恨みは消えない
「許したら、忘れたら悪いあいつが丸々得をする」
こんな思いが恨みを消せないもっとも大きな原因だ。
恨みを持つ間、あなたは心がその思いで蝕まれる。どんどん不幸になる。
そのはけ口は恨む相手に向けられる。
恨みがますます大きくなる。
あなたの貴重な時間が、恨みのために失われていく
自分の手で己の心を絞め殺す。
損得の感情は根深い
許したら相手が得をする。得を相手笑って . . . 本文を読む
理由なく憂鬱な時がある
それは自分の意志とは無関係に生まれてくるように見える
その憂鬱を受け入れて瞑想すると
面白いものが見えてくる
倦怠や、恐れ、不安などが霞の中で渦巻いている光景だ。
そのもっと奥に入っていくと
得るものと失うものに対する思いが見えてくる
得たいものがやってこない倦怠、失うことに対する恐れと不安。
さらにその奥には目指す真実がある
そこは、得ることも失うことも . . . 本文を読む
心の中を瞑想すると、その芯が見えてくる
その外にある心は、自分の意志で自由に変えて、好みの姿に変えることができる
しかしそれができないところがある
自分の意志ではどうにもならないところ
それが心の芯を見分けるしるしだ。
芯は堅い殻でおおわれている
意志はそれを打ち破れと言っている。
その中には何があるのか
私の心の旅は、今こんなところにいる。
. . . 本文を読む
苦悩がやってくると、それはチャンスだ
受け入れたその先に必ず真実があるから。
人生は際限なくその繰り返しだ
そしてあるとき、突然理解がやってくる。
その直前まで、人は苦悩し続ける。
波の様に押し寄せる苦悩を受け入れ続けたら
やがて、千と一回目にやってきた苦悩が霧のように消えて
突然理解が生まれている。
苦悩に感謝すればいい . . . 本文を読む
心の中に安らかな感じがするエネルギーを感じたら
それを両手ですくい取るようなイメージを持って眺めてみよう。
無理やり自分のほうに取り込もうとしたり、握りしめたりすると消えてしまう、デリケートなエネルギーだ。
そしてそれがあなたの幸せの正体。
いいかい、大切なことはそのエネルギーを捕まえようとしないことなんだ。
そっと、優しく手のひらに受け止める。
そして自分のほうからそのエネルギーの中 . . . 本文を読む
人間は考える葦である。
外国の偉い人が言った言葉だそうだ。
この考えることを
私たちは自分の意志で働かせているのだろうか
そのことを長年考えてきた。
こう書くともう矛盾が出てくる。
考えるといいうことを正しくとらえるのは難しい。
自分とは何かという問いかけの
もっとも根源にある問題だ。
結局その実体は葦と同じ存在なのだが。
. . . 本文を読む
どんなところでもいい
路傍の花を無心に眺めてごらん
そこには真実に生きるお手本がある。
私たちの命は
この花と同じものでできている。
命はみな一つにつながっている。
同じ幸せを共感することができる。
不幸はマインドコントロールが作り出す。
なぜならマインドコントロールで得る幸せはどれもみな偽物だからだ。
つまり不幸は人間固有の産物だ。
そして花には幸せが詰まって . . . 本文を読む
子供のころ、ようやく村に1台テレビが入った。
村中のものが集まって色のないテレビを観た記憶がある。
ある日、四谷怪談の放送があった。
私は怖さのあまり両手で顔を覆い、その指の隙間からテレビを見ていた。
怖いのに見たい。
今から思えば、それは人の心のあり様を正直に現したものだった。
私たちは真実を直接見ることはできない。
私たちが知る世界のすべては、人の認識が作り上げた . . . 本文を読む