「監督の前では、どんなときにも元気をアピールしろ。
本当は落ち込んでもいい、心ではフテクサレてもいい。
ただ監督の前では元気をアピールしろ」
その選手はなかなか試合に使ってもらえず、監督との不仲さえ噂されていた。
「このチームにいる限り、自分の出番はない」とひそかに思っていた。
しかし、私が、「クサらない自分」「落ち込まない自分」というイメージデザインをアドバイスした翌週、久しぶりに試合に起用されるというツキがあり、すっかりレギュラーに定着してしまった。
自分をどんなイメージにデザインし、どうプレゼンテーションしていくか。
その人の置かれた環境や状況、人生観や価値観によっても違うだろう。
しかし、ビジネスマンのプロを志すのであれば、こんな評判はぜひとも欲しい。
・ 「この仕事は、あの人がスペシャリストだ」という評判
・ 「あの人は仕事の不平や不満、他人の悪口は絶対に言わない」という評判
・ 「あの人は仕事に対して積極的で、責任感がある」という評判
・ 「あの人は期待されている」という評判
・ 「あの人は頼りになる」という評判
・ 「あの人は間違った発言はしない」という評判
実際に自分をそう変えようなどと、無理をする必要は少しもないことをくれぐれもいっておきたい。
見た目でいい。評判でいい。大切なのは内実ではない。
あくまでもラッピングであり、「他人にどう思われるか」が大切なのだ。
しかし、スーパーコンピューターである人間の脳は、無意識のうちに他人に貼られた自分のレッテルに反応する。
知らないうちに自分をレッテルに適応させていく。
そのうち、条件づけられたデザイン通りの自分に、イヤでもなってしまうのである。
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