だいぶ前に読み終わっていましたが、諸事情でエントリーが遅くなってしまいました・・・。
非常に臨場感が溢れていてリアリティのある内容でした。
前半は、ライブドア事件の概要をわかりやすくまとめているので、ライブドア事件って何だったの?と思っている方にはちょうど良いかと思われます。
事件の当事者が書いているわけですから、誰よりも事件の本質が分かって当然でしょうけど。
新聞やブログなどに載っていたこの本の感想を読むと、「著者が弁解をしている」などと批判をしているものもありましたが、読み終わって、それはちょっと酷ではないかと思いました。今回の事件にあたって監査人は、監査契約を解除すべきだったかもしれませんが、決定的な証拠をつかめないまま一方的に監査契約を解除することは不可能に近かったのではないでしょうか。特にライブドアは上場会社だったわけですから、なおさらです。
ライブドアの監査契約を破棄しなかったのは、後から見るとまずかったのかもしれませんが、もし自分がライブドアの監査人だったとして、監査契約を破棄できる自身のある人は何人いるでしょうか?多分ほとんどの人はそこまでの決断はできないと思います。
ところで、日本のほとんどの上場会社は、いわゆる四大監査法人が行っています。
人によっては、四大監査法人は海外のBig4と呼ばれる会計事務所と提携していて質は高いけれど、それ以外の100以上ある中小の監査法人は監査の質が低いから、中小の監査法人の監査報告書は信用できないと言う人がいます。
ライブドアは中小監査法人が監査を行っていたため、そのような論調で中小監査法人の批判をする人もいました。
本書にもそのようなことが書かれていましたが、中小監査法人は大手とは異なるリスク管理があるとのことです。まあ、下手をすると逮捕されてしまうわけですから、当然といえば当然ですが、なるほどなと思いました。
この本は、現役の会計士はぜひ読んでおくべきだとおもいます。
カネボウ事件、ライブドア事件などが続き、監査を取り巻く環境は、数年前から大きく変わりつつあります。
そんなことを実感させる内容でした。
非常に臨場感が溢れていてリアリティのある内容でした。
前半は、ライブドア事件の概要をわかりやすくまとめているので、ライブドア事件って何だったの?と思っている方にはちょうど良いかと思われます。
事件の当事者が書いているわけですから、誰よりも事件の本質が分かって当然でしょうけど。
新聞やブログなどに載っていたこの本の感想を読むと、「著者が弁解をしている」などと批判をしているものもありましたが、読み終わって、それはちょっと酷ではないかと思いました。今回の事件にあたって監査人は、監査契約を解除すべきだったかもしれませんが、決定的な証拠をつかめないまま一方的に監査契約を解除することは不可能に近かったのではないでしょうか。特にライブドアは上場会社だったわけですから、なおさらです。
ライブドアの監査契約を破棄しなかったのは、後から見るとまずかったのかもしれませんが、もし自分がライブドアの監査人だったとして、監査契約を破棄できる自身のある人は何人いるでしょうか?多分ほとんどの人はそこまでの決断はできないと思います。
ところで、日本のほとんどの上場会社は、いわゆる四大監査法人が行っています。
人によっては、四大監査法人は海外のBig4と呼ばれる会計事務所と提携していて質は高いけれど、それ以外の100以上ある中小の監査法人は監査の質が低いから、中小の監査法人の監査報告書は信用できないと言う人がいます。
ライブドアは中小監査法人が監査を行っていたため、そのような論調で中小監査法人の批判をする人もいました。
本書にもそのようなことが書かれていましたが、中小監査法人は大手とは異なるリスク管理があるとのことです。まあ、下手をすると逮捕されてしまうわけですから、当然といえば当然ですが、なるほどなと思いました。
この本は、現役の会計士はぜひ読んでおくべきだとおもいます。
カネボウ事件、ライブドア事件などが続き、監査を取り巻く環境は、数年前から大きく変わりつつあります。
そんなことを実感させる内容でした。
この度、第2回税務会計系ブロガーサミットを開催することとなりました。
詳細等は当方のブログをご覧下さい。
なお、記事の内容に関係なかったことをお詫びいたします。