起業会計

公認会計士による仙台TEOの起業支援活動、会計トピック、監査トピックの解説

従業員をやる気にさせるには?

2006-02-24 01:16:32 | 起業家支援
久しぶりにいい番組を見ました。
NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」。

星野リゾートの社長の仕事を追ったドキュメンタリーです(再放送でした)。
ちなみに、番組では、旅館の再生を行っていました。


業績不振の旅館で、従業員の士気も下がり、従業員同士がギスギスしている状態で、再生として乗り出した星野氏。
どうやって従業員のやる気を引き出すのかとても興味がありました。

そこでは、従業員が自ら考え、共通認識の下に目標を設定し、希望に燃えていくという展開になっていきます。

まず、星野氏は独自に旅館を詳細に分析し、旅館の強み・弱みを把握させていました。コンセプトをはっきりさせれば、再生は難しくないと思ったのだと思います。
ただ、従業員をやる気にさせるためには、「仕掛け」が必要だったようです。
その仕掛けとは、従業員が自ら考え、皆で旅館のコンセプトを共通認識として共有することです。
そのために、ブレーンストーミングをし、方向性を導きながら、従業員の興味のある方向を探っていました。

その旅館では、もっとも満足度が高い熟年女性にフォーカスをあて、彼女たちに喜んでもらうために何をするべきかを考え、戦略を練るということを従業員皆で考え、アイデアを出し合っていました。
最初はうつむき加減だった従業員が、生き生きとしてどんどんアイデアを出していく変化がとても印象的でした。

従業員にどうやってやる気を持ってもらうか、その極意の片鱗を見せてもらった気がします。


^^^^^^
印象的なセリフ(正確には覚えていませんが、たしかこのようなことを言っていたと思うことを書いてみました。脚色もしています。自分が感じたようにアドリブも入れています)

残った社員が財産
苦しい旅館だったので人がどんどん辞めてしまったが、残った社員もいる。
彼ら(彼女ら)は、なぜ旅館に残ったのだろうか?
それは、旅館という仕事が、根本的にお客さんに喜んでもらう商売で、お客さんに喜んでもらうことに働く人は、意義を見出しているからである。
だから、会社の思いと従業員の思いを共有させることは困難ではない。

会社が従業員にしてあげられることを考えたとき、高い給料を出してあげられるわけではないし、十分に休みもあげられない、してあげられることと言えば、やりがいのある仕事、満足感のある仕事しかない。だから、働いている人たちには、自分たちのやりたい事、面白いと感じたことをやってもらう以外に(してあげられることは)ない。

僕は、従業員には怒ったことがありません。
残ってくれたことだけでもとても嬉しいので、とても怒るという気にはなりません。



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1 コメント

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見てましたよ (ととさま)
2006-02-24 14:12:46
放送見ていました。

見覚えがあったと思いますが、あの軽井沢の結婚式のときにお世話になり、シャンペントーストをやったところです。利用した当事良いアイデアがあるところだと感じていました。りのちゃん もうすぐお雛様。お祝いしたらかわいい写真送ります
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