7:50AM頃、敦煌駅に到着。
タクシー運転手やら いろいろな人に声をかけられるが、ある男が指さしたマイクロバスに人がたくさん乗っていたので、これは安全だなと そこに決める。町から130kmも離れている、15元ならOKだ。
8:30AM頃出発し、延々と荒涼とした土地を走り続け、11:00AM頃、バスターミナルに到着。
すぐ目の前の「飛天賓館」へ。ドミトリー20元(約260円)。ロビーのある建物ではなく、別館へ。
カギのない8人部屋。広い室内に扇風機一つ。夜 寝るときに暑くないか心配だ。
すぐに外に出て、Ying Ying Cafeに向かう。ここのホテルから歩いて10分程のモールのそばにある。ここは旦那が日本人(このとき日本に住んでいる)で奥さんが中国人のお店。日本語の上手な奥さんが切り盛りしている。
ここには日本のメニューがある。中華料理に飽きてきた自分達…この店にくるのが楽しみだったのだ。
Sada氏はお好み焼き(20元)、自分は好物のしょうが焼き定食(28元)を注文。
おそらく一人で作っているのだろう。結構 出来上がるまで時間がかかった。まずはSada氏のキャベツお好み焼き…上に載っているカツオブシがおどっている…。次に 自分のしょうが焼き…キャベツがこんもり、ご飯と玉子スープ、きゅうりの漬物。う…うまい…!!しっかりと日本の味だ。
しばらく冷たい水を飲みながら、まったり過ごし、ネット屋へ。
Windows98のパソコンのネットする。一時間後突然ログイン画面に。どうやら1時間のみ申し込んだと思われたんだろう。ちょうどよいので、他のネット屋を探す。
次に入ったところは、パソコンなどが新しく、WindowsXPだ。日本語が使えるのでメールの返事やブログを更新したりする。2時間30分ほどやったあと、パソコンが止まってしまったのでこれで終わりにしようと、カウンターへ。
すると店の男が50元だという。聞き間違えたと思い5元をだすと(相場は1時間2~3元)、違う50元だという。Sada氏とは別会計だというジェスチャーをすると25元(約325円)になる。それでも高い。
しかし、自分の性格のよくないところで、こういうときにいまいち状況が冷静に判断できず とりあえず払ってしまう。そして後で時間が経つにつれ、後悔と怒りがこみあげてくるというのがいつものパターン。
自分が店を出て一分後、同様に25元払ったSada氏が出てきた、…彼の目は燃えていた…。「紙とペンを貸して」そういってカウンターに戻る。
Sada氏が 英語のまったく通じない店の男(25歳くらい)に筆談を始める。
「中国人2元、日本人10元なのか?!」始めは取り合おうとしなかった男も 苦笑いでうなずいた。
それから自分はYing Ying Cafeに行き、このあたりの相場を確認すると、やはり2~3元とのこと。奥さんも怒って「9元(3元×3時間と計算して)にしないと警察を呼ぶぞ」と紙に書く。
それを持って店に戻ると、お客の若い長身の男が「Can I Help You?」と言ってきた。どうやら通訳をかってでてくれたようだ。彼に本当の値段を聞くと1時間5元とのこと。お店の男と友達になると2元になるとのこと…本当かなぁ…。
Cafeで書いてもらった紙をその長身の男に見せると「なぜだ?なぜだ?」と動揺していた。
いろいろ長々と交渉した挙句、店の男が 渋々それぞれに10元返却した。粘り勝ちだ。
しかしSada氏の店の男に対する怒りが収まらないらしく、男に公安にいくと伝え、店を出る。
しばらくすると店から長身の男があわてて駆け寄ってきた。てっきり公安に行くのを引き止めるのかと思ったが「公安どこだ?」の問いに 素直に答える。Sada氏もこの男の素直さ(?)にだんだん冷静になってきたが、いい経験だということで公安に行く。
長身の男と一緒に入り、警官と話をする。ここは日本で言うところの交番に当たるところのようで、パトカーに乗り大きな建物へ。
入口の横の部屋でしばらく待たされる。英語を話せる警察の人間を呼んだとの事。
その間、長身の男と会話。「なんで僕達にさっき高い値段を要求してきたと思う?」と尋ねると「うーん」と悩んだ挙句、「自分の友人の知り合いの外国人は中国旅行にきた最後に、中国人嫌い、と言った」とのこと。それを話した後、すぐに自分は日本が好きだとか日本製品は凄いとか…。あぁ、なんとなく彼の言いたい事はわかった。店の男は日本人が嫌いだったんじゃないかということだ。
直接的にそういうこと言わないし、かなり少ない英語のボキャブラリーで言葉を選んで話している。この長身の男は非常にいいやつなんだな。
もう自分達は気がすんだので帰ろうとすると、バイクに乗った禿げたおっさんがやってきた。彼が待っていた「英語が話せる男」のようだ…そのハズだった。来てからも長身の男と中国語で話続ける。確認すると、彼は英語が話せる訳でもなく、ただのPolice Officerとのこと…。なんだそれ…。
どこかに携帯で電話をかけ、突然それを渡された。聞くと受話器の向こうは物凄く片言の英語。なんとか聞きとると「今日の夜、例のネット屋の営業をストップさせる。それと値段表を壁に貼るようにさせる」とのこと。
長身の男は 長い時間がんばてくれいろいろ困らせてしまった。でも僕達はあのネット屋の男を困らせたかっただけだ。今日の夜だけでも営業停止にできたという結果になったが、中国でもちゃんと警察が動いてくれるということで少し意外だった。内陸の人間という気質も関係しているのかな。
ホテルはどこか?と聞かれたが答えたくなかったので、夕食をとるからということでごまかした。するとモールの手前まで警察の車でおくってくれた。
ここのモール、昼間来たときは何も無く殺風景だったが、このときは多くの屋台がずらっと並び壮観だった。
ある 人がよさそうなおっちゃんに「シシカバブ~」と声をかけられたので、いくらか尋ねると「1元(約13円)」さっそくSada氏とあわせて4本注文。
焼きながらいろいろな肉の説明をしだす。調子に乗って白い皮のよな肉も2本追加。
その後 屋台街を練り歩くが声をかけてくれる人達の愛想がいい。少しここ敦煌で長居してしまいそうだ。
Ying Ying Cafeに行き、Sada氏と二人でカレーライス(30元=約390円)を注文。
日本からカレーのルーを輸入しているだけあって、そのまんま日本のカレーの味だ。こういう単純なことだが、日本ってやっぱりいいなぁとおもってしまう。
ホテルに戻り、同じドミトリー内の日本人やオーストラリア人と会話して就寝。
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['05中国旅行記]
再出店可能ですけど、場所が開発で取られちゃったので、その場合は別の所になるでしょうね。
今は、別の人(英英ご夫妻のご友人)ががんばって後を次いで営業されています。
こまは9月に行く予定なので、そんとき冷やかしに行ってきます。