日本人をよく見ています。
私もこの傾向があります。考え方を変えなければと思っています。
サワコの朝。
阿川佐和子さんの人柄と話術が本当に素晴らしいですね。
本日(25日)のゲストは、ドナルド・キーンさんでした。
ドナルド・キーンさんは米国生まれで日本文学と日本文化研究の
第一人者ですが、東日本大震災後に日本国籍を取得されました。
阿川さんが「日本人の悪い点はどこだと思いますか?」と
質問すると、ドナルド・キーンさんは次のように答えていました。
「日本人は極端に走り過ぎる傾向がある」(私の記憶が少し曖昧)
日本人は、「最高」の状態でなければ「最低」だと捉えてしまう
傾向があるというのです。
日本は世界に比べると断然良い国なのに、暗いニュースが続くと
「日本はダメだ~」「日本人はダメだ~」とすぐ思ってしまいます。
ソニー、パナソニック、シャープが赤字続きで「経済はダメだ~」、
ロンドン五輪の柔道男子は「金メダル0」なので「柔道はダメだ~」。
「あれもダメだ~」「これもダメだ~」というマスコミのニュースに
振り回されないことです。
日本はいまだに世界の中の経済大国です。治安もいい。環境もいい。
私たちは寝る場所があり3食の御飯を食べることができます。
逆に、バブルの時代は「日本はスゴイ~」「日本人はスゴイ~」と
浮かれて勘違いをしていました。
ドナルド・キーンさんは、「日本はちょうど良い時代を迎えている」
とも話していました。
日本は戦中戦後の「最低」を体験し、バブル時代の「最高」も体験した
世界から見たら稀な国です。
今朝のドナルド・キーンさんの話を聞きながら、「最低」と「最高」の
両方を味わった日本の未来がとても楽しみになりました。