察(魚)
市内の川で富士自然観察の会で観察会でした。
今日は、水に入って網で生き物を採る、いわゆる「ガサガサ」と言われる方法で採集しました。
この川での採集は初めてでしたが、予想以上に魚影が濃くて驚きました。街中を流れている川なんですけどね。生活排水も流れ込んでいて、ちょっと泥臭い面もありましたが、水遊びにはいい川でした。


今回の結果です。
さて、何種類写っているでしょうか。

ざっと名前をあげてみると、
・マハゼ ・ウキゴリの幼魚 ・スミウキゴリの幼魚 ・ヌマチチブ ・ウナギの幼魚 ・オイカワの幼魚 ・ボラの幼魚 ・アユカケ ・カワアナゴの幼魚 ・ヨシノボリ類の幼魚

写真から確認できるだけで10種類です。
それぞれの魚については、追ってアップしていく予定です。

実は、午前中の観察会で横から観察するためのケースを忘れてしまったので、昼食後にまた行きました(笑)
無事横からの画像も撮れましたが、遊んでいた子どもに捕まり夕方まで水遊びをしてしまいました。いやはや、子どもは元気ですね。

ミカンの木の下で

2009-08-21 | 自然観察(両生類)
出会ったアマガエル。
数匹いました。この裏山を歩いていると、飛び跳ねるアマガエルによく会います。
枯れ枝の先で落ち着いたところで、そーっと近づいてパチリ。


さらにアップで。
憎めない顔ですね。このブログにはいろいろな生き物が出てきますが、アマガエルは人気がある生き物の一つです。この顔がかわいいんですよね。


水路にはトノサマガエル。
背中の緑色がきれいでした。
こやつは、なかなかカメラにおさまってくれませんでしたが…

用水路でハグロトンボに会いました

2009-08-20 | 自然観察(昆虫)
以前、裏山で見つけたハグロトンボ。
(http://blog.goo.ne.jp/nozo_2/e/a1b7ff2b34479e2d308cdb68d0fa37a9)

8月になって用水路に下りてきていました。
流れの中にある石などに、とまっている様子が見えたので早速撮影。


レンズを通して目が合ってしまいました。
なにやら上から黒くて太い筒を振り回しているなぁ…なんて思っているんでしょうか。そんなには、こちらをきにしていない様子。


時々、ふわっと翅を広げるしぐさをします。
漆黒の翅に光が反射してきれいに見える瞬間がありました。


時には、このように翅を広げて静止することもあります。閉じていることのほうが圧倒的に多いですが。
ハグロトンボが属するカワトンボ科はイトトンボ亜目(均翅亜目)に含まれます。その亜目名の通り前後の翅の長さや大きさが同じことがよくわかります。
この仲間は、翅を閉じてとまることが多いです。
(おなじみのトンボたちが属するトンボ亜目(不均翅亜目)のトンボたちは、開いてとまる)

しばらくはこの用水路でなわばり争いが見られそうです。

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バラにとまっていたツマグロヒョウモン

2009-08-19 | 自然観察(昆虫)
バラにツマグロヒョウモンのオスがとまったので、じっくり観察してみました。
オスなので、典型的なヒョウモンチョウの模様ですね。
そーっと近づくと、静かにとまってくれているようです。


アップで撮れました。
カメラを近づけても逃げる様子はありません。
まだ翅もきれいで破れているところもないようです。


ちょっとななめ前から。
ユーモラスな顔つきをしていますね。
このツマグロヒョウモンからは、自分はどう写っているんでしょうね。


真正面からも撮ってみました。
チョウは、いつも横や上から見ることが多いので、正面から見ると違った印象をうけます。
何を思っているのやら。


さらにアップで。
よく見ると、なかなか複雑な模様をしています。
静かにとまっていて、触っても逃げる様子がありませんでした。リラックスしていたのか、体を休めていたのか…。

翅の裏も撮りたいな、と翅に触ったらさすがにまずいと思ったのか、ふわっと飛んでいきました。

ヤマトシジミをじっくり観察してみました

2009-08-18 | 自然観察(昆虫)
カタバミさえあれば、どこにでもいるヤマトシジミですが、ちょこまかと飛んでいるのでなかなか撮れないんですが、葉の上で日光浴をしていたので、そっと近づいてじっくり見てみました。


あまりにたくさんいるので、そう注目して見られることの少ないチョウですが、よくよく見ると翅のブルーのグラデーションがきれいなチョウだと思います。
もうちょっと大きな翅であれば人気が出たんじゃないかと思ったりします。


このような青い翅をもつのはオスで、メスは地味なグレーの翅ですが、秋になると青みを帯びた翅をもつメスも出てくるそうです。
また撮れたら紹介したいと思います。

道端で

2009-08-17 | 自然観察(昆虫)
ツマグロヒョウモンのメスを見つけました。
最近よく見かけます。
地面に降りて、ぱたぱたやっているのでそっと近づいてみました。


名前の通り、翅の先が黒くなって白い紋があるのがよくわかります。
ちょうど道端に生えているスミレのところに行くので、もしやと思って見ていました。


スミレの葉の裏に腹の先をつけています。
やはり産卵に来ていたようです。こんな道端のスミレで大丈夫なんでしょうか。


葉の裏を確認してみると、産みたての卵がありました。
ツマグロヒョウモンは、スミレ科の植物を幼虫の食草にするので、よく見かけるようになりました。
幼虫は黒と赤の体色なので、一見すると毒々しくてぎょっとします。パンジーによくくっついています。
害虫として駆除されてしまうことが多いですが、最近ではパンジーをエサにできて飼育が容易なため、小3理科の教材として使われることも多くなりました。
幼虫と成虫の色彩がまったく違うので、昆虫の「完全変態」を学ぶには、かえって直感で理解できていいのかな、なんて個人的には思います。

部屋に迷いこんできた

2009-08-16 | 自然観察(昆虫)
アオドウガネ。
ここのところよく見かけます。体色が銅色なドウガネブイブイを今までよく見ましたが、今年はなぜかアオドウガネの方をよく見ます。


さんざん飛び回って頭をぶつけたためか、そんなに動き回らずにじっとしていました。
明かりに向かって、飛んできたんでしょうね。


よく似たカナブンとの違いは、この頭部の形。
カナブンは頭部が四角に角張りますが、アオドウガネやドウガネブイブイは丸いです。
だから、ちょっとかわいい印象がしますね。体全体が丸っこいし。